どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら
岩亀稲荷でございます
横浜は西区戸部町、人通りもまばらの静かな街にはためく白い幟が目印
ですが、こんな感じなのでうっかりしていると見つけられないかもしれませんし、気にしていないと目の前を通り過ぎてしまうかも
お稲荷さんといえば赤い幟が目印ですが、白い幟に由緒ある料亭か小料理屋かといった素敵なこの構えなので神社と気付けなくても不思議はありませんね
私有地を管理されているのか土地を寄進されているのか、ひと様のお宅の玄関口を通らせて頂くお稲荷さんは意外とありますね(こちらも木戸が閉まっている時があるようです)
細い小道を おじゃまします と通らせていただき、突き当たりでクルリと反転するとお会い出来るのがこちらのお社です
なんともお洒落で素敵じゃないですか
石灯籠には銅雀が留まっています
塀には 岩亀閣の札
そして 喜遊 の名がある句
由緒などが貼られております
この辺りは昔遊郭の療養所があったそうで病床の遊女達からの信仰を集めていたお稲荷さんなので御祭神は宇迦之御魂神でしょう
私はおじさんですので、こういった女性にご利益、婦人病治癒にご利益、といったお稲荷さんにお会いした時は、皆さんを守ってくださってありがとうございます、と挨拶するようにしています
岩亀 は いわがめ ではなく がんき と読むそうです
この地に遊郭を拓いた名主が岩槻出身で、がんき という響きから縁起の良い当て字で 岩亀楼 を開いたのが由来だそうです
壁に掛けられていた句は、この遊郭で一番の売れっ子 喜遊 がアメリカ人から強引に身請けされそうになり身投げする時に辞世として詠んだとされている句で、舞台にもなっているそうです
そっと脇に置かれているさざれ石のような塊が気になります(意外となんでも無かったりw)
とても素敵なお稲荷さんなので是非お近くに寄られた際には参拝されてはいかがでしょうか(*^^*)