どうも、ひのきですm(*_ _)m
恵比寿といえば?
ビールを思い浮かべちゃう人も多いと思いますが、恵比寿といえば恵比寿様
大黒様と並んでとても人気のある神様でよく一緒に祀られていますよね
どちらも七福神で大黒様は神道では大国主命と同神とされています
ちなみになんと、ヱビスビールははじめ 大黒ビール として売り出そうとしていたんだそうです!!
しかし既に商標登録されていたので同じ七福神の中で福徳の神である恵比寿様の名をいただき恵比寿ビールにしたんですって!!
そしてその工場があった地として地名まで恵比寿になったのです
つまり、もしかしたら大黒という地名になっていた可能性もあったんですねー
そしてその恵比寿様は神道では...? っと前置きが長すぎるので続きは後半で(*^^*)b
さて、今回の神社はこちら!!
ちょっと路地裏に入った所に珍しく正面が円形になっている境内で、恵比寿神社を中心にして前後左右を道路に囲まれていて不思議ですね
境内が見えた瞬間に わぁ と感じる何か不思議な氣が流れています
まるで象の鼻のように伸びた木の根が素敵です
ご由緒はこちら
なんと!! 景行天皇の代、2000年も前の創建でしかも日本武尊が創建したとのこと!! すごい!!
元は第六天を祀っていたところ、地名に因んで恵比寿様を合祀されたのですね
御祭神は七柱
境内の形も相まってか、何かこう、このまま境内全体が柱のように天と空間が繋がっているんじゃないかっていう不思議な感じです
小さいけれどとっても素晴らしい!!
逆に言うと、日本武尊創建の神社がよくもまぁこの小ささのまま鎮座していたなっていう感じですが、いつも言っているように大きければ良いわけではない、凄い立地であれば良いわけでもない、ということです
本殿側面が石積みになっていて凄く風情があります
さて、御祭神についてです
国常立神、豊雲野神、角杙神(つのぐいのかみ)、意富斗能地神(おおとのじのかみ)、伊邪那岐命、伊邪那美命、そして蛭児大神です
豊雲野神は国常立神の子
ちなみにこちらには祀られておりませんが、意富斗能地神の子が淤母陀琉神(おもだる)です
こちらの四柱が日本武尊が祀った神(に由来する?)でしょうか、さすがなかなかお目にかかれない御名の神でございます
そして最後に名が書かれている蛭児大神(ひるこ)こそが恵比寿様です
前述しましたが、神道における恵比寿様は?
ご存知の方は事代主神とお考えではないでしょうか、私もそうでした
ですが、もうひとつの説がありまして、それが 蛭子命 ひるこのみこと なのです
蛭子命はなんと諾冉の第一子
にも関わらず余り有名ではないのには故がありまして、ヒルコは不具の子として生まれたのだそうです
具体的には、背骨が無く(柔らかく)体が蛭のようにぐねぐねしていたのだそうで、藁の船 アメノイワクスノフネ に乗せて海に流されてしまったのです
そんな悲しい蛭子命ですが、後にしっかりとした大人となり今で言う恵比寿様へとなったというのです
確かに、蛭子命と同じ字で 蛭子 を えびす と読みますよね、そこが由来でしょうか
海に流されたヒルコは漁民に拾われて育てられ、後に恵比寿様となる
恵比寿様がよく描かれるのは釣竿と大きな鯛を抱えた姿、まさに海を生き抜いた豊漁の神
こういう背景を知るとなんと感動的なことか
ちなみに二番目の子 淡島 も不具で知能障害があったとされ、同じように海に流されたとされていますが後の姿の一説は 少彦名神 とも言われています
このふたりの子は流されたことによって諾冉の子の数には数えられていません
大国主の子、事代主とする説についても調べてみたのですが、勿論複数の説が混在しながらもその辺の話に 事代主 少彦名神 大物主 の名が絡んでいて三人ともが海からやって来る、海に居る、といった共通点があったりするのもとっても興味深いですね
まぁ、大昔の話ですから色々間違ったり書き換えられたり混同したり分けられたりといろいろあるでしょうが、こうして今の世にまで話が伝わっているというのはやっぱり凄い事です
恵比寿神社、うん、素晴らしかったです
恵比寿へ行かれた際は是非、参拝されてみてはいかがでしょうか(*^^*)