どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら!!
めっちゃ夕方ですけど(´>∀<`)ゝ
大抵は 将門の首塚 と呼ばれておりますが正式には 将門塚 しょうもんづか だそうです
実はもう何年も前に一度参拝しておりまして、2020年4月に改修されたとのことでご挨拶して参りました
現在のお姿はとてもスマートで美しい佇まいですが改修前の雰囲気はまた凄く、ビル群の中でその一角だけが木々に包まれ、まさに侵されざる神域といった雰囲気でした
その由来を知る知らずに関わらず、そこが特別な場所だということはひと目見ただけで分かる、それくらいの迫力がありながらも一礼して一歩足を踏み入れるととっても清らかでこれぞ御神域という空気が流れておりました
神社ではなく塚だからか鳥居があるわけでもないので知らない人はちょっとした広場に見えるかもしれないほどスマートになっていました
木の端に九曜紋が施されています
木はほとんど無くなってしまっていましたがお陰で陽光に包まれてとても美しいです
祀られているのは平将門公の首
ここは元は円墳だったそうです
将門公の首が落ちたとされるこの地の人々が怨霊に苦しめられていたところ、ここを首塚として慰霊したのが1307年
以降祟りが収まったとされていますが、関東大震災で甚大な被害を受けた後に発掘調査が行われた際には盗掘損壊を修復された跡のある石室が発見されたものの将門公の首も首塚であることの証拠も見つからなかったそうです
ですが、皆さんご存知のようにこの地を開発しようとして工事関係者や大蔵省役人や関係者、その数14名もの人々が立て続けに亡くなり、足に怪我を負う作業員も続出したといます
その後、開発を諦め神田明神を中心に慰霊祭を行うなどして事なきを得ていたそうですが、慰霊祭を取りやめてしばらくすると今度は大蔵省本庁舎が落雷により消失
各地に首伝承があり、この地でも実際に首が見つかったわけではありませんが少なくとも首塚として供養されている場所ですから、これらを偶然として片付けられるのかどうか、というところですよね
神社などもそうですが、実際の御骨や遺物が無くとも御神体や形代を祀ることでそのお力や霊が降りられるものだと思います
怨霊信仰、御霊信仰などと言われ、無念に亡くなった霊が祟りを広めるとは言われますが、その原因となった当事者関係者は別として、それ以外の人々にまでその影響が及ぶというのは私的には意図的な怨念のせいというわけではなく、無念の苦しみによる悪い空気が様々な悪影響を呼び込んでしまうのだと思います
だからこそ供養の念によりその苦しみを取り去れれば悪い障りは無くなり、寧ろご利益が広がるというものではないでしょうか
最大の怨霊が味方につけば最大の守護神であります
元の異空間のような特別な雰囲気も嫌いではなかったのですが、こうして太陽に照らされる今の状態こそが時代を経た今の将門公には相応しいんじゃないかと思いました
ちなみに一時は朝敵として外されてしまったこともありますが神田神社の御祭神は平将門公です
その神田神社は元々この近くにあり、首塚に対して併せて 体 を祀ることで怨霊を鎮めたとも言われており、からだ が訛って神田となったという説もあります
折角併せ祀っていた 体 を移転させたのに問題は無かったのか?とも思ってしまいますが、江戸城鬼門守護の為という大きな期待があり、それこそ神社を特に重要視していた太田道灌がそれ相応の対応をされたのだと思います
と、いうわけで神田神社もお参りしております
折しも巫女さん達が神楽のお稽古をされていてとても良いご挨拶が出来ました(*^^*)