どうも、ひのきです
本日はこちら、蛇窪神社です
実はこちら、神社巡りを始めた頃から気になっておりまして今回実際に参拝するまでに1年以上の月日が流れました
参拝はご縁とタイミング
漸くその時が来た、ということでございます
こちらはご由緒などから書いてまいりましょう
最寄りとしては中延駅の方が近いのですが私は旗岡八幡神社の近い荏原町駅から三間通りを東へ、第二京浜の大通りを渡ったところ
なんかオシャレな街灯だけど ? がすっごい並んでるみたいだなぁと思ったのですがこれがよく見ると玉を咥えた白蛇様じゃないですか!!
掛けられているペナントには 旧蛇窪村 とあり当時の地図がデザインされております
そう、この辺りは東京府荏原郡荏原町の上蛇窪村下蛇窪村だったのです
蛇 という一般にはあまりイメージの良くない名前ということもあり区画整理などによってその名は消えてしまいましたが、それでもなお、この地がこうして蛇窪の名を誇りとしているのはこれから向かう蛇窪神社への崇敬の念が強いに他なりません
これからその神社を参拝出来るという喜びがここまで歩いて来た疲れを全て吹き飛ばします
蛇窪神社
由緒は少し複雑ですので独自解釈してみました
仏門に入っていた北条重時の五男がこの地を開拓するよう勧めたのが1272年のことですが当神社の創建については触れられていません
1322年の大旱魃の際、現大田区の厳正寺北西に鎮座していた龍神社へ雨乞いをすると大雨が続いたことで飢饉を免れた神徳に感動してこの上蛇窪村へと勧請した神明社が始まりのようです(同じ鎌倉時代に森屋氏が創建したという別説もあり)
後に社格が昇格すると共に(上神明)天祖神社とされましたが令和元年に別称としていた蛇窪神社を正式名称とされています
随分と美しい大鳥居だと思ったら脇に由緒が書かれておりました
大正初期から戦渦をも免れ銅で修復されながら惜しまれつつ解体された旧大鳥居が如何に愛されていたかを感じることの出来る新大鳥居です
境内に入ってすぐ左手に伏見稲荷社が鎮座します
立派な石碑と共に由緒書きがありまして、上述の雨乞いに基づいて祀られたとされています
この書き方では1322年に既に祀られていたのかそれ以降に祀られたのかがわかりませんが、お社がまだよく見えないこの場所からでも霊験の強さが伝わってきます
目には見えない何かを感じとって撮影した足元
こちらがお社、御祭神は倉稲魂命
威厳、高尚、霊幻、清浄、とにかく素晴らしいです
こちらのお狐様は独特な造形ですが物凄く心が込められていて素敵です
境内なかほどの右手に手水舎、とても美しい花手水でよくあるものと同型なはずの龍神様も笑顔になっているように感じます
おや? 後ろになにか と見ると土搗石だそう
なるほど、窪んでいる部分に手を掛けてドシドシと土を叩き続けるんですね
そしてこちらが拝殿
御祭神は社名の通り天照大御神、配神に天児屋根命と応神天皇が祀られています
境内は勿論広いのですが、それ以上に広く感じる心地良さ、とにかく居心地が良いのです
拝殿右手より奥に進めます
鳥居を潜ってすぐ右手にはこちらの撫で白蛇様
とってもキュートなお顔ですけど大きくて凄い存在感があります
奥境内正面と右手に二社ありますが、進む前に左手、撫で白蛇様の向かい側へ
石臼?????
丁寧に左から順に参拝推奨手順が書かれていて助かります(以下は撫で白蛇なども入れているので写真の掲示とは番号が違います)
1.撫で白蛇様にご挨拶
2.元宮 蛇窪龍神社を参拝
境内右手に鎮座する金の鳥居眩いお社と巨大な白龍、御祭神は蛇窪龍神様
こちらは蛇窪神社創建前から祀られていたと言われていて、千年以上前からこの地を守っていたと言われています
白龍、お社を囲む白蛇さん達は伏見稲荷社のお狐さんと同じ雰囲気の造形で素敵ですね
公式HPによると、神の眷属 白蛇 は8匹集まると白龍となるという伝承を元に手造りで奉納されたものだそうです
そんな白龍さんのお背中側を拝ませて頂こうとして気付きました、蛇のように捻れた蛇松
3.先程のテーブルへ戻り、朱の三宝に用意されている種銭をいただきます(初穂料100から)
財運 冨貴 清浄 と書かれています
4.石臼上の金杯に種銭を置き「社会全体が良い方向へ向き 自分の役割を果たし お金が巡りますように」と願いを込めながら右回りに三回臼を回します
ここ、重要ですね
お金持ちになりたい! 宝くじに当たりたい! といった私欲ではなくあくまでも社会の事を願い、その中に自分自身も恩恵を頂きたいという心です
5.脇に用意されているザルに自分のお金と種銭を置き、白蛇清水に浸します
6.そして白蛇辨財天社で祈願、お賽銭箱の前には参拝の際にザルを置いておける棚があります
御祭神は宗像三女神様、こちらでも臼回しと同じく私利私欲の無い社会全体の事を願った方がご利益がありそうです
社殿手前の狛蛇さん?はなんと昇り白蛇降り白蛇になっていて素敵ですね
ちなみに手前の短い橋は 見 と 巳 をかけたと思われる夢巳橋、右奥の滝は白龍の滝
岩窟に白蛇大神様が祀られているとされておりますが岩窟は滝のところでしょうか
7.社殿左方向から戻って来るのですが途中に立派なお社、、、ではなく水槽?があります
ん? んん?
居たーっ!! 超かわいい!!!
今日の展示は白蛇の しーちゃん だそうで、日によって違うのでしょうか、いやはやリアル白蛇さんが拝めるとは思っていませんでした
8.お金を拭い、種銭は財布へ、清めたお金は自宅で保管しておくと良いそうです
9.お礼参り
アップで撮り忘れたのですが、三宝の後ろに棒が立っていて種銭が挿さっていますが、こちらは御利益を頂いた種銭をお返しするところです
間違えてここから抜かないように(*^^*)b
そうです、つまり二度目以降の参拝時には前回頂いた種銭をお忘れなく(。-_-。)b
ちゃんとお財布に入れていれば忘れることはないでしょうけど財布を変えた時などにもちゃんと入れ替えておかなければいけませんね
銭は人々の欲望を渡り歩いて自分の手元に来てそして自分の欲も乗り移っていますので、こうして銭洗いをすることで、なんか自分自身の雑欲をも浄化出来るような気がします
銭洗いなんて濡れたお札がその後面倒だしなんか強欲な気がして嫌だな、と以前は思っていたのですが、神社巡りをしている中でこう考えるようになってからは好きになりました(*^^*)
いやー、凄いボリュームでした!!
1年以上前から気になっていたとはいえそれは社名を見ていつか行かねばと思っていただけでいつもの様に詳細を全く調べていなかったので驚きましたけどw
ほんと、居心地が良くてそろそろ日没も近づき、このあともう一社ご挨拶する予定なのに後ろ髪を引かれてなかなか境内を出る気分になれなかったんです
そうです
こういう時は何かがあるんです
この時は特にそういう考えで何かを探したわけでは無かったのですが、ふと、社殿左奥が気になったのです
それまでは神職様の駐車スペースと御住居のように見えていたので全く気にしていなかったのですが、ふと覗きに行って驚きました
親子岩、復活岩、愚痴壺、そして祓戸大神!!
うわっ、マジか
思わず小さく声に出ました
なぜか境内を出る気が無くなっていたのは祓戸四神様がお呼びくださっていたからでしょうか
こちらは公式HPでは一切触れられておりませんが検索したところ公式Twitterと公式Facebookで2021年に発言されておられたのを見つけました
古くから本殿横にあった巨石を復活岩、親子岩として祓所を祀りました、とのこと
賽銭箱と共に水の入った桶が用意されており、隣の机で形代に記名して水に溶かすことが出来るようになっています
また愚痴壺は蓋を開けて中に愚痴を吐き出すことが出来るなど、徹底的に自身を浄化して再び力を得られるようになっているわけですね
いやー、まさかの祓戸大神様の登場に心が踊り、小声で大祓詞を奏上させていただきました
この時はこちら側にはほとんど人が居らず、本殿横ということもあってとっても素晴らしい氣が満ちておりました
凄いパワーが漲る、といってもエネルギッシュというより清浄感に溢れた素晴らしい素晴らしい神社です、是非ご参拝ください(*^^*)
ちなみにあまり関係ないのですが、この記事を書いておりましたらそうそうあることではない、諸事情あって生卵をパックで頂くという事が起きましたw
そうそうないというか、まず無いですよねwww
弁財天様、白蛇様にお供えするといえば卵ですから驚きました
って当然ながら記事の事は知らずにですし私に供えられてもですがw 私の心を通して弁財天様と白蛇様へ届けば、なんて思った次第であります