日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

佐白山の鎮守 城山出世稲荷神社


どうも、ひのきですm(*_ _)m


笠間稲荷巡りの最後を飾るのは城山出世稲荷神社


そう、笠間稲荷神社の境内を散策している時、本殿裏手から見えた朱幟が並んでいたところです


大規模な笠間稲荷のすぐ脇にこれだけ幟が並ぶ稲荷ですから境外なんだか少しだけ飛び地の境内なんだかよくわからぬままに引き寄せられていきました


もうこの参道を進む一歩ごとに身体のどこで感じているのかわからぬほどにヒシヒシと何かを感じていきます


左手に手水舎、その後ろからは眩い陽光が差し込んでいるのですが、ここがとても凄い


おわかりでしょうか


手水舎の背後は完全に廃墟です


既に内部は梁などが崩れている様子が見えます


小さいながらビシッと荘厳な雰囲気ある素晴らしい稲荷社の脇が廃墟だと?!


でも嫌な感じがしないというか、寧ろ、廃墟なのにも関わらずとても穏やかな雰囲気さえするのは何故だろうか

勝手な思い込みですが、ここ、神狐さん達が棲家にしてたりしませんかねぇ(´・ω・`)


さて、こちらには御堂がふたつ

由緒板かと思いきや本殿としての解説でした


まずは左手の御堂から


二十三夜尊 とあります

私の記憶違いかもしれませんが、格子の隙間から見える本尊が小さいながらもとても凄い存在感で、なんと言うのでしょうね、波動のようにうわーっと何かを感じるような、、、


記事を書きながら調べてみると、二十三夜尊は勢至菩薩様なのだそうです


私の守り本尊様じゃないですかぁぁぁぁ!!

(あまり視力が良くないのに基本裸眼なのでクッキリとは見えなかったのです)

(いや、クッキリ見えたからって何菩薩だ!とか分かるほどの知識がそもそもありませんが)

ちょっと待てよ? 特別な日以外は本尊の戸は閉められていると書いてあるぞ? はて? たまたま開いていたのか、それとも勘違いか

といっても近々で似たような大きさの菩薩像が祀られた御堂なんて参拝していないんだよな…



そして正面が城山稲荷神社

宇迦之御魂神に誉田別命が合祀されているそうです


こちらもとても暖かみがあってビシッとした雰囲気もあり、格子の中を覗けば小さな御堂なはずなのにとても広く大きい拝殿のような迫力がありました


裏に回ると木の隙間から本殿を見ることが出来ます


元は佐白山に祀られていた稲荷が1200年頃の笠間城築城により麓に遷座、1700年頃に城の守護神として城内へ

これは城内に白狐の穴が発見されたことからこの稲荷社が選ばれたのだそうです

その後、城主が変わった時に再び山から下ろされる事になり、城山稲荷としてこの地に鎮座


案内板にあったように冨士山(つつじ山)に祀られていた八幡神社の本殿が遷され、その際に八幡様も合祀されたということのようです


とにかく、異空間のような神聖さの強い稲荷神社でございました



城山稲荷神社は実に、笠間三稲荷のひとつだということなのですがさすがに残るひとつ、與利稲荷神社は距離がありましたので電車&徒歩の私が呼ばれることはありませんでしたw


ただ、今回、道間違いにより参拝した近森稲荷神社を含めた 三稲荷 によって佐白山の歴史について調べることになりました


笠間稲荷の由緒は胡桃下に創建されたというものと佐白山から胡桃下へ遷されたという二説がありました

こちら、城山稲荷神社については1200年頃の築城に際して山から降ろされたとあります

山に稲荷社が複数ある可能性も否定は出来ませんが合わせて考えてみると山上に祀られていたのはこちらの方で笠間さんの方はやはり創建(分霊)だったのかなと思います


となると、、、古くから佐白山に祀られていたと思われるこちらの稲荷が 出世稲荷 として大切にされ続けているのも納得です

そしてこの小さな境内から不思議な空気感が感じられたのも頷けるわけでございます


二十三夜尊については由緒がわからなかったのですが、こちらの稲荷、菩薩様の前で皆が集い村の未来について、自分たちの未来について語り合っていたのでしょう


今でも、とても大切にされていることが伝わってくる素晴らしいお稲荷さんでございました


笠間稲荷を参拝される際は是非、本殿裏と共にこちらもご参拝ください(*^^*)