どうも、ひのきですm(*_ _)m
銀座って物凄く栄えていてブランドショップがずらーっと並んでいて歩いている人も皆オシャレで自分なんかはなかなか行こうとは思わない街
というのも今は昔
沖縄をはじめとした道府県のアンテナショップがたーくさんあってちょっとした旅行気分を味わえるのでよく足を運びます
そんな銀座にもお稲荷さんが鎮座しています
豊岩稲荷神社
ちょっと裏の道、赤い幟はありますがこう見てもちょっと神社があるとは思いませんよね
ビルとビルの細い隙間が参道になっています
偶然斜めに光の帯が射し込んでいて嬉しい(*^^*)
さっと通り過ぎながら見るだけだと明暗の差で気付かない感じですが灯りが並んでいます
灯り側だけですが壁も天井もしっかりと朱に塗られていますね
とても狭い通路、左手のビルに社殿があります
ビルの下とかビルの内側に境内がある神社も珍しくはなくなりましたが、小さなお稲荷さんがビルに組み込まれているのは初めてです
御祭神は勿論、倉稲魂命
社殿の前に立つと銀座、しかもビルの細く薄暗い谷間だとは思えないほどの落ち着いた空気に驚きます
これぞ御神気ということでしょうか
大きな社殿、立派な社殿、素晴らしい立地、大切なのはそれだけではない
崇敬する人々の強い気持ちがあれば、そこがどんな場所であっても神様と眷属様の御神気に溢れる素晴らしい聖域になるという見本のような神社です
寧ろ、この狭さと薄暗さがかえって稲荷神社の格を高めているんじゃないかとさえ思えます
創建年不詳ですが、明智光秀の家臣が創建したという言い伝えがあるそうで高名な歌舞伎役者など芸能系の方々も多く参拝されているのだとか
私が参拝しようとした時、ちょうど入って行かれる方がおひとりいらっしゃいました
ご様子からしてこの辺りでお店を開いてらっしゃる女将さん的な方じゃないかと
狭いので待つことにしたのですが見える位置だと急がせてしまうかもしれないと思い少し離れた位置で待ちます
暫くして出て来られたのでいざ参拝へ
鈴緒を控えめに鳴らし、といったところでカップルさんが参道入口に来たのですが私が居るのを確認すると自然にすっとそのまま行き過ぎていきました
いいですね、この無言での心遣いの連鎖
もしかしたら見えないところで待っているかも、と思い早めにご挨拶だけして一旦通りに出たのですがふたりの姿はありませんでした
代わりに若いスーツの男性がひとりで入って行きました
ちょうどその男性が出てきたところでどこからか戻ってきた先程のカップルが、、、といった具合に平日の昼下がりでも参拝客が結構いらっしゃいました
参拝客が途切れた所で探索再開!!
こちら側から入って社殿を通り過ぎ
突き当たりまで行って振り返るとこんな景色
実はこの参道は行き止まりではありません
先へ進むと複数のビルの裏に囲まれた細い道
室外機やビルの裏口なんかもあったりします
お気づきでしょうか
私はこれが当たり前ではないと思うのですが
こんな細くて入り組んだビルの隙間なのにやたら綺麗だと思いません!?
そりゃ当然ではありますけど、お稲荷さんの参道だからこそ綺麗に保たれているのでしょう
これだけビルがひしめき合っていたらどこかが適当にしていてもおかしくないのに全体的に綺麗なんです、素晴らしいですね
途中から完全にビルの裏口という、通っていいのか少し迷う道を進むと反対側の参道に出ました
こちらは大通り沿いでオシャレなショップさんの脇なのでさらに気付かず通り過ぎてしまう外見ですよね
ちなみにこちらから入ると社殿すぐ脇に出る最後のL字を曲がるまで先客が居るかどうかわからないので正面から社殿が見える方から入られると良いかと思います(*^^*)b
こちらのお稲荷さんは静かに座られている感じで、どちらかと言うと参道手前の時点で既に見定められているんじゃないかと思いました
なのでキリッとして凛と座られていますが厳しさや睨みを利かせるといったこともなく、ご挨拶を受けてくださるといった印象です
きっと、こちらにお呼ばれした方は社殿前に立つととても穏やかな心地になれるんじゃないかな(*^^*)
是非、ご参拝ください(*´ω`*)