日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

泉無くとも神は坐す 成宗弁才天社


どうも、ひのきですm(*_ _)m


快晴だった朝から徐々に広がった雲は完全に空を覆い風もやや強くなって来ました

この日の神社巡りも後半戦へ突入

いよいよ善福寺側を離れたどり着いたのはこちら

成宗五色弁財天


丸ノ内線 南阿佐ヶ谷駅からだと南西方向ですね

周囲は学校と閑静な住宅街、しかも左隣はマンションで右隣は公園?という隙間なのでぼーっと歩いていると気づかないで通り過ぎてしまいそうです


創建は成宗村と同じ頃、と書かれていますが調べてみると室町後期には既に村があったようなのでそれ以前ということに

御神体は25cmほどの弁財天像だそうですがこれがなんと江ノ島弁財天の洞窟(岩屋のことでしょうか)で焚いた護摩の灰を練りこんだものだそうです

しかも天長7年7月7日という刻印があるそうですが西暦だと830年のこと

おや、どこかで聞いたことが、、、と思ったら江ノ島弁財天の御神体もでありまして空海が洞窟に篭って作成したものだそうです

ただ全国に全く同じ謂れのものが御神体として奉安されているらしく、もしかしたら最初の一体は手作されてそれを型取りしたものが全国へ分けられた可能性もあるようです


では成宗村のはじまりは、、、と調べてみるとやや不思議で一説には鎌倉時代御家人 中野左衛門尉成宗が街道監視の役について開拓したこととされていますのでその頃から成宗村となったのでしょうから創建は1300年前後という感じですかね

昔は弁天池があったそうですが埋め立てられてしまったとのこと、境内にはこんな感じの池?があります

またこちらには富士塚もあったそうなのですがそれも取り壊されてしまったのだそうです

なんとも残念。。。(´・ω・`)


写真でお気づきでしょうか、こちらの境内は物凄く不思議な空間になっていて、まさに異世界へと繋がっているような、それは決して暗く狭いせいだけではないと思われます


特にこの参道に並ばれているこちらのお地蔵様たちがしっかりと入っていらっしゃるようでとても生きた表情、目をしてらっしゃってこちらの境内を守っています

お地蔵様はどちらにいらっしゃるのも皆、とても慈しみに満ちた優しい表情をされていますがこちらはとにかく惹き付けられるように魅入ってしまうというか、そして優しさに包まれるというか


すみません、パッと見た時にはよくある小さな弁天様かと思ったのですが、もうこの時点で思いきり心を改め、心身統一で参拝に望みます


そうなんです、まだ参道でここからが境内なのです


曇りではありますが晴天でも恐らく木漏れ日程度で薄暗い境内だと思います

鳥居を潜るのに深呼吸が必要でした


御祭神は市杵島姫命、恐らく御神体である弁財天像は保護されていて見えないとは思いますが恐れ多くて覗き込むことも出来ませんでした

人の声も車の音も聞こえず しん と静まり返った中、風の音とそれに揺らされる木々の音だけが響きます

強風まではいきませんが周りはそれなりにざわついているものの周りを囲まれた境内にはそよ風程度


はて、、、いつも迷います、弁天様での参拝は拍手?合掌? その時感じたままにするようにしているのですが、ここは拍手を選びました

ガタン、、、コトン、、、、、、、ガタン、カラカラ


まるでタイムスリップしたような、時代劇で見るような山道にある小さな御堂のような雰囲気です


一礼し、鈴緒を揺らし、二礼、ご挨拶、、、お賽銭を入れ、二拍手

パン、パン


コンコンッ



!?!?!?! ! !!!!!! ! !?!?!?


ガタン、、、カラン、カラン、、、カタッ、、、ゴトッ



聞き間違いではない、二拍手の直後、返答のようにハッキリとしたノックの音が二度、御堂の中から響いたのです

確実に御堂の中(もしくは御堂自体の側面や屋根?)から響いたのは間違いなく、その音はその前後ずっと続いている風の悪戯による音とは全く異質な音であり、リズムだった

これまで様々な神社を参拝してきて、確かに不思議なタイミングで音がした事は何度もありましたが、、、ここまで明確な異質さは初めてです

すぐに周囲を確認するも当然人影は無く、さすがに御堂の中を覗き込みました

薄汚れたガラスと曇天の反射でよく見えないのですが明らかに人は居なさそう


しばらく静かに立っていましたが、周りから立つ音に似たような音も無ければ同じようなリズムもありませんでした


コンコン


今思い返しても、人がノックをするとしたら多くはこのリズムで打つだろうな、という模範的なリズムでした


ちょうどトイレの個室でこちらのノックに対して 入ってます と返事のノックが来た、まさにそんなタイミングと音、テンポでした

いや、ふざけるわけではありませんがw ほんと、そんな感じでした

あんなに周りで木の枝、何かぶら下がっているもの、緩んでいる木板やトタンなどの風に揺れる音が周囲でずっと鳴り続けているにも関わらず、そのハッキリとしたノックのような音はその一度、コンコン、と鳴ったきりでした


記事を書いている今現在、参拝から4日が経っていますがこの時の音は周囲の音も含めてハッキリと思い出せます



さて、御堂の左手にもお社があり、その奥にはお地蔵さんでしょうか?

お社には何も書かれておらずどなたが祀られているのかわかませんでしたが、記事を書くのに調べてみるとどうやら取り壊された富士塚と共に祀られていた浅間神社のようです


その先はひとつの境内のようになっていて物凄い異界感に溢れています


左には手水鉢と蛇石が供えられ、写真ではわかりづらいですが参道は石橋となってその下は用水路のようですが水があるのです


弁財天?!


凄い迫力なんです

後ろの御神木も含めてもの凄いんですが、弁財天のようなそうでないような、とにかく、何かこう旭日旗のような後光がぶわぁーーーっと出てますよね?(見えませんけど)ってくらいに


不勉強なもので、私の目には胸の前に手を出し背中に琵琶を背負っているように見えたんです

ただ、破損があるとはいえお顔がやや険しいというか凛々しいというか、とは思いましたが調べてみると大日如来像だったようです

確かに種々あるとはいえ弁財天像は合掌しているものが無さそうですし背負った琵琶に見えた部分は破損している光背、やや険しめな顔なのも如来様だったからなんですね

というか、ぶわーっと光輪が広がっているように感じたのはあながち間違って居なかったってことですね(前向きw)


いやー、、、凄い、どうですこの神々しさ



と、背後の家の方でしょうか、黒い柵の裏側を誰か通って行かれました


あ、あれ? もしかしてさっきのノック、この方だったのかな?ヽ(;▽;)ノ爆and笑


まぁわかりませんが、裏手の家を尋ねてこられた人だとしたらあのノックからこの時まで裏の玄関でずーっと立ってたのか?という感じですし、裏のお家は古そうに見えないのでピンポンでしょうし

むしろ、裏の家の方で偶然そういう音がたっただけでこの時は出掛ける時だったかもしれませんね


ただ、、、音の響は裏からじゃなく明らかに御堂自体からだったと思うんですけどね


真相は、、、わかりません♪


ノックの事は置いておいても、非常に素晴らしい御神域でして凄い御神威を感じる弁天様でございました

それは御堂からも、そして奥の大日如来様からも、そしてそして参道のお地蔵様からも


とにかく素晴らしいのですが場所的にまず参拝する機会が無さそうな場所ですから、ほんと、今回たまたまこのルートにしてご挨拶出来て良かったです

確かこちらは、全体ルート確定直前に急にマップにお名前が出て追加したんです


こういう出会いこそ、ひたすら歩き倒すおめぐり参拝の素晴らしさです(*^^*)


さぁーて!! さっすがに吸収処理能力を大幅に超えているのでそろそろ食事をとらなければ辛そうだぞ、、、(基本、食事も忘れて朝から夕方まで歩き参拝し倒すのが私)