こんばんは、ひのきですm(*_ _)m
今回は田無神社です
そうです、以前にも書きました、といっても4ヶ月前のこと、神社としては二社目の記事でございました
あの頃はまだ神様についてよく分かって居らず(それでも物凄いパワーを感じましたが)(っていうかまだそれだけしか経ってないのかっ!?)、改めて再訪してみるとまた少し深い感じで過ごすことが出来たので改めまして(^ω^)b
田無神社といえば五龍神と縁結びで有名ですが、はて、御祭神は? 本堂に祀られている金龍様? 大国主命様? あれ?
ご由緒によりますと、鎌倉時代に尉殿大権現として龍神様が祀られたのが始まりなのだそうです
諸説あるようですが、その後、級津彦命と級戸辺命が、そして大国主命と須佐之男命と猿田彦命と八街比古命と八街比売命と日本武尊と応神天皇と大鳳大神とその他多数の神様が合祀されたとのことです(多いっ!)
なるほど、はじまりは龍神様なのですね
級津彦命と級戸辺命は伊弉諾・伊弉冉から生まれた風と雨を司る夫婦神だそうで、なんと『神風』の元となった神様だそうです
時は鎌倉、元寇に際し朝廷からの勅使により伊勢神宮にて末社であったこの夫婦神への祈祷が行われたところ暴風雨により元軍が大損害を受け撤退、その事から別宮に格上げされたそうです
現在の研究では、神風が元を撃退したわけではなくそもそも日本軍の反撃に破れ撤退しようとしたところに泣きっ面の蜂が襲ったということのようですが、記録によればその時に台風などの発生は無かったそうなので、急に発生した暴風雨は 二度と来るな! と夫婦神が日本を守ったカミカゼだったと言っても過言ではない気がしますねー(^ ^)b
さて、では龍神様巡りです!
まず一の鳥居から入り、この龍神の道と呼ばれる参道を奥へ進みたくなりますが、写真右側の灯篭脇に赤い玉砂利の道があります
夏を象徴する南方の守護神、赤龍神です
社の龍彫りが素晴らしい
社が低く真後ろの龍神様を拝むには膝をつくだけでなくさらに屈まなければ………
というわけで屋根の上からご挨拶
火を司る赤龍は努力を守護し、人生における灯火のような先見の明を与えてくれるのだそうです
龍神の道を進むと左手にいらっしゃるのが秋を象徴する西方の守護神である白龍神、これまた見事な龍彫りです(ものすっごい視線を感じますよね)
秋の実りと金属を司る白龍は鉱脈を掘り出すように豊かな収穫へと導いてくれるそうです
この眼光、是非しっかり受け止めてきましょう!
白龍様の向かいには手水舎がありますが、こちらは境内深くから汲み上げられている御神水です
余りに激しく噴き出されていらっしゃるので正面に立つと跳ねで腹回りが濡れてしまいますが、竹から零れ落ちる御親水を受けるには正面に立ち………うん、お清めで有難いし、これからの時期はすぐ乾く!!
二の鳥居を潜った左手にある参集殿
時により変わるようですが、今は奉納された九頭龍が展示されています
とても繊細かつ豪快な彫りなので九つの頭を探すのに苦労します( ^_^ ;)
参道を経て広い境内に入るとすぐにあるのが龍神池
ビトオープ(バイオトープ)は生物群集生息空間のことで、こちらも境内地下から組み上げた御神水が使われているそうです
境内に流れる雅楽(恐らく練習されていたと思われる)と水の音をBGMに、揺らめく波紋とマイナスイオン、そして太陽の光を浴びられる最高の空間です
境内東側、パッと見では気付きづらいところの撫龍
龍と宝珠を撫でることでご利益が頂けるそうで、毎月の初辰の日は『発達』につながりさらに運気アップだそうです(^ω^)b
境内右の奥には春を象徴する東方守護神、青龍神
やや黒っぽく見えますが、風や樹木を司る青龍は春に新芽が出るような発展と成長を導いてくれるそうです
公式の境内案内では触れられていませんが、青龍様の手前には青銅の龍がお水を吐いてらっしゃいます
本殿左側から北へ抜ける参道には冬を象徴する北方守護神、黒龍神がいらっしゃいます
水を司る黒龍は常に流れる水のように新鮮な空気を保ってくれるそうです
そして土用を象徴する中央に鎮座されるのが金龍神!
大地と豊穣を司る金龍は大地に力強く根を張るような基盤作りを導いてくれるそうです
※金龍様はこの奥、本殿の中に祀られています
拝殿手前で力強く昇る金龍様は幕で頭が見えませんが、すみません、ちょっと横に回ると御尊顔を拝見することが出来ます
刀?に巻きついてらっしゃるようですね
拝殿には立派な龍が施されています(龍だけでなく素晴らしい彫刻がたくさん)のでぐるりと回ることをオススメします
さて、五龍棲う田無神社、御神木である龍神木もしっかりと五龍神が宿っています
左手から青龍、赤龍、白龍、黒龍、そしてその奥、拝殿脇の一際大きな御神木が金龍です
青龍神には芸妓向上、就業成就のご利益があります
赤龍神には勝ち運、成績向上のご利益があります
白龍神には金運、良縁成就のご利益があります
黒龍神には健康、家内安全のご利益があります
金龍神にはあらゆる運気の向上と幸福招来のご利益があり、御神木の中で唯一の雄株であるこの木は葉をつけるのも葉を落とすのもこの木から始まるそうです
一際強く温かさを感じられる気がします
私は元(神社巡りを始めるもっと前)から気になる木があると静かにそっと触れるのが好きだったので御神木に限らず、いやそれどころか公園などの普通の木でさえ手を触れて目を閉じたりしていますが、人目があるからか普段そういった方を見かけることは余りありません
しかし、この田無神社ではとても多くの人が御神木に触れ、目を閉じて空を見上げていきます
この雰囲気がとーっても好きです(*´ω`*)
なんなら、田無神社が公式サイトで『宇宙に繋がる小さな扉が田無の地にありました。さあ、五龍神のすまう田無の地へ。』と言ってしまう辺りがさらに好きです
霊験あらたかな、などといった表現はよく見掛けますが、宇宙と繋がるってハッキリ言っちゃう神社さんってなかなか無いですよね(多分)
実際に繋がれるかどうかはもうその人の心と能力?によると思いますが………え?私? 感じられないんですよ(´;ω;`)
でもね、空を見上げて心地の良い神社は多々ありますが、この田無神社で見上げる空は格別です!
さて、まだまだ見所はいっぱいですが全て書くともうホント終わらないのでちょっとだけ
手水舎の脇に祀られている縁結びの道祖神、何故か手前の獅子頭は目まで水に沈められています
祀られているのは男女が仲睦まじく肩を寄せ手を取り合っている姿が掘られた石、こちらが八街比古命と八街比売命です
良いご縁をお求めの方は是非、おふたりの姿を拝んでからみくじ処で結び紐を引き、この脇にある結び所へ結んでいきましょう(^ω^)
本殿にも祀られている大国主命ですが、裏手にも大黒様として恵比寿様(事代主命)と共に祀られているのですが、鳥居が金色です!
この写真で気付いた方、きっと良い事があります!
ちょっと角度変えましたが、月夜見様(お月様)が写っていまーす(^ω^)b
境内西側には弁天社があるのですが、市杵島姫命かと思いきやこちらはなんと須勢理比売命が祀られています(田無神社さん自身が、特殊な信仰形態、と仰ってますw)
須勢理比売命といえば、本殿に祀られている大国主命の妻! そしてさらに境内に祀られている素戔嗚尊の娘!
娘が一目惚れしてしまった大己貴命に対し怒りに震えた父 素戔嗚尊は命 を奪わんとするほどの嫌がらせを繰り返したものの、娘の手助けで全てクリアされてしまったばかりかさらに宝物まで盗まれて駆け落ちされたのです(宝を盗んでいったのも娘w)
娘の荒業に心折れた父はその男に出雲国を任せることとし、大己貴命は大国主命となったのです
そうです、この田無神社には駆け落ちした娘夫婦と苦々しくもそれを認めた父が同居してらっしゃるのです!
ちなみに須勢理比売といえば恐妻、一目惚れから一途に愛を貫き父の怒りから何度も守っただけではなく、強烈な愛の力により前妻と子が出ていき、新たな通い妻が現れ旦那が出ていこうとするのも強烈な愛の詩により引き留めたほどの"愛の人"です
ちなみに"すせりひめ"を今風に変えると、"荒ぶり姫"になる感じですかねw
本殿に鎮座するイケメンモテモテなオオクニヌシを脇でしっかりと支えつつ笑顔のまま変な虫が付かぬか睨みを利かすスセリビメ、その脇で二人を見守る父スサノオ
愛の力は偉大です、はい
もう、ほんと、どれだけ居ても飽きない空間です
………∑(ºωº`*)ハッ
これが宇宙と繋がってるってことか!