散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする
どうも、ひのきですm(*_ _)m
横浜といえば文明開化
文明開化と言えば牛鍋。。。おっとお腹が…
というわけで今回は横濱総鎮守 伊勢山皇大神宮です
こちらは正面ですが、勿論いつものように私が辿り着いたのはこちら、裏参道です
石段を登る途中に夫婦道祖神様がいらっしゃいます
そして手水舎、入れなかった奥は茶室のようで、小さなお社もあるようでした
とても雰囲気の良い手水舎です
お水が欲しかったのか手口を清める間、ずっと岩の上で小さく飛び跳ねていました
本殿前を通過して正面へ
伊勢山というだけあって階段がたくさんです
道祖神がそちらにも
こちらにも
急速な近代化においても日本の国柄を見失わぬように、とこの地に創建されたのは明治3年
立派な社殿に祀られているのは天照皇大神
伊勢山皇大神宮としての創建は新しいですが、元は戸部の地に鎮座していた古社がこちらへ遷座されました
その古社は武蔵野国司が天皇の勅を受け神宮より分霊を賜ってこの地へ勧請されたお社だったと伝わっているそうです
境内全体が神域感溢れていますが、特にこの本殿前はとても鎮かで威厳があり、そしてエネルギーに満ちながら心地よい風が通り抜けていきます
まるで空から境内を通って本殿へと風が出入りしているかのような雰囲気を感じます
参拝の間もすーっと身体を包み込んでくれる社殿からの風が心地よく、どこか俗世を離れた地に立っているような気分になります
こちらは杵築宮
当時横浜を発展に導いていた生糸蚕種の守護神として豊受姫大神が祀られ、後に子之大神(大国主命)と姥之大神が合祀されました
姥之大神とは後醍醐天皇の皇子、護良親王の乳母のことだそうです(後述あり)
こちらは社殿ではなく、古来の磐座が祀られており、この磐座は奈良県の三輪神社において古代祭祀跡地から顕現したという"ガチ"の磐座ですのでご参拝お忘れなきように!!
いやーさすがのパワーでした!! とても凄い!!
天照様と豊受様、そして大国主様、大物主様という凄いお力を感じられる素晴らしい場所です
横浜へ行かれた際には是非、ご参拝されてはいかでしょうか(*^^*)b
さて、気になったのは護良親王の乳母様
今となっては反省ですが、当時歴史の勉強をサボった私には後醍醐天皇という響きだけ覚えていますがそれ以外はさっぱり
そのご子息である護良親王は鎌倉幕府倒幕に貢献し征夷大将軍にまでなりますがその後足利尊氏と対立し鎌倉への流罪になり、首をはねられ亡くなります
その霊を弔うため鎌倉宮が造られたのだそうです
親王を慕い鎌倉までやってきた乳母は訃報を知らされ海に身を投げてしまったそうで、その霊を安産・子育ての神として祀ったのが姥之大神なのだそうです
思わぬ方向性で切ないお話でした
長く長く続いた容赦無い熾烈な時代の上に今の平和があるということへの感謝の念をより強く込め、今後も神社の参拝を続けていきたいと思いますm(*_ _)m