日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

九頭龍神社と武蔵国一ノ宮小野神社

どうも、ひのきですm(*_ _)m



本日は ちょっと街をブラっとしてみたらこんな神社に出会っちゃったよ のコーナーでございます(そんなのいつ出来たんだ)


場所は京王線 聖蹟桜ヶ丘駅、普通であれば滅多に行くことの無い場所ですが、とある神社があるので時々訪れています

それまで知らなかったのですが、駅の近くに気になる社名を見つけたので参拝して来ました

それがこちら、九頭龍神


駅前の大通り 川崎街道を渡って一本奥、静かなところにひっそりと鎮座されております

平日とはいえ前を通る人はまばら、隣接する公園にもほぼ人が居ないこのひっそり感とは裏腹に目の前の通りは九頭竜通り、隣の公園は九頭龍公園となっているので古くから鎮座しているようです


鳥居の下に可愛い狛犬さんが居ます(*^^*)


こちらが御社殿、柱に掛けられた社名の力強さがとっても良い雰囲気です

境外からではとても長閑な雰囲気でしたが、鳥居を潜って小さくジグザグと歩き殿前に立つとどこからともなく独特の雰囲気が漂います

あれ、思いっきり柔らかでのーんびりと温かみのある感じを想像したんだけどな?


こういった小さな神社にはなかなか無いものですがさすが通りと公園に名が付いているだけあって由緒書きがありました、とても有難い


元は大河原に鎮座されていたそうで創建は中世とのこと、日本における中世とは平安後期から戦国にかけての11~16世紀頃だそうです

昔の度重なる多摩川氾濫は有名ですが(といっても神社巡りで知っただけですがw)、御神体が流れ付き祀られるとその社は幾度も水難を免れたという御神威

何か不思議な雰囲気だったのはそのお力でしょうか


九つの頭を持つ龍のようなもの


大抵流れ着いたり出土したり網に掛かるのは木造などといわれますがこちらは 龍のようなもの というなんとも少しぼやけた伝承です

つまりは、破損していて木造と断定出来なかったとか九頭龍のように見える流木だったのか、といった感じでしょうか


でも、それが良いのです


ここは八百万の神に感謝する国

神様は身の回りのありとあらゆる物に宿ってらっしゃいます

磐座、御神体、御神木、御幣、形代、神札


今でもその 九頭龍のようなもの が現存して祀られているのかはわかりませんが、こちらには確かに、今でも神様がいらっしゃると感じました


ちょっと調べてみると、多摩川支流の上流を辿ると檜原村に九頭龍神社があるそうでもしかしたらそちらから流れついたものである可能性も考えられるのだとか

檜原村九頭龍神社は南北朝時代にその地を開拓した中村数馬守小野氏経という人物が武運を願い創建され九頭龍大神天手力男命が祀られているそうです



ということで、こちら

武蔵国一ノ宮 小野神社


写真じゃ伝わらないですが紙垂が一本だけひらひらひらひらと揺れておりました


境内社のお稲荷さんへご挨拶に行くと雀が飛んで来てじっと見つめられたり

とにかく境内に溢れる暖かな御神気が心地よい神社さんでございます

瀬織津姫様がお好きな方はこちらも是非(*^^*)



というところで終わる予定だったのですが、折しもつい先日目にした事もあってこのまま横道に逸れていこうと思います


小野神社が武蔵国一ノ宮とされていることに関して、昔のことなのにまだ一ノ宮を名乗っている、勝手に名乗っている、などと言われてらっしゃる方をちらほらと見掛けます

この話になると私もいつも書いているのですが、確かに近年、武蔵国一ノ宮として名を馳せている大宮氷川神社さんはメディアでも多数取り上げられ規模も大きく参拝者数もかなりのものでしょう、対する小野神社は存在を知らぬ方が大多数でしょうし参拝者は比べるよしもありません


各々、特に崇敬する神様が違ったりしますので捉え方も様々、異論もあるのはわかりますけどね

私は小野神社ファンの立場ではありますがそれを置いても武蔵国総社である大國魂神社でも変えることなく一ノ宮を小野神社とし続けている現実があるわけです

そもそもが規模や発展によって一から六が入れ替わるというものでもないから古来より今に至るわけであって異論があるならば異議申し立てや変更を願い出て正式に変更すれば良いのである

それもせずに気に入らないのであれば脱退(そういうものなのか知らんけど)でもなんでもすれば良いのである

実際、神道とはいえそもそもが氏族の祖先神が発端ですから神社同士の勢力争いというよりは崇敬氏族による権力争いに付随してきた歴史というのはあります

そのため、今の神社本庁の流れには加わらず独自の宗教法人として存続されている神社もあります

皆さんご存知のところで言えば、伏見稲荷大社出雲大社靖国神社日光東照宮金刀比羅宮などなど


申し分には歴とした理由もあるのでしょうが、正式な手続きをするでもなく名乗り上げ既成事実化していくというのは私はどうも気に入らないです


武蔵国一ノ宮でありながらもその名を笠に着ることなくその地をしかと守り続けて来たからこそ、小野神社は今もしっかりと鎮座し続けているのです

大好きな神社に大してとても失礼な言い方ではありますが、、、いつ行っても休日でさえまばらにしか参拝者が居ないというのにこれだけ立派なお社を構えとても綺麗な境内を保ち続け、遅れ馳せかもしれませんがバリアフリー化工事なんかもちゃんと手を付けていらっしゃる

純粋に、凄いと思います


いつも言っていますが、神社は豪華さや規模ではありません

街中の薄汚れた少しボロい小さなお社だって崇敬者様方が心を込めてお祀りされていると物凄いんです


そして今回記事にした九頭龍神社もまた素晴らしかったし、小野神社は規模も豪華さも凄いですが見た目だけでなくしっかりと御神威を放ってらっしゃると思います


とはいえ

これもいつも書いておりますが、神様との相性、いや、同じ神様であっても神社によっても相性というのがありますので感じ方も人それぞれですから

他社がどうとか、自社が上だとかそういうことじゃなく、純粋に御自身が崇敬されるお社を推してらっしゃれば良いと思います


ここまで書いたのでついでにですが、いや、あちらさんもあれだけの規模にするのは相当な御神威があらせられるというわけでして、そうでなければいくらメディア戦略があったとしても長く続くことも無いわけです

そもそも私はスサノオさんも氷川さんも好きですからね(というか相性が悪いというほどの神様なんて居ませんから)


とこの話題になる度に、ちゃんと大宮氷川さんへ参拝しなければなぁ、と思うのであります


よし決めた、今年中にはご挨拶してくるっ!!