今日は新暦三の午で一粒万倍日で大明日で月徳日で神吉日ですね
だから何ってほどではないのですが、良きものは取り入れ悪しきものは無視するスタンスです
どうも、ひのきですm(*_ _)m
さぁ、今回は凄いです
ほんと、凄いです
とある日のこと
この日も賑わっていていつもの様にご挨拶したのですが、どうも列に並んでの参拝は周りに気を使ってしまって思うように頭がスッキリしません
なんともモヤモヤした気分のまま、別の目的地へ向けて歩いていきます
すると珍しいことに、彼女が目立たない路地の中の幟を見付けました
え??? という感じだったのでこちらから向かった写真がないのですが、、、
そこはマンションの下
え??? 嘘でしょ???
どう見てもマンション下の駐輪スペース………
ですが、左側の石柱に赤字で ⛩出世稲荷 と書かれているのだから間違いないとは思います
よく見ると奥の方にそれらしき………
よそ様の敷地へ入り込むような申し訳なさと戦いつつ、そろりそろりと入っていきます
なんと、ありました
しっかりとした鳥居、手水舎もあります
いや、もう薄暗いし駐輪所の奥だしマンションの下だし手前には洗濯乾燥機(しかも使用不可)とか置いてあるし、、、これはいくら社は残すものだとしても残し方が…
と思ったのですが、なんでしょう、やや不気味ながら嫌な感じは一切せず、淀むというよりはピリッと締まった空気感なのです
失礼します…ぇぇぇぇええええええ!!!
やや埃っぽくはありますが、手水舎も綺麗だしなんと言ってもしっかりとした迫力ある御堂はまるで観音堂のように座し、神々しさを放っています
稲荷神社ですので御祭神は倉稲魂命です
ですが、ウカ様にも関わらず私が全く気付かず彼女の方が気付いたというのは珍しい、重ねてこの迫力
ここは一人づつにして、彼女からご挨拶することに
二礼……パンパンッ………(ご挨拶)
その様子を見ていた時
コツッ
ん???
パンッ、ピキッ
ん?ん?ん???
あれ?気の所為かしら
そういえば小網神社では心地よい風が吹いていたけれど、ここには全く風が入ってこずシンとしています
すると彼女のご挨拶が終わったので代わります
一礼、神前に進み、一礼、、、
御堂の中はこんな感じ
龍の彫られた木板がかかっています
とても引き込まれるような素敵な雰囲気です
さぁご挨拶を.......
コンッ
お???
カツンッ、ピシッ
ええっ?!
こちらは御堂になっているので正面は硝子と木枠の大きな観音開き戸になっているのですが、内側からガラスを突くような音がするんです
彼女の時に2~3回、私の時には4回ほど
これがどうして、風も吹いていませんし、扉か軋んだような音も全くなく、ただ、ピシッ、コツッといった乾いた瞬発的で小さな、でもはっきりした音がしたんです
ちなみに、境内に入ってから暫く様子を伺ったり写真を撮ったりしている間にはそのような音には全く気付かなかったのですが
そして二人の挨拶が終わった後、ねぇねぇ、音…と言ったら「やっぱり?」と返ってきます
まさかな、、、と暫く御堂の前、すぐ近くで様子を見ていたのですが、そのような音は全く鳴らない
何故か、彼女と私が手を合わせていた時だけ、その音は鳴ったのです
?????
最近、ちょっと怖い系YouTubeをふたりで観まくっていたのでラップ音なんか聴いちゃったのか?
ちなみに後日、今度は一人で訪れた時は ミシッ ミシッ と普通に木の扉が軋む音だけで、コツッ という音はしませんでした(ただ、やはり御堂に向き合っている時だけしか鳴りませんでしたけど)
いやいや、でもとーっても居心地良いのです
陽も入らない(裏の駐車場?空き地から薄明るくはなっていますが)こんな場所にも関わらず、ちょっと緊張する空気感ではありますが、それでもとても居心地が良いのです
うん、不思議だ
彼女がご挨拶している時にこの音がなって見渡した時に、御堂の左下に小さな石像があることに気付いたそうです
私はご挨拶を終え振り返って彼女から教えられるまで気付きませんでした
やはり彼女が呼ばれたんでしょうねぇ
でも自分の時にもコツコツ鳴ってくれて良かった
10分ほどは居たでしょうか、そろそろ、と鳥居を出て駐輪所を進み始めたその時、ピリッ、ピリピリッとブレスレットをしている左手首内側に刺激が来ました
え? 帰ろうとした今??? とも思いましたが、久々にハッキリしたピリピリ感でした
マンションを出て、元の道に戻ろうとする彼女を制し、逆側へ進もうと何故か提案
すると神社由来が書かれた板がありました
ね?この写真の奥側を左手側から右手方向へ横切ろうとしていて彼女が気付き、こちらへとやって来たのですが、まさかあのマンションの下に神社があるとは思わないですよね
そしてこちらが由来です
なんともびっくりです
北条家浪人 庄司甚右衛門だとっ?!?!
ご存知の方はいらっしゃるでしょうか
私にとってはとっても身近(?)な方です
私の敬愛する作家 故 隆慶一郎氏
彼の遺した作品でも最も有名と思われるのが、一夢庵風流記、これが原哲夫氏の依頼により話の筋に(漫画向けに)少し手を加えられたものこそ、花の慶次なのです
この花の慶次の原作中では幼少時の庄司甚内として現れ、同著 吉原御免状シリーズにて庄司甚右衛門が描かれます
庄司甚右衛門は家康の許しを得て江戸に遊廓吉原を開いた人物です
すっげぇぇぇぇぇええええ!!!
そして、この地に彼の屋敷があり、彼が中心となって祀った稲荷が今も大切に祀られている!
初代市川團十郎さんが日参していたというほどの力が、やはりこの神社にはあったようです
しかも、やけに立派な御堂だと思ったのもそのはず、関東大震災で焼失した社殿を建て直したのは椙森神社建て直しで出た木材が使われたのですね
いやぁ、凄い! というか、なんでこんな凄い神社がこんなところに!! っていうかなんで今まで知らなかったんだ!!! 日本橋すげぇ!!!!
名前の由来については元の名が分かっておらず、初代市川團十郎氏がこちらのご利益で名を上げたということで出世稲荷とされ、岩代稲荷は付近にあったのが合祀されたということです
あくまでも住まわれている方のいらっしゃるマンションの下なので配慮は欠かせませんが、こちら、是非ご挨拶してください
その後、元の目的地である東日本橋方面を目指して歩き始めてすぐの事
一度参拝したことはあったのですが偶然通り掛かっただけなので場所を覚えていなかった椙森神社の前に出ました
これにもまたびっくりです( ̄▽ ̄;)
素晴らしい神社との出会いは、事前に調べてというのも良いのですが、こんな感じで偶然に出会うという時こそ、まさに今、その神社に呼ばれそのご利益に縁がある時なんだ、と感じてしまいますよね(*^^*)
いやー、もうほんっとに凄かったです!
ちなみに、出世稲荷神社の由来が書かれたものの左側にも染みと掠れで全く読めなくなった額があったのですが、今、こうして写真を見ると。。。
まるで蛇か龍のようですね!
うん、真正面から見ると…染みかw
いや、あやかりたいあやかりたい(-人-)