氏神様、ご存知ですか?
どうも、ひのきですm(*_ _)m
氏神様、と聞いて意味がすぐ浮かぶ方は少ないかもしれません、私もそのひとりでした
町を守る神社、そこに祀られている神様が氏神様、その元に住まう人々が氏子、というのが現代の考え方です
古来は、氏 という文字が使われているようにそれぞれの氏族が祀る神様の事を氏神様といったそうです、つまり御先祖様ですね
元々苗字の無かった全ての人々に苗字がつけられた時、氏族ではない苗字が増えたり同じ苗字を使っていても血族ではないなどが理由となり、氏神様は土地神様として置き変わったのではないかと思っています
さて、今回の神社はこちら、石仏白山社です
えっ、どこっ?って感じですよねw
私が生まれ育った頃の土地神様である氏神様ですので、愛知県の名古屋市にあります
どこにでもあるような小さな村社であるにも関わらず、神社巡りを趣味にして思い返してみると、なんと素晴らしい神社だったことか
ちなみに変わったところがあるのに気付かれましたでしょうか
社号が掘られた石柱ですが、村社が浮き彫りで白山社が普通の彫りになっていることに今更気付きました
さらにもう一箇所変わっているところがあります
そうなんです、蕃塀があるんですよね
当時は当たり前だったので何も考えてなかったのですがこうしていろいろな神社を巡ってみると、蕃塀のある神社なんて滅多に見かけませんね
折角正面に居るのに真裏へ回ります、こんな感じで区画の端に鎮座しているのですが、高いですよね?
子供の頃はこの石垣を登ったりして遊んでいる子供が多かったかな、、、私? は怖くて誰も見ていない時にやろうとしてでもやっぱりやめちゃうような子供でしたw
この造り、実はここ、前方後円墳の真上に神社が建てられているのだそうです
これまでもそういった神社を見てきたのでもう驚きませんw 寺社は古墳や城跡など歴史的に重要な場所に建てられていることが多いようですね
石垣の下から見上げる本殿の背中、子供の頃によく見ていた光景です
そして近所に住んでいる人、氏子の多くは本園脇の鳥居から入る人が多いです
蕃塀を背にして見る境内はこんな感じ
手前味噌ですが、どうです? 素晴らしいでしょう?
ほんと子供の頃はよくこの境内で遊んでいました、というより遊ぶでなくてもここを通ったり境内の中を散歩したり、、、そっか、この頃から神社は好きだったし木に触れたり見上げたりするのが好きだったんだ
こちらが手水舎、よくある龍口ですがやっぱりなんか馴染みがあって特別な気持ちです
こちらが拝殿です
凄くないです? 屋根中央の瓦がやたら立派だし、その他にも、、、気付きます?
分かりづらかったですかね、そうなんです、拝殿なんですけど神楽殿も兼ねている造りになっているです
実際に神楽を見たことはないので多分ですけどねw
天井板の木目がとっても美しい
こちらが拝殿になります
白山社ですので御祭神は菊理媛命です
こちらの創建年は不詳となっているのですが1600年代というのが濃厚説と言われています
ちなみに拝殿に立ったと同時に小鳥が飛んできてお供えを啄みはじめ、飛び去っていきました
あらあらあら、と思いながらご挨拶をはじめているとまた背後から飛んできて啄み始めたのでご挨拶が終わってパチリと撮ったのがこれ
写真右方向へ向かって飛び去っていく残像が写っていますw
この時もちょうどご近所の方でしょう、ママと小さなお子さんがいらっしゃってお賽銭を入れてご挨拶しているのを見てとっても懐かしい気持ちになりました
こうして昔も木を見上げていた気がします
おや。。。
そういえばこの瓦も昔からあったような。。。
拝殿から社務所へ渡り廊下があります
脇に渡し板が置いてあるのですが、廊下が繋がった状態を見たことがありませんw
奥に見えるのが境内社です、狭いながらに意外と大きいんです
渡り廊下の隙間から見える本殿、造りがシンプルながらとっても素敵です
こちらが境内社、奥に本殿が見えます
写真手前から山神社・金刀比羅社・鹽竈社・兒子宮社・秋葉社・津島社
馴染みのない兒子宮社ですが、神社として調べると聖徳太子や惟喬親王などが出てきますが、兒子=児子という言葉自体は 息子 といった意味があるそうなのでその神社のご由緒によって祀られている方が異なりそうです
さて、昔を思い出して♪
拝殿右手に隙間がありまして、クスノキの脇を抜けていくと本殿の裏に回ることができます
あっ、、、幼い頃から本殿の裏が好きだったんだ
そして神社は脇から入るというのも物心頃からの癖だったんですねぇ
何度も何度も足を運んでいた白山社ですが、お守りをお受けしたのは初めてです
ねぇ、わかります? ねぇ
もうね、ずーっと母のような姉のようなとっても優しい慈しみで包み込んでいただいていたような、そうそう、この感覚は幼い頃からずっとあったのでここが大好きでした
長年空いた時間を埋めるように眺めに浸りました
実は隣接して善昌寺というお寺がありまして神仏分離の前は同じ境内になっていたそうです
不思議とこちらにはほとんど入ったことが無かったなぁ。。。と、境内に入りご挨拶
と、何か視線を感じる?
振り返ると大きく優しい瞳に見られていました
急いで白山社の境内に戻ります
なんて神々しいんでしょう
こういうの お印 って思ってしまいますよね
そう、こちらへご挨拶に来る前は城山八幡宮で星のようなひこうき雲も見ることが出来ていたので嬉しかったです
最後にもう一度、石垣の下からご挨拶
毎年帰省はしていたのですが既に実家が転居していたこともあって白山社への参拝は最低でも21年ぶりでしょうか
たぶん、その間も、菊理媛様は忘れずにずーっと見守ってくださっていたんだと思います
たぶんですけどネ!(´>∀<`)