雨は天から降るもの
どうも、ひのきですm(*_ _)m
天気が悪いとどうしても出掛ける気持ちに陰りが出てしまいます
特に雨が降ってしまうと家に引きこもってしまいますが、不思議と気が向く時もあるものなんですね
思い立って向かった先は神楽坂、捜し物があって石屋の 岩座さん へ
結局捜し物はありませんでしたが、以前から気になりながら参拝していないまま気にかかっていた神社が近くにあるのです
それがこちら、赤城神社
さすが神楽坂、想像以上に綺麗に整備されています
参道を進むとさっとひらけます
近代的、という程では無いにしてもとてもスマートな境内で右手のビルにはカフェ?があってその奥に社務所があったりします
こちらが拝殿、ガラス張りになっていて内部をとても綺麗に見ることが出来ます
御祭神は磐筒雄命と赤城姫命
聞いた事のない神様です
磐筒雄命は伊邪那岐が加具土を斬った時に剣先から飛んだ血が岩について生まれた神だそうです
斬られたカグツチからは身体と血、それぞれから8柱づつ、計16柱もの神が生まれているのでまだまだ馴染みの無い神がたくさんいらっしゃいます
赤城姫伝説については結構長いので割愛します、興味のある方は御自身でお調べ下さいw
龍神、竜宮などのキーワードも絡んで来る容姿端麗な女性神であり、女性の願いを叶えてくれる神とされているそうです
ご由緒によると創建は西暦1300年、群馬県赤城山麓の豪族 大胡氏が牛込に移住し本国鎮守の赤城神社から御分霊を勧請したとされており、1683年には江戸幕府より日枝神社、神田明神とともに江戸三社とされていたそうです
群馬の赤城神社に祀られている御祭神の中には確かに磐筒雄命の名がありますが、公式HPのご由緒においても赤城姫が合殿とされている由来についてはハッキリとしていないようです
こちらの狛犬がとっても可愛い!!
加賀白山犬と呼ばれる江戸時代に流行した型だそうで今ではほとんど見られないそうです
社務所でミニチュアが頒布されていて物凄く心揺さぶられつつ我慢しました(笑)
左手には蛍雪天神が鎮座
元は横寺町に鎮座していた北野天神(朝日天満宮)が1876年にこちらへ遷座した後に戦災で焼失、2005年に蛍雪天神として復興されたんだそうです
勿論、御祭神は菅原道真公
見た目に少し違和感を感じませんか?
こちらは神楽殿の中に御内陣を備えているんだそうです
やはり天神様の前では空気感が違います(そう思い込んでいるのかもしれませんけどね)
階段下まで戻り、左手方向へ進みます
そうなんです、天神様の真下を潜らせて頂くことが出来るんです!!
本殿のお背中が好きな私にとって、足元から神様を見上げることが出来るなんて(*´ω`*)
脇には奉納された赤城山と大百足のオブジェ
奥へ進むと朱鳥居と三社殿が鎮座しています
中央が出世稲荷神社、御祭神は宇迦之御魂神
こちらは赤城神社がこちらへ遷座する前から地主神としてこの地を守られていたそうです
右手が八耳神社
さぁ、ご想像つきましたでしょうか
御祭神は上宮之厩戸豊聰八耳命
うえのみやのうまやぢのとよとやつみみのみこと
厩戸でお分かりでしょう、聖徳太子です!
元は太子堂だったそうで、合殿に大国主大神、丹生大神、菅原大神も祀られています
丹生大神は恐らく和歌山の丹生都比賣神社に祀られる丹生都比賣大神のことと思われますが、もしかしたら高野御子大神、大食津比賣大神、市杵島比賣大神も合わせ祀られているかもしれません
そして左手が葵神社、つまり東照宮で徳川家康公が祀られており、神仏分離の際に牛込西五軒町のお寺から遷座されたそうです
いやー、気付いてみればいつの間にか小雨も止んでいてとっても清々しい心地でご挨拶が出来ました
雨は傘をささなければならなかったりそれで手が塞がったり勿論濡れてしまったりと面倒ではありますが天からの恵みでもあり、やはり雨後の爽やかさは素晴らしいものです
これから迎える梅雨はなかなかに暑くてジメジメして嫌なものではありますが、水気というのはとっても良いものです
是非、ご参拝ください(*^^*)