どうも、ひのきですm(*_ _)m
何度かに分けて深大寺など調布近辺の神社を参拝していた際に調布駅付近のお稲荷さん二社にもご挨拶しておりました
まずはこちら
社名も由緒も見当たりませんが地図で確認したら さくら稲荷神社 だそうです
調布駅近くの飲食店立ち並ぶ一角に鎮座しています
小さなお稲荷さんですが地元の方と思われる人は通り縋りにお辞儀をしていかれていてとても大切に祀られている感じですね
境内には狛犬さんとお狐さん
狛犬さんはとっても可愛らしく、お狐さんもスマートでキュート
境内の雰囲気はとっても柔らかく、この街を優しく見守っていて周辺の方からも大切にされているということがとっても伝わってきました
つまり、この街のお稲荷さんなのです
勿論、よそ者だからといって警戒されることも邪険にされることもなく迎えてくださる感じですが、地元の為の神様だなぁって感じです(*^^*)
続きまして、甲州街道を西へ向かったところに鎮座されているお稲荷さん、若松稲荷神社です
手前に建物があるのでぎりぎりまで見えず、突然パッと現れるのでびっくりしますw
手前は駐車スペースでしょうか、参道様の石が壁に沿ってL字型になっています
左側は小学校、小さな境内なのに木がしっかりと覆っていて甲州街道に面しているのにとても落ち着いた雰囲気です
こちらは完全に呼ばれた感があります
木々に囲まれた御神域に足を踏み入れると不思議な緊張感に包まれます
試されている
ここは神妙にご挨拶
そしてそっと境内を後に、、、しようとしたのですがやはりここの空気感は凄い
目と鼻の先を大量の車、トラックが絶え間なく通り過ぎているのにここだけ世界が違う
お社の周りをゆっくり回ってみましたが、樹上では複数の鳥が鳴いていて ほんとに街道沿いかよ?! と思ってしまいます
勿論、目を向ければ木の合間から通りゆく車が見えるのですが、まるで見えない壁でもあるんじゃないかって感じです
いや、これは恐れ入りました
こちらもご由緒はわかりませんが、こんな素晴らしいお稲荷様が隣にいらっしゃるんだからきっとこの小学校に通う子供たちは健やかに育つことでしょう
そして驚きです
ゆっくり境内を回ったのに上の二枚しか写真を撮ってなかったんです
というか、空気感に圧されていたんですね、こんな狭い境内をゆっくり回ったはずなのにちゃんと全部見れていなかったんです
後日、布多天神社を再訪した日
勿論、若松稲荷の事は記憶に残っていましたが参拝する予定はありませんでした
寧ろ、今日はそちらはいいかな、とさえ思っていたんです
食事をしてお腹いっぱい、さて帰ろう、、、と思ったのですが何故か足が向く先は駅と真逆
あれ???
そういう時は従うが吉
呼んでらっしゃる
というわけで二度目の参拝
手前に屯していた五羽の鳩達は私が入って行くと奥へ移動して木の根元で餌探し
ご挨拶とお呼び頂いた事のお礼をし、今回もぐるりとお社を回ります
やっぱりここの空気は凄い
まさに、御神気溢れる境内
二度目なので緊張感はなくなり、お社と木々から溢れるマイナスイオン?に心身を委ねてとても穏やかな気分です
さて、では、、、と鳥居へ向かって固まりました
どういうこと!?!?!?
な! ん! で! 並! んでん! の!!!!
オワカリイタダケタダロウカ
近づいても一羽たりとも一歩も動かないんです
嘘でしょ
2~3m手前の辺りまで近づいても彼らはぴくりとも動かない
いや、少しだけ頭を傾けて横目で見てくるだけで体も脚も全く動かさず通せんぼの陣は崩さぬまま
ちゃんとご挨拶と呼んでいただいた感謝と、一周してからもう一度帰るご挨拶もしたんだけどな?
基本的に御神域にいらっしゃる生きとし生けるものは全て(あ、嘘を吐きました、蚊だけは叩いちゃいます…)神様のお声を聴き、我々を導き、我々の声を届けてくださる存在と捉えていますので
ここまで頑なに動かない彼らを間近に迫ってまで動かす気はありません
それにしても五羽揃って、一羽だけ位置がズレてちょっと前に居るけれどその一羽さえも、すぐ背後で私が左右に移動してみても全く動かないのには必ず意味があるはずだ
きょろきょろ
あっ
正面からも見えていたのにすぐ手前に緑美しき葉を広げた植物があって全く気にしていなかった社名の入った石柱と何かの石碑が!!
これか? これなのか? と鳩を見るがやはり一歩も動かぬ鳩たち
でもこれしかないよな、とご挨拶(何の石碑かわからなくて申し訳ないと思いつつ)
さて、と振り返るとあれだけ動かなかった五羽の鳩が嘘のように再び隅の木の根元へ歩いていって土を啄み始めたのです
うん、なんかありがとう
神社へ行って(小さくても)不思議なことがあるのは度々ですが、これはこれまでの中でも結構上位になる不思議体験でしたw
たまたま、と言えばそれまでですけどね(*^^*)
街の守り神、庶民の味方、お稲荷さん
完全個人主観ですがお稲荷さんには個性があります
参拝するととっても喜んでくれる
積極的に呼び込んでくれる
余所者寄せ付けずの雰囲気ありつつ心から参拝すると凄く優しくなる
余所者を拒みはしないけど見向きもしてくれない
そもそも寄せ付けてくれない
などなど
考え方としてはいろいろあるでしょうが私的には、同じ御祭神を祀っているところ神様は同じであってそれぞれの神社はいわば神様への窓口のようなもの
それなのに個性があるとはどういうことか
各々の神社は神職様や氏子さん方が守っていますので、そのお気持ちがしっかりしていないお社には神様もいらっしゃってはくれないでしょう
また同じように、その神社を訪れる参拝者に崇敬する気持ちが無ければまた、その窓口にも神様はいらっしゃってはくれないでしょう
そして神様は自分を祀る全ての神社に常にいらっしゃるわけではなく、ご不在の時に神様との間を繋いでくださるのが眷属様
この眷属様はそれぞれの神社によって、またその時々によって異なる場合もあるでしょう
それらが絡み合って、その神社の個性が作られているんだと思っています
どれだけ人を集めてお金を掛けた社殿や宝物を集めていても神職様に奉賛のお気持ちよりも別のところへ気が向いていればその神社には神様も振り向いてくださらないし眷属様も神様が来てくれない空気も澱んでいるというんじゃ気持ちよくは無いでしょう
当然ながら、神様も眷属様もご不在、なんてタイミングもあるでしょうから普段は相性の良い神社だとしてもなーにも感じない、ということだってあると思います
逆に、物凄く崇敬していて物凄く相性の良い神社であれば、不在にしていてもすぐにどちらかが飛んで来てくださることもあるかもしれませんね(*^^*)
日頃参拝を重ねているうちにそんなこんなを考えているのですが、どうもそういった特徴が特に顕著なのがお稲荷さんな気がしているのです
これにも相性が絡んでいるとは思いますので人によって全く考え方感じ方が違うでしょう
神社好きで参拝を重ねていらっしゃる方であれば過去を振り返ってみると思い当たる部分もあったりするんじゃないでしょうか(。-_-。)b