日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

島津家屋敷神と瀬戸物の神 濱町神社・陶栄神社

どうも、ひのきですm(*_ _)m


本日はこちら、濱町神社


トルナーレ日本橋浜町の東側角に鎮座しています


小さな境内、立派に鎮座する御社殿

しっかりと由緒書きがあります

創建年は書かれていませんが1780年頃に島津家の屋敷神として祀られていた島津稲荷大明神が始まり

島津家下屋敷が無くなっても祀られていたが大震災による焼失後に近くの山田稲荷を合祀して稲荷神社として再建、大戦により再度焼失するも崇敬者により再再建され、濱町神社となりました

島津家を離れてもとても大切にされ続けてきたことが分かります

神社はトルナーレの敷地内に鎮座しているので周囲が自由通路となっていて本殿を含め全体が見えるようになっています


フェンスにより全文を読むのは大変ですが本殿横に再建碑があります


そして境内社がこちら、陶栄神社


御祭神は埴安大神、加藤四郎左衛門景正命、加藤民吉命の三柱

埴安大神は伊邪那美命より生まれた土の神で波邇夜須毘古神(埴安彦)・波邇夜須毘売神(埴安比売)の二柱

加藤景正は鎌倉前期の陶工で瀬戸焼の開祖、加藤民吉は磁祖、共に陶磁器の神として祀られています


由緒不明ですがこの辺りが陶磁器の街だったことから祀られているようです


そしておわかりでしょう、この美しき祠は陶器で出来ているのです


住吉造・常滑秘色焼の美しい祠、その台座に埋め込まれているのは平安期・鎌倉期の常滑古窯、桃山期の佐賀天狗谷古窯と江戸初期の美濃古窯から出土した陶片が使われているそうです

土台から祠まで全てがなんと美しいことか


島津稲荷の御威光と陶器に対する愛を感じる素晴らしい神社、お近くにお寄りの際は是非参拝ください(*^^*)



ちなみに私は名古屋出身なのですが、幼い頃から瀬戸物瀬戸物と当たり前のように慣れ親しんできたので 陶器 と同意で 瀬戸物 と呼んで来ました

勿論、瀬戸市があり陶磁器の街としての知識もあったのですが、それでも陶器全てを瀬戸物と呼んでいたんですよね

一応、全国的にも(西日本では唐津焼とも言うそうですが)陶磁器全てを せともの と呼ぶようになってはいるそうで間違いではないですね

ただ、瀬戸焼以外を 瀬戸物 と呼ぶのは本来ではないと感じたのでそれ以来、瀬戸焼き以外に瀬戸物という言葉は使わなくなりました


似たものに、八丁味噌があります

八丁味噌岡崎市八丁村で作られた長期熟成豆味噌(赤味噌)だけのこと

今では八帖町以外で作ったものでも県内で同じ作り方をされていれば八丁味噌とされていますが、そこまで知らない人は普通の赤味噌までもが八丁味噌と呼ばれていたりもします


折角だからどんどん逸れてしまえ( ・∇・)


八丁味噌を使った味噌おでん(赤味噌ベースでもおいしいですけどね)は愛知のお馴染みグルメですが、各地に 味噌おでん と称して味噌ダレを塗ったこんにゃくを見掛けます

声を大にして言いたい!!

貴方の家のおでん種はコンニャクだけですか!とw

いや、勿論美味しいんですが、それ、味噌田楽ですよねーっていっつも思うのです

愛知の味噌おでんは当然ですけど沢山の種が入ってますからね!!

普通の出汁で煮込まれているものを食べる時に味噌ダレをかけるパターン、それぞれの種毎で串に刺して出汁で煮込まれたものを味噌壺に漬けて(二度漬け厳禁w)から食べるパターン、そしてどて煮のように最初から味噌ダレで煮込まれているパターンの三種類くらいでしょうか

鹿児島でも味噌おでんを見かけましたが、そちらはちゃんといろんな種が味噌で煮込まれていたので嬉しかったです(*´ω`*)


と、瀬戸物から味噌おでんへと華麗に話が飛んだ本日の神社ブログでございました