一生に一度は伊勢参り
おはようございます、ひのきですm(*_ _)m
有難いことに人生で二度目、本格的?な神社巡りを始めてからは初めてのお伊勢さんです
近代神道における国家総鎮守とされている神社です
各地に〇〇神宮がありこちらも広く 伊勢神宮 と呼ばれていますが、正式名称は内宮外宮別宮等を含め 神宮 とされていて地名等は付きません
ちなみに最近知ったのですが、日本の総鎮守とされているのは愛媛の大山祇神社なのだそうです、そちらもいつかお参りしたいです(>_<)
それでは、お伊勢さん巡り、スタートです
まずは外宮へ
伊勢市駅前 一の鳥居
早朝なので参道のお店は行きも帰りも全て開店前、早朝とはいえ驚く程人も少なかったです
参道突き当たりが外宮なのですが巨大な鳥居があるわけでもなくとても質素です
その質素さがより神聖感を増幅させていますね
少し緊張します
外宮の御祭神は豊受大御神、御鎮座は雄略天皇22年なので西暦478年になります
境内の参り方については神宮公式HPにモデルコースが30分と60分の2パターンありますのでご参考になさってください
外宮の表参道火避橋は左側通行です
手水舎の向かいに立つ立派な銘木は清盛楠
平清盛が勅使として参向した際に枝が冠に触れたため枝を切らせたという伝承が残っていますが、実は清盛ではなく平重盛だったという説もあるそうです
静かな手水舎の脇で心身を整えます
普段はその時の気分次第で境内社からご挨拶したりしていますが、神宮ではまず正宮にご挨拶するのが基本だそうです
参道を進んでいくと右側に見えてきます、手前の広い場所は遷宮前に御殿が建っていた古殿地
こちらが豊受大御神が御鎮座される正宮
写真から見切れていますがこの左側、正宮の真正面には邪鬼避けの蕃壁があります
鳥居から先は撮影禁止
外宮内宮共に正宮では個人的なお願い事をするのは失礼に当たるので世界平和や厄災消除などをお願いしたりご挨拶だけにしておくと良いとされています
また、外宮内宮、共に正宮ではお賽銭を投げてはいけません
この辺りは後述します
心を鎮め、お会い出来た事、日頃お見守り頂いている事への感謝を伝えました
あの時と似ていました(敢えて場所は言いません)
拝殿前に立った瞬間、人の声も鳥の声も聞こえなくなり、でも空気と風の音はしっかりと聞こえる
スン とした無の空間に立ち、白布の向こうに微かに見える本殿を拝し、お礼を伝える
すると前の方々のご挨拶を待っている時からずっとやんわり本殿へ向かって揺れていた白布がゆっくりと手前へふんわりスローモーションのように本殿が窺える所まで持ち上がり、そしてまたゆっくりと戻るとまた拝殿側へ優しく揺れ続けました
単なる風の悪戯でしょうがとっても嬉しかったです
古殿地の前に囲まれた石、こちらが三ツ石
かつてここを川が流れていた時からの祓い清める大切な場所であり、今でも神事前にこちらで儀式が行われているそうです
何よりも、調べると沢山のサイトで「手をかざすとパワーが!」「著名人も手を翳してエネルギーを!」なんて記事が出て来ますが、神宮公式HPにおいても 手をかざすのは御遠慮ください としっかり書かれています、ご注意ください
そりゃそうですよね、エネルギーを頂くのに掌を翳すのは私もよくやりますが、上から下に翳すのは神であり我々は下からお受けするものですよね
橋になっている巨大な一枚岩が亀石
横から見ると亀のように、、、見え、、、る?
元は古墳の入口にあった石だと伝えられているのだそうです
この先、特徴的に見える石の上に小銭が置かれているのを見掛けましたが、御利益を求めるのはわかりますが神域へ直にお金を置く(投げる)事は穢す事になってしまいますのでやめましょう
ここからは外宮境内 別宮です
正宮に座られる穏やかな和御魂とは反対に荒々しいのが荒御魂ですが、その分とても顕著な御神威をあらわされるのだそうです
大土乃御祖神が祀られる土宮
宮域の地主神であり宮川堤防の守護神とされています
風雨の災害から稲を守る神として祀られていましたが、蒙古襲来を神風で撃退した御神威から平安を守る神としても大切にされています
多賀宮の裏手にある小さなお社は神事の際の御水を採取する予備の井戸になっており、主である上御井神社の方は立ち入り禁止となっています
写真が無いの参拝を待つ人が居たからだと思いますw
いやー、素晴らしかったです!
どこの神社でもそうだとは思いますが、こと外宮に関しては本当に早朝、ほぼ人が居ない状態での参拝がとても良いと思います
とっても心が鎮まりました
なんだかとても心を惹かれた場所
勾玉の形をしているまがたま池
舞を奉納する舞台もありました
この横にせんぐう館があるのですが早朝過ぎて開いていませんでした
ありがとうございました、また来ます
そしてこの時、すっかりルートマップを見忘れていたので60分コースに組まれていた大津神社と渡会国御神社側まで行っていなかった事にこの記事を書いていて気付きました
ただ不思議なものです、この後、世木神社へ行ったことで結果的に渡会神主様へのご挨拶が出来た事になります
もしこの時、奥まで参拝していたら世木神社には気付かず参拝していなかったかもしれませんね
というわけで 神宮 外宮 でございました!
外宮と内宮は離れていることもあって時間の都合で内宮だけ参拝される方も多いようですが、出来るならば併せてお参りなさってください
さて、後述コーナーです( *・ω・)ノ
お賽銭
内宮外宮共に正宮にはお賽銭箱が設置されておらず拝殿中央に掛けられている白い布が手前まで広げられていまして、皆さんそこへお賽銭を投げ入れてらっしゃいます
恐らく初詣時期になると各神社において箱から逸れて投げられた賽銭を受けるために張られている布と混同してらっしゃるのかと思いますが、この布は決してお賽銭を受ける為ではなく不浄な銭が落ちることで御神域を穢してしまわぬよう守るためのものです
と書いていて気づきましたが私も勘違いしているかもしれません、初詣時のみ張られる布もまたお賽銭を受けるためではなく同じように御神域を穢さぬためなのかもしれません(^_^;)
我々一般の民が正宮にてお願い事をするのは畏れ多く失礼にあたるということでご挨拶と日頃の感謝だけをお伝えしましょう(だから賽銭箱が無い?)
ただ、別宮に祀られている荒御魂様にはお願い事をしても良いらしく御賽銭箱がも置かれているのでこちらでお願い事をすれば強力な御利益を頂けるということです(*^^*)
これはさらに後述しましょう(。-_-。)b
続いて授与品などです
御札
正式な神棚の中心には神宮大麻をお祀りすることとなっており全国の神社でお受けすることが出来る天照大御神様の御札(神宮大麻)ですが、剣祓い型の御札は神宮に参らないとお受けすることが出来ません
我が家は仮設神棚&小さなお社なのでこれ以上お祀り出来ず断念しましたが、増設若しくは棚に並べてでもお迎えするべきだった(>_<) と少し後悔しましたので次回お参りした際にはお受けしようと思っています(*^^*)
既に神宮大麻を祀っていても剣祓いも併せて祀っちゃダメってことは無いですからね!
御守り
種類は少ないですが、シンプルイズベスト!といった感じのとても気品に溢れた素晴らしい御守りをお受けすることが出来ます
ちなみに御守りについてはお伊勢さんの記事をアップし終わった後に御守りだけの記事を上げる予定です(*^^*)b
御籤
神宮にはおみくじがありません
なぜって? お伊勢さんへお参り出来たこと自体が最高に幸運な事なので、おみくじ的に言えば参拝した方は全員大吉を頂いたのと同じなんですね(*^^*)
後述のあとがき
昔、神宮は天皇しか参拝すことが許されていませんでしたので我々のような民はおろか将軍や天皇家であっても参拝することは出来ませんでした
ただし、天皇御本人が参拝された例はかなり稀有で基本的には特別な代理である斎王や勅使が参拝していたのだそうです
その理由は不明ですが調べてみるといろいろ考察が出てきてちょっと面白いのでご興味のある方は是非
現代になり広く参拝を受け入れてくださるようにはなりましたが、今でも正宮様へ国家安寧を御祈願出来るのは天皇(斎王・勅使)だけなので我々はご挨拶させていただけるだけで幸せなことでございます
まだまだ語り足りぬところではありますがこの辺で
明日はとても素晴らしい別宮でございますm(*_ _)m