どうも、ひのきですm(*_ _)m
吉原神社から寳珠稲荷と出会いつつ向かっていたのはこちらでした
玉姫稲荷神社
実はいつものようにこの正面鳥居は帰りに撮影したもので、入ったのはこちらの脇からでしたが、玉垣と共に朱が美しい鳥居です
もしかしたらお祭りとかで真ん中にやぐらが置かれてもおかしくないなーっていうくらい境内が広いのですが、脇鳥居から入ってすぐ左手にこちらのお社が凄い
なんと、八神殿となっていますが八神どころじゃないですよ?
八坂神社
須佐之男命
八社十九神でございます
ちょっと集め過ぎじゃないかしら、とか思ったりもしたのですが心地よくご挨拶出来ました
脇鳥居から真っ直ぐ進んだ正面当たりに鎮座するこちらの大きな境内社は口入稲荷神社
独立した手水舎とお社が置かれています
こちらにはとっても可愛い和装の狐さんが供えられており、宝珠をかたどった蝋燭立てがあります
どことなく 和 を感じるお稲荷さんですね
こちらは吉原の高田屋という口入宿に鎮座していたのだそうで、口入宿というのは現在でいうところの職安にような場所だったそうです
とある夜、高田屋主人の夢枕に立った大神様から「玉姫稲荷の境内に遷せばより一層ご利益がある」とお告げがあり遷座されたそうです
社務所にて袴姿のお狐さんをお受けし神棚などに安置すると商売繁盛や良縁のご利益があるそうです
立派な狛犬さんが守るこちらが玉姫稲荷拝殿です
立派な手水舎はとても清らかであり威厳もあり
こちらが拝殿、御祭神は宇迦之御魂神
創建は天平宝字四庚子年
...えっ?(・ω・`;)ナニコノカンジノジュウタイ
調べてみると西暦760年のことだそうです、、、って1200年を超えてるんですね!!
伏見稲荷より分霊を賜り、後に新田義貞が稲荷大神を瑠璃宝塔に納めたことから 玉秘め となり 玉姫 に転じたようです
いやー...失礼かもしれませんが、正直こちらの境内からは特に変わった空気は感じなかったんです
勿論、特に悪いとかはありませんが、どちらかというと 無 という感じでしょうか
ただし、それぞれのお社の前の空気感は明らかに違ったんですよね
素晴らしい神社さんってもう鳥居を潜ったところから一気に御神域感が溢れていたりするので最初足を踏み入れた時は ふーん、こんな感じかぁ って印象だったのです( ̄▽ ̄;)
こういう感じ方をよくするのは…そう、お寺さん
何となくですが、神社は鳥居の中、境内そのものが物凄く良い気で満ちていてその発信源は石であり水であり木であり、その中心にお社がある
一方、お寺さんでは全体的に心地良さはあるもののとても静かな雰囲気で、ただ御堂や仏像などの正面に立つと凄く空気が変わる
そういう意味では、玉姫稲荷さんはお寺さんに近い雰囲気を感じました(ただの個人的な感想です)
こういった違和感の理由はやはり歴史と御利益にあったんでしょうか、個人的には神道の国に入ってきた仏教を自然と迎え入れ神仏習合だったところの政治的な神仏分離だったと思っているので未だに仏教感のある神社や神社感のあるお寺があっても全く不思議はないと思います
稲荷大神様を仏教的な瑠璃宝塔にお納めされているところもそう感じた理由なのかもしれません
こういう時、事前の情報を御祭神様だけなど極力絞っておいて参拝することで先入観の無い目と感覚で見ることが出来る、その後に調べたことが合致するととっても楽しい、という自分のスタイルの参拝をしていて良かったと思います(*^^*)
さて、宝塔というからには仏教的ニュアンスを感じていましたが、瑠璃 が気になりました
瑠璃色、なんて言うと美しい青を想像しますが、瑠璃の宝塔ってことは青いのか?
いや待てよ、瑠璃ガラスなんていうものも聞いたことがあるぞ、とこの機会に調べてみました
石でいう瑠璃はラピスラズリの和名で、仏教における七宝のひとつとされているそうです
ガラスでいう瑠璃は瑠璃玻璃とも言われ、コバルト含有物を含ませた硬化ガラスのこと、そして瑠璃のような青い色のガラスのこと、という二通りがあるようです
コバルトガラスの方の瑠璃ガラスにおいては青が多いようですが多色も存在し、固いもので打つと キン と金属とガラスの中間のような美しい音がします
ガラスの方は時代的にあったかどうか不明ですのでラピスラズリで造られた玉の中に収められたのかな、とも思うのですが 瑠璃宝塔 で調べるとあまり見たことの無い形の美しい塔が出てくるのでその形をした塔に収められているのかもしれませんね
今後はこの形の塔も気にしていこうっと(*´ω`*)