どうも、ひのきですm(*_ _)m
マップを見る度にその個性的な名前が以前から気になっていたお稲荷さん、ようやくご挨拶出来るタイミングがやって来ました
繁栄お玉稲荷大明神です
岩本町駅からやや南、ビルの合間に鎮座する小さなお稲荷さん、御祭神は倉稲魂命です
何やら説明書きのある棒があります
やや短くまとまってしまっているので調べてみました
かつてここには桜ヶ池という大きな池(上野不忍池よりも大きかったと言われている)があり、1457年、この地に太田道灌によって江戸城守護社として創建されたのが始まりのようです
その後、池の畔にあった茶屋の娘、"お玉"がこの池に身を投げたことから「お玉ヶ池」と呼ばれるようになり、稲荷社もお玉稲荷と呼ばれるようになった
安政江戸地震で罹災したため、分霊社のあった葛飾区を本社とし、於玉稲荷として今も崇敬を集めているようです(いつか行かねば)
その後、元の鎮座地であるこちらは繁栄お玉稲荷大明神として今は無きお玉ヶ池跡と共に整備されたのだそうです
小さくて人工感が物凄くありますが、魚も心地良さそうに泳ぎとても良い空気が流れています
ビルの合間に人が作った小さな池、そんな域を超えていて、なんならこの狭い隙間にすっぽりと入り池の前にしゃがんで魚を見ていると都会の真ん中に居ることを忘れてとっても癒される気持ちになれました
しかもこの時はまだ調べる前でこの"池"の歴史を全く理解していなかったにも関わらずこれほどの癒しを感じたのが不思議だったので、調べて物凄く納得しました
こういう感覚こそが楽しいからこそ、本来は訪問前に調べておくべきところをついつい後調べにしてしまう理由なんですよね
そしてこちらのお社、こちらこそがこの小さな池を清らかに保ち、素晴らしい雰囲気を作り出している源であろうとこの時に感じたのですが
こちらもやはりあとから調べると、龍神様と弁財天である市杵島姫命が祀られているようです
稲荷社の方に龍神と市杵島姫命が合祀されているという話もあるようですが、造りからしてもこちらに祀られていると考える方が自然ですね
そうそう、少し心に引っ掛かるのが二点ほど………
お玉さんは何故池に身を投げてしまったのか
まぁこれだけ心地良かったので、今ではお玉さんの心も安寧でいらっしゃるのだと思います
そしてもうひとつは「繁栄」の由来………あっ! 繁栄は弁財天のことかもしれませんね!?
いやー、この日も偶然の重なりでこちらに寄ることとなったのですが、まさかここまで清々しい気持ちにさせていただけるとは思ってませんでした
近くに来たら寄れる時は寄りたいなって思う、素敵なお稲荷さんでした(*^^*)