高山乃末短山乃末與里
佐久那太理爾落多岐都
速川乃瀬爾坐須
どうも、ひのきですm(*_ _)m
タイトルの社名にピンときた方もいらっしゃることでしょう
去る12月29日、佐久奈度神社に参拝させて頂く事が出来ました
ほんと、徐々にというよりもグングンとステップを駆け上がっている気がします
神社というのはそこかしこにありますが、どんな小さな神社であってもどんな大きな神社であっても、その神社へと辿り着けるかどうかは全てがタイミングとお導きです
行きたくても行けない事多々あり、知らずのうちに呼んでいただける事も多々あり
今回、佐久奈度神社へ参拝出来たことは偶然と偶然が連なった必然でありました
琵琶湖の南に位置する大津市
いや、ほんとは往路だけでも本気 [と書いてGACHI] で歩いて行こうと思っていたんですw
でも、もし数日前の大雪(関ヶ原で二日間在来線が不通になっていました)が道に残っていたらとても二時間では辿り着けない...ということでアンパイのバス移動に逃げました←
だって関ヶ原近辺、こんなんだったんだもの
駅前からすぐに出発してくれたバスは真っ直ぐ瀬田川沿いに南下していきます(雪は無かった…w)
ヤバい...バスの中から川を見ているだけでちょっと感極まって泣きそう
この水量豊富な川は琵琶湖から唯一流れ出ている瀬田川で、蛇行しながら京都へ入り天ヶ瀬ダムを境に宇治川へと名前を変えます
文明の力は偉大です、バスは鹿跳橋で瀬田川を超えるともう間もなく終点の大石小学校、石山駅から約25分での到着です
ドキドキしつつ車窓を眺めていたので5分10分くらいのように短く感じました
バスロータリー(というか広場)を出て左へ向かうとすぐに大石市民センターがあります
その角に巨大な看板!!
バスの中から左手を見ていればいやがおうにも目に入る大きさです
そして
自分がここに立っていることが驚きです
佐久奈度神社の創建は天智天皇8年(669年)と、今から1353年前に遡ります
天智天皇の勅願により中臣金(なかとみのかね︰鎌足の従兄弟)が祓戸の神を祀る神社として創建しました
御祭神は祓戸大神の四神、瀬織津姫命、速秋津姫命、気吹戸主命、速佐須良姫命です
祓戸大神は元々罪穢れを払う生命の三女神とされており、後にその罪穢れを土に返す死者の国の女神が加えられたて四神になったと言われています
現代においては各神社で毎朝奏上され、夏越の大祓をはじめ様々な祈祷にて唱えられている偉大なる祝詞、大祓詞は勅令により中臣金がこの神社で編纂制定した中臣大祓詞が元となっているのだそうです
では、、、参りましょう
第一関門、鳥居を潜る正面の坂道か、鳥居を潜らぬ左手の曲がった石階段か
明らかに鳥居もあるし普通は正面なんだろうな、と分かっていながら迷わず階段を選ぶ私
とてもシンプル(に見える)境内ですね
結局正面へも回る私
瀬田川の流れと風の音、鳥の声だけが響く境内
センサー式の手水舎にはビー玉が転がっています
そういえばこの時もまた、寒さを忘れていました
竹で区切って丸太が組まれているのは御札を焚きあげるためでしょうか
そして、拝殿
意外な事に可愛らしい表情の狛犬さん
そして
ご挨拶を
とにかく、日頃見守ってくださるお礼、罪穢れを祓っていただいているお礼、ここへお導きいただいたお礼、、、感謝しかない
何があるということはない
おしるし や おことば などもなく、特別な風が吹くわけでもない
ただ、ものすごく研ぎ澄まされる神経
感じるのは、風や音
そして
その奥にある空気のゆらぎ
大祓詞に出てくる 佐久那太理(さくなだり)とは桜谷のことだとも言われています
社紋は菊の真ん中に桜
社殿右手奥へ進むとお社が二社
焼鎌神社と敏鎌神社です
焼鎌敏鎌もやはり大祓詞に記されており、級長津彦命と級長津姫命のことだとされています
瀬田川へ向かう、瀬田川から流れてくる、とても心地よい風が優しく吹きます
社殿左手には歌碑
境内中ほどにあるせり出した場所
すると、ぴゅーっと眷属様が飛んでいらっしゃった
手水舎の手前側、鳥居から正面のスロープと左手石階段のちょうど真ん中に挟まれた位置に境内社が二社鎮座します
右手が倉稲魂神を祀る稲荷社
おや? っと思われました? そうです、比売大神とされては女性の神というだけでどなたなのか分からない、八幡から想像する神功皇后は
既に御名が出ていらっしゃる
こちらに祀られる比売大神とは...
なんと!!
宗像三女神なのだそうです!!
ちょっとまだ早いかなぁと境内を歩いていて見つけた寄せられた紅葉の落ち葉がなんか素敵
頃合を見てドキドキしながら静かな社務所のインターホンを押してしばし待つとお返事が
とても素敵なご婦人が親切に対応してくださり、御札やお守り、御籤をお受けすることが出来ました
まだ眠っていたのかワンチャンのお姿は見えませんでした(笑)
御籤は吉!! 良い内容で素晴らしい♪ そして和紙?になっているのが洒落ています
名残惜しい!! 名残惜しい!!名残惜しい!!
何度も振り返りながら心の中でお礼を言いました
鳥居へ戻る坂道の途中、川へ向かって下がる道
境内沿いの奥にお社が見えます
私は下へ降りて進んでしまいましたが、上を歩いて行かれた方が良いでしょう
恐らく、こちらは橋守神かと思われます
川がとても近い
降りていってそのお水に触れたいと思いましたが、何故ですかね、簡単に行けそうなのにやめてしまいました
さて、戻ろうか、、、と思ったのですが、なんか引っ張られるんですよね、そういう時は従うべし、さらに先へ進んでみると
特に何も無いなぁ
と川を眺めながら歩いていき、ふと山側を見て
やっぱり特になにm、、、いや、あった(驚)
馬? と...大黒様でしょうか?
何故ここに?
先程の橋守神らしきお社のところからこのお社へ進もうとするとさっきのような歩きづらそうな薮を進むことになると思うんですけどね
お馬さん達に会えて良かった( *´꒳`*)
道はまだ先へ続いていましたがこれ以上は進みませんでした
鳶が舞い
水が流れ
風がそよぎ
なんて素晴らしいんでしょう
駐車場より
佐久奈度神社に参拝出来たことはとてもとても大きな出来事でした
特に年の終わりなので、この一年の罪穢れを落とし、そして晴れ渡る新たな年へ向けて、元気よく歩み出せる
そう確信しました
罪登云布罪波在良自登
祓給比清給布事乎
天都神國都神
八百萬神等
共爾聞食世登
白須