日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

神様とお稲荷さん、そして夜の神社

(っ'ヮ')╮ -.。.:*・'(。・н・。)パクッ


どうも、ひのきですm(*_ _)m


今日は節分、そして "大晦日" 、明日の立春からは "新年" ですね"(ノ*>∀<)ノ


諸説ありますが大雑把には、豆まきは夜に家主(家長)が撒くのが良いそうで、その後に豆を歳の数+1~2個(地域によって違うんだってね)多く食べる、そして撒いた豆は立春の朝に掃除するそうです

本当は玄関に柊鰯とかもあるのですが、アパート住まいだとなかなかね( ̄▽ ̄;)


さて今回は神様と稲荷についての独りごちです


御祭神をしっかり確認しながら神社を巡り始めると宇迦之御魂神がやたら多いことに気付きます

これは民間信仰で一番生活に密着した身近な神様だったことが理由に挙げられるでしょう

宇迦之御魂神(倉稲魂命)(保食神と同じ神様とも言われています)は稲荷神社の御祭神様で、"稲荷"と名のつく神社で御祭神にウカ様がいらっしゃらない神社は殆ど無いかと思いますf:id:hinoki_kaonashi:20201115175953j:plain


そのお姿は老人であったり女性であったりしますが、私個人的には仙人のようなお爺さんのイメージです

古事記や伝承などには神様が性別無しで書かれていたり、はたまた書物により男女年齢が様々だったりします

そういえば太陽神は男性的に描かれることが多いイメージですが、天照様は女性として書かれることが多いですね


さて、稲荷と言えば都市伝説というか、まことしやかに語られる噂をよく目に耳にします

「一度参拝したら行き続けないと祟られる」
「良い事があったらしっかりとお礼参りをしないと罰が与えられる」
「他の神様が祀られる神社へ行く(浮気する)と嫉まれて悪いことが起こる」
「稲荷様を他の神社と同じ神棚に祀ってはいけない」


とある神社で実際にこんな事がありました

都心の高台に鎮座するその神社は本殿の脇に境内摂社としてとても立派な稲荷社が鎮座している

とある参拝客の会話が大きな声で耳に入ってきた

「あのさぁ、稲荷は生半可な気持ちで参拝しちゃダメなんだよ。あれ見て?お酒とか油揚げとか供えてあるじゃん?あぁやってお礼参りしないとさ、狐の神様に睨まれちまうんだよ。願い事をして良い事あったのにしっかりとお礼しないと俺みたいに悪いこと起きるんだよ」

こうして稲荷さんへは参拝すること無く本殿だけに手を合わせて帰って行かれました

実際にどのような良い事があってその後どんな悪い事が起きたのかはわかりませんけど、言い方からするとなかなかな事があったようですね


大前提として、考え方は人それぞれですし、境内にある全ての社に参拝する必要も無いと思っています

ご挨拶するにしても、なんなら毎日のウォーキングやランニングついでに鳥居の外からサッとお辞儀だけしていく人なんかも居ますがそういうのでも十分に"気持ち"がこもっていると思います


ということで問題点ですが、まず、稲荷社の御祭神は宇迦之御魂神であり、供えられている白狐様はあくまでも眷属様(神様のお使い)であって狐自体が神様という訳ではありません

※ 特に目覚しい活躍をされた眷属が〇〇神とされることはあります

恐らくですが、神の眷属なる狐が勝手に人へ悪さをしたらご主人様(神様)がお叱りになるでしょうし、本当に狐の罰を受けたのならばその人自身が罰されるほどの悪いことをしたか、或いはその神社の眷属ではない別の悪い狐に騙されちゃってたなんてことも考えられるかも?(´・ω・`)


次に、都合の良い時だけて頼っておいてその結果良い事があってもお礼なんて言わない、そんな姿勢の人が居たら我々だって嫌じゃないですか???

よく、神頼みしたのに何も起こらない!って言う人が居ますけど、神様は自分自身で頑張っている人のお手伝いしかしてくれません(たぶんw)


そして最も重大なポイントはココ(↓)です


"この神社さんの主祭神は宇迦之御魂神です"


そう、この方は本殿だけご挨拶して稲荷社は避けていきましたが、実はどちらにも宇迦之御魂神が祀られているのです

つまり、ウカ様にご挨拶しておきながらそのウカ様の目の前でウカ様の眷属を神様だと間違い、悪口まで言って帰って行った、ということになります(ややこしい)

まぁ、狐が悪さをするとか細い目でキッとした目付き(凛々しいと思うんだけどなぁ)などのイメージがあるのでわからなくも無いんですけどね(子供なんか怖がったりするしやはり独特な雰囲気はありますよね)


さて、この神社、実は元々"稲荷"として建てられていたのです

それが変遷を経て"稲荷"が取れた〇〇神社と名が変わり、それと共に狐も置かれなくなり、狐が居なくなると油揚げ等のお供え物も置かれなくなったのです

勿論、"稲荷"の名がついていながら狐が置かれていないところもあれば、"稲荷"の名が無く狐も置かれていないのに油揚げが供えられているところもあったりします(ややこしい)

ちなみに狐の好物である油揚げやおいなりを供えるからお狐様自体が神様だと勘違いしてしまいがちですが、我々の願い事を神様へと届けてくださるのが眷属のお仕事ですから、その眷属様へのお気持ちとしてお供えをしているわけです

弁財天様の眷属は蛇ですから、そちらにはみなさん蛇の好物である卵を供えていかれますよね

眷属の中でもダントツの人気を誇るのが龍神様! おや、神が付いてますね? これは眷属の中でも大きく活躍されているのが龍ということで神格化されており、まだ若い(活躍の足りない?)龍は神様にならない"龍"なのだそうですよ


さて、主祭神がウカ様なのに境内末社にもウカ様が居る、いやそれどころか境内末社に3つも4つも稲荷社があるというウカ様祭り状態の神社もあるというのは何故なのか

古来、ウカ様、つまり稲荷については当主、侍、名主など名のある者だけでなく村人や農民などによっても祀られることが多かったことからかなりの数がありました

一度祀られた稲荷は一族の移転や廃村などがあってもそのまま遺され、付近の村人や別の方が引き継いでいきます

神様ですからおいそれと取り壊すわけにはいきません、誰も来なくなってしまった社は近くの神社内に移設されることになります、これが境内社です(本殿内に合祀される場合もあります)

勿論、近くに他の神社も無いとなると移設することも出来ず荒れ果てたまま遺されることとなりますが、そういった社であっても壊そうとするとよからぬ事が起こるとして手付かずになってしまうようです


稲荷社の御神璽は神棚に混ぜて祀ってはいけない論に至っては、神棚にお祭りすべき氏神様が元稲荷社から名前の変わった宇迦之御魂神を祭神とする神社だったらどうしろと?って話です(うちの氏神様がそうですけどねw)

ね? もう狐を悪者にしてるだけなんですよね


って散々語っておきながらではありますが、こればっかりは正解が存在しません

私には見えも聞こえもしませんので、"本当に"見えたり聞こえたりする方の言っていることが真実かもしれません

もしかしたら、神様がいらっしゃるように見せ掛けて悪い狐が眷属のフリをしている、なんていう偽稲荷があるのかもしれません......


そういえば、夜の神社が良くないとする説もありますが、こちらは概ね皆さん同じ意見のようです

個人的にかなり納得した理由はこのみっつ

・神社は神様の家、夜に尋ねるのは失礼
・神社は神様が座られる場所、夜には帰っていかれるので夜訪ねるのは空き巣になる

これらは似ていますが、神社を神様が住まう場所とするか滞在される場所とするかの違いですね

個人的には、同じ神様を祀る場所がたくさんありますので、神社は神様が各所を巡る時の拠点だと思っています

だから、神社に行っても特に何も感じない時は他の神社へ行っていらっしゃると思っていますが、だからと言ってご利益が無い訳ではなく、そこで活躍されるのが眷属様!

狐、獅子、犬、龍、そして鳥などが、その時は不在である神様へと願いを届けてくれると思っています(●︎´▽︎`●︎)b

そしてもうひとつ

・神様が帰られたのを見計らい、魔物(魑魅魍魎)が神聖なエネルギーを喰いに集まっている

なるほど! 神様が遺したエネルギーを喰いに来ている魔物の中に飛び込んでしまったら、自分の神様へ捧げるエネルギーまでも喰らい尽くされてしまうわけですね!

まぁ純粋に管理上の問題と防犯上の問題も多大にあるとは思いますが、だから夕方から早朝まで門を閉める神社さんが多いんですね

あれれ? では夜でも開放されていてしかも居心地良く感じる神社さんはどうなのでしょう?

こりゃまた完全に想像ですけど、そういった神社さんは神様が夜も起きていらっしゃる、眷属さんが夜通し守ってくれている、だと思います

…が! もしかしたら物の怪が我々の良い気を喰らうために居心地良く感じさせているのかもしれません


私の場合は、極力夜は避けますが、通り掛かった時に気になった場合は鳥居の外からお辞儀だけします

その時、夜にもかかわらずどうも呼ばれている気がする時は暫く様子を窺い、やはり入るべきだと感じたら素直に入ることもあります

何より、何故か夜行った方が心地の良い神社さんもありますから不思議なものです