どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、妻恋神社
神田神社から次の記事にする予定の湯島天満宮へ向かう途中に出会った神社です
妻恋という言葉は夫婦が互いに恋い慕うという意味ですからとっても良いイメージを持っていましたが、その通りではありながらも切ない由来の素晴らしい神社でした
暗くて読みづらいですがこちらがご由緒です
なんと日本武尊が創建した神社です!
東征の帰りにこの地へ野営した日本武尊が倉稲魂命を祀ったのがはじまり
つまりは創建が西暦111~112年頃というとんでもない古社ということになります
東征で房総に上陸する際、荒れた海を鎮めるため海に身を投げ夫を救った愛妻 弟橘媛命を船魂神として祀り、妻恋明神と号したそうです
後に、日本武尊自身も祀られ、御祭神は三柱となっています
別説では、日本武尊が野営した際に弟橘媛を祀る祠を建て、後にそこへ稲荷も祀られたという話もありますが、いずれにしても創建の起源は同じようで、"神社" としては4世紀頃の発祥となるようです
吾妻はや...と嘆いたことが由来とされる地名などが多くありますが、恐らく帰路ずっと想い嘆いていらっしゃったのでしょう
石段を上がると正面やや右手に妻戀稲荷
右隣には馬頭観音の石碑
そして左に本殿が鎮座します
シンプルな造りの社殿は時間帯もあってかとても静かで心地よくご挨拶出来ました
外観と本殿手前からの写真でお気づきでしょうか、本殿脇にライトアップされたとても明るい場所があるのです
というわけでそちらへ進んでみるとお地蔵様が
恐らく水子地蔵かな、と思ったのですが調べてみるとその通りだったようです
幸い私に経験はありませんが、何故かここから呼ばれてこの神社へと導かれたような気がしました
しゃがんで手を合わせ目を閉じるとなんとも安らかな心地になりまして、お地蔵様の周りに沢山の楽しく駆け回っている子供たちが居るとても安らかな場所に感じました
ご夫婦の強い想いが溢れる社殿の隣で子の安寧も守られる、とっても素晴らしい神社でした
はて
都市伝説的なものなのであまり気にもしておりませんでしたが、そういえば理由の無い者が水子地蔵を拝むものではないという類の話があったような気がします
でも、この水子地蔵周りのなんという穏やかさか
実際、それほどの想いも無く、呼ばれた気がしたというだけでしゃがみ手を合わせたのですがこの日歩き回った疲れが一気に取れたと感じたほどに素晴らしい癒し空間だったんです
それは本当に、立ち上がって本殿前まで来たところで身体の変化にすぐ気付いたほどです
それを思い出したのでちょっと調べてみました
水子地蔵には錫杖をついているもの、合掌しているもの、子を抱いているものなどがあるそうで、こちらの水子地蔵は子を抱いています
錫杖をついている水子地蔵は賽の河原で石を崩しに鬼が来ないよう守ってくださる地蔵菩薩
合掌、子を抱く水子地蔵は水子の母親代わりとなって愛情を与えてくれる慈母観音菩薩
そして錫杖をつきつつ子を抱いているのが子安地蔵で安産を守護してくださるのだそうです
どんな人であれ水子たちの幸せを願って罰が当たるわけはない
一部で言われる、身に覚えが無いのに水子地蔵を参ると自分の子も連れていかれる、といったような話がもしあるとすれば
それは神社でも同じで余りに粗末にされていると悪しきものが集まってしまいそれが悪さをする、ということは無きにしも非ずかな、と思います
2000年近くもこの地で守られてきた素晴らしい想いが宿る神社
神田湯島へお越しの際は是非こちらまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか(*^^*)