日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

堤防の鎮守 穴守稲荷神社


ねがいごと かならずかなう 穴守の

いなりの神よ いかに尊き



どうも、ひのきですm(*_ _)m


今回はこちら

穴守稲荷神社


現在羽田空港がある場所が要島と呼ばれていた文化文政 1800年頃のこと

埋め立てて堤防を築くも度々壊され、遂に大穴があいてしまった

そこで祠を築き御穴宇賀神を勧請したところ、風浪の被害は収まり田畑の実りにも恵まれ、鎮守として人々の崇敬を受けた

明治期に入り、その由来から穴守稲荷とその名を変え羽田の地を守り続けていたのですが先日大鳥居の記事に書かせていただいた通り、米軍により移転を余儀なくされ羽田神社へ一時避難した後に今の地へと遷座


大鳥居から歩いていくとこちらへ辿り着きます

横向きの大鳥居と立派な社殿、そして右奥には塚でしょうか、が見えます

いつもの様に最低限の下調べしかしていなかった私はこの規模に驚きました


ひとつ手前の細い路地を曲がると当記事冒頭の鳥居、そしてここから反対側(駅の方)と三方向に大鳥居と参道があります


路地の大鳥居から入ってしばらく行くと

左手に飛龍明神がありました

由緒等不明ですが恐らく祀り方からし龍神様ではなく稲荷神でありましょう、本殿や他境内社から離れていますが独特の存在感を放っています

そして神楽殿


そして御社殿、見切れていますが手水舎は手前の右側にあります


大きく、そして凛々しいお狐様はよく見ると今にも動きだしそうです

とても立派な御社殿です

御祭神は豊受姫命

この辺りのお稲荷様は豊受様を祀られているところが多いですね

どことなく雰囲気の違いがあるような気がしますが、"宇迦" 之御魂神も豊 "受" 姫命も 稲生 の神であります

神前に立つと気圧されるほどの威厳があって、まさに鎮まられていらっしゃるという雰囲気があります


社殿右手に沢山の鳥居と境内社が奥まで並びます


右は必勝稲荷、左は境内案内によると 御神砂

御神砂? この時はまだ理解出来ていません


千本鳥居を進んで行くと処処で右側に境内社


開運稲荷

出世稲荷

繁栄稲荷


手前から必勝開運出世繁栄と縦に並んでいるんですね、並びにも意味がありそうで意外と無いのかもしれませんがw 心から願う事がある方には何かヒントがあるかもですね


そしてちょっと雰囲気が変わる突き当たりに奥宮!

こちらには御神砂が

小封筒が用意されていて自分で掬う事が出来ます


昔、要島に暮らす翁が漁に出るも釣れた魚を入れていたはずの篭には湿り砂が入っている、あくる日もまたあくる日もたくさん釣れる魚が帰ると湿り砂に変わっている

これは化かされておる!と村人皆で穴守稲荷を取り囲み遂に狐を捕らえたが翁は許して逃がしてやった

すると翌日から大漁大漁、帰っても篭には沢山の魚があったが毎回少しの湿り砂も入っていた

それを庭にまいていたところ千客万来、翁は福と富に恵まれたという



お、私が大好きな本殿の裏へ行けるじゃないか、といってみたら福徳稲荷が鎮座していました


本殿の真後ろにあって石で囲まれ狐様の表情もとても良い、少し見づらいですがお社脇にも狐様が居てとっても雰囲気の良いお社です

こちらの境内にあるお社は全てピリッとした雰囲気を感じたのですが、こちらだけはとっても優しい感じがしました


奥宮の後ろは塚山になっているのですがその下には沢山のお狐様が集められています


これだけお狐様があつまると凄いですね

恐らくどこかで祀られていたものの行き場が無くなってしまったお狐さんや奉納されたお狐さん、もしかしたら中には要島で祀られていたものもあるかもしれません

御神砂の伝承からすると悪戯をする狐さんも居たようですが全体的に厳かながら穏やかな雰囲気で皆寛いでいるような感じですよね

相性もあるので、怖いな、と感じる方は嫌な印象を持たないよう目を向けずに素通りしても良いと思います(。-_-。)b



奥宮背後の岩山階段を登ると途中、福徳稲荷の真上となる部分に境内社が並んでいます

築山稲荷

幸稲荷

末廣稲荷

そして羽田らしい航空稲荷


それではいざ、稲荷山へ


登ると迫力のある御嶽神社の御姿が目に入ります

こちらは木曽御嶽神社から勧請されているそうで御祭神は国常立尊大己貴命少彦名命の三柱

百度参りの勧めがありました

お社ではなく磐座が祀られており、写真には写っていませんが足元に軾石(ひざつきいし)があるのでそこに膝をついて参拝します


どうでしょう、この神々しさ

まるで木曽で剣ヶ峰を拝んでいるかのようです

磐座の色合いからすると剣ヶ峰の石でしょうか、なんとも目を奪われ暫し跪いていました


そしてこちらが、穴守稲荷神社上社

西陽を受けなんと温かみのあることか

周りを見渡せば普通に街中なのですが、この稲荷山頂上は物凄く温かみに溢れています

そしてなんと有難いことか美しい太陽を背景に本殿を上から見ることが出来ます


裏手に回って下山ルートからは先程の稲荷4社とさらに下の福徳稲荷も見えますね

そしてまだやや上からですが、本殿の一番近く

上からは畏れ多くて出来ませんでしたが、ここから本殿を拝ませていただきました


降りてきて気づました、しっかりと 狐塚 という扁額と共に紙垂縄が!?

登る前はまったく気づかなかった。。。


拝殿左にある社務所を背に右前方向へ行くと井戸、門被之松、水琴窟のミニ庭園があります

ここの狐さん達もとても素敵です


おもかる石もありますね!

願い事を思い浮かべながら持ち上げた時に軽かったら叶う! 重かったら大変だけど叶う!(はず)


水琴窟に注ぐ水鉢は花が飾られてとても美しい


いやー、なんとも素晴らしいお稲荷さんでした


羽田の大鳥居についての都市伝説は呪いだの祟りだのと言われていますが、そんなマイナスの言葉は使いたくないですね

きっと大いなる力が働いたのだとは思いますが、それは呪いや祟りなんかではなく、しっかりとした御神威だと思います

こんなにも素晴らしいお稲荷さんなんですからね!


いやー、この日も沢山の神社を巡りましたが、ほんっと素晴らしかった

歩き倒したのに身体も心も軽やか! ...と穴守稲荷駅へ向かう参道をサクサクと歩いていたら突然の鋭い視線を感じて立ち止まりました

なんだっ、何かすっごい見られてる感!?!?

まさかお狐様?!

と周りを見渡したら、、、居たwww

鋭いけどなんちゅー顔だ、ぶちゃかわにも程がある


暫しにらめっこすると あどっこいしょ といった感じでのそっと石の上へ

そして渾身のこの表情

まるで某コンビの芸人さんのような顔だな、と思ったのでもしかしたらもう会うことは無いかもしれないのですが ひ〇らくん と勝手に名付けました

完全に落ち着きましたね、ナイス表情

からの

天使の笑顔(寝顔)


くっ、、、可愛い、、、(>_<)


というわけで、穴守稲荷神社でした

ってひ〇らくん、めっちゃ降りてきたやんか

この後、こっちに向かってきて なんだ見送りか可愛いなぁ(はぁと) って思ったら横目でこっち見ながら素通りしていってそのままのそのそと民家軒先の植栽辺りに消えていきましたw


こちら、京急穴守稲荷駅の前にも大鳥居があります

素敵な扁額は駅側に掛けられています


コンちゃん と名付けられたとても可愛い狐像があってお菓子が供えられていたりしてほんと、街から愛されているお稲荷さんですね


穴守稲荷神社

ほんと素晴らしいので是非、ご参拝ください