日本で唯一のお寺
ご存知でしょうか
どうも、ひのきですm(*_ _)m
仏教 はとっても奥が深くて私は不勉強なもので知識が全くございませんm(*_ _)m
物凄くザックリ言うと、約2500年前にインドのゴータマ・シッダッタ(ガウタマ・シッダールタ)、つまりお釈迦様を開祖として広まった宗教で、大陸を経て538年頃に日本へと伝来し日本全国へと急速に広まっていきました
ひとことで仏教といっても宗派によって信仰対象や真言などが異なり、とあるサイトによりますと13宗56派もあるそうでして、、、あっ、宗派は宗とその下の派まで合わせた言い方だったんですね!
1898年、インドを統治していた英国の調査チームがお釈迦様の御真骨を発見、仏教国であたシャム王国へ譲渡され、1900年にシャム王国より日本へ遺骨真舎利が贈られました
仏教開祖の御真骨を賜るという日本仏教の歴史における大事件に各宗派の代表が集まり力を合わせます
日本で唯一お釈迦様の御真骨を奉安する日本で唯一の無宗派寺院、それが愛知県名古屋市の覚王山日泰寺なのです
ちなみに無宗派といえど誰かが住職を務めなければならないので、主要宗派の代表が交代で住職をお勤めになられているのだそうです
気になった 仏舎利 については後述します(・ω・)ノ
名古屋市営地下鉄 覚王山 駅から坂道を真っ直ぐ登るとこちらの立派な山門が迎えてくれます
1989年に建てられているので綺麗です
広い境内には立派な五重塔も建ちます
こちらも1997年とかなり新しく、どちらも私の年下ですw
こうして見ると普通のお寺となんら変わりありませんが、このお寺の由来を知らずにお参りされた方はこちらの鐘楼に驚かれることでしょう
そうなんです、鐘にタイ語が記されています
こちらが1984年完成の本堂
御本尊は御真骨と共にシャム政府より贈られた金銅釈迦如来像です
こちらはなんとシャム王国の国宝だったそうで、当時から日本とタイの結びつきの強さがわかりますね
あ、気付きました? ここのおみくじガチャガチャ好きなんですよねーw
本堂前にはタイ王子による植樹などもあります
また、この境内外をぐるっと囲むように多量のお地蔵様がいらっしゃり、四国八十八ヶ所巡りが出来るようになっています
と、ここまでで多くの参拝者さんはお帰りになってしまわれるのです。。。嗚呼勿体なきこと!
地図やHPをよくご覧頂きたい
お釈迦様の御真骨は本堂のある境内とは少し離れたところに奉安されているのです!
地図でいう五重塔脇から八十八箇所の方へ抜けられますので、裏手の交差点の方へ向かいましょう
ちなみに境内を出たすぐの所に鳥居がありました
ふたつの社に祀られているのは難陀と跋難陀の二大龍王で、説明書きにより神仏分離の歴史を感じることが出来ました
さて、こちらが奉安塔のある境内です
先に言っておきますと、同じ境内にある霊堂は所謂マンションタイプの室内墓地、境内東側は広大な墓地となっていますので一般の方は行く必要が無いと思います
ただ、こちらが国内初の室内墓地だそうなので建物として見学させて頂くのも良いかと思いま
コロナ禍以降は水が出ていませんが、こちらの手水はなんと象が石鉢を支えているんです!!
そして境内を真っ直ぐ奉安塔へ向かいます
一般参拝者が入れるのはこの通天門まで
前に見えるのが法要が執り行われる礼拝殿で、手前右側には涅槃像が見えます
ちなみに境内や境外をぐるっと回ってみましたが壁と木々に遮られているので奉安塔の全容を見られる場所はありませんでした
一部とはいえ礼拝殿の真ん中から奉安塔を拝むことが出来るのはとても有難いですね
こちらの舎利殿は奉安塔への礼拝施設となっているのですが、私はいつも通天門のところでご挨拶させていただいているのでこちらは素通りしてしまっています( ̄▽ ̄;)
というわけで、覚王山日泰寺でした!
私のように神社を中心にまわってらっしゃる方でも、名古屋へお越し際は是非お参りなさってください
特に名古屋に住んでいてご存知無かった方は是非!
さて、今回改めて調べていて気になったのが、仏舎利と真舎利についてです
タイから贈られた御真骨が日泰寺に奉安されているのは知っていましたが、各地に(名古屋にも)インドから贈られた仏舎利を奉安している仏舎利塔があるというのです
おや??? ならば日本唯一ではなくなるのでは?
もう少し調べてみると、真偽のほどは私にはわかりませんが、一説には仏舎利を調査したところ粉砕ダイヤモンドだったという話がありました
一般的に仏舎利と呼ばれるお釈迦様の御骨のほとんどが、遺骨を象徴した宝石や経典などだそうなのです
そりゃそうですよ、紀元前の御骨が出自もハッキリした状態で遺され伝わるなんてそうそうあることじゃありません
それは御神体として神石や御神札などを祀っている神社も同じですよね
だからこそ、出自のハッキリしたお釈迦様の遺骨が発見された事は世紀の大事件であり、日本でお参りが出来るというのは奇跡のような事なのです、有り難や有り難や(-人-)
そんな私も、子供の頃から存在は知っていて多分家族でお参りしたこともあったのですが奉安塔の方は知ることもなく20余年を名古屋で過ごし、お寺の由緒に気付いたのはつい五年ほど前の事でしょうか
以来、帰省した際には出来るだけご挨拶するようにしてます
最後にご挨拶したこの日(だいぶ前w)は青く晴れ渡った空にたくさんの飛行機雲が走り、とっても幻想的な一日でした