どうも、ひのきですm(*_ _)m
それでは鞍馬山、後篇です!!
本殿金堂の左手から奥の院への参道があります
早速の階段( ̄▽ ̄;)
続く山道
おかしい、拝観で暫く休んだはずなのに!! いや逆にそれが良く無かったのか急と言えば急だけどそれほどというわけでもない階段でやたら息切れし汗が噴き出す
息つぎの水 発見
後に義経となる牛若丸が夜な夜な天狗に会うためこの険しい奥の院参道を走り抜ける途中に水を飲んでいた場所だと言う
あぁ、、、そうよね、険しいよね
天狗さん、背中押してくださーい(´;ω;`)
なんて空を見上げたけど、天狗さんならきっと
カッカッカッ、修業せよ!!
と呵呵大笑しつつ先へ飛び去ってしまわれるのだろうなぁ、、、
ね? そんなに凄い坂というほどでもないんです
見渡す限りの木々はとても癒しをくれるんです
神聖な道なんかもあったりして
ここから覚悟を決めて独り言を呟きながら息絶え絶え登り詰めていく
こちらは地蔵堂でしょうか
その横には義経が背比べをしたという石
ここから木の根道を歩いていきます
やや平坦になるので助かります(*^^*)
途中、ヨガでしょうかヒーリングでしょうか、座り込んで氣を集めてらっしゃる方がいらっしゃいました
とっても気持ちよさそうです
そしてその先に大杉権現社!!
社 となっていますが倒れた杉の巨木と御神域があるだけでお社やお堂があるわけではありません
まさに自然のままの御神域と御神体!!
と思ったのですがどうやら調べてみると2018年の台風によって社殿も巨木も倒れ今の姿になってしまったのだそうです
個人的には、この状態であっても凄く神秘的な力を感じることが出来ましたしとっても素晴らしい場所です
古来の神道では、いや、神道という言い方でもない時代なので正しくは 古来の祭祀 では、山そのもの、岩、石、木を御神体としてお社など無く崇めていましたので(*^^*)
さて、ここからはざーっと下りになります
それほど歩き辛くはないよう石や木が組まれた下り道をがっつりと降りていきますので体力は楽だけど足首やふとももには負担が掛かるやつです
この辺りは稲荷山で少し慣れているので力を分散しつつサクサクッと降りていきます
そして少し広いところに出ました
こちらは不動堂、最澄が一刀三礼で彫ったという不動明王像が安置されているそうです
ひと際目を引く赤いお社は眷属社
うーん、お寺で言うところの眷属ってどういう方なんだろうって思ったのですが調べてみたら神社と考え方はほぼ同じでした
基本は仏様に付き従う動物ということで虎、蛇、犬などなどですが従者なども含まれるようなので場合によっては人である場合もあるようですがこちらは山深いところでもあるので動物が対象かもしれませんね
社 だから 祀られる で良いとは思うのですがこの辺りが神仏習合分離のせいでややこしいところです
当然ながらお寺で堂、観音、権現、といわれれば拝観で拝みますし、神社で殿、社といわれれば二礼二拍手一礼ですが
お寺で 社、神社で 堂、観音、権現と言われるとやはりそれぞれの拝礼方法に変えた方がいいんだろうか、ってなりますよね
由岐神社のように寺の境内に神社として鎮座されていれば間違いないんですけど(*^^*)
まぁこういう時はなんとなくですが、迷ったら礼!という風に決めています
逆をやった場合、お寺で パンパン は失礼かもしれませんが神社で 礼だけ は失礼ではないはずですから(*^^*)
湧水でしょうか
そして奥がこちら
義経堂
幼少を牛若丸、遮那王としてこの山で育った義経は平泉で自害した後、この山へと戻って遮那王尊となって護法魔王尊の手助けをしているのだという
また、自害した時の刀は鞍馬寺に奉納されていたという今剣で源平合戦の時も守刀として鎧の下に身に付けていたほど大切にしていたもの
その刀を通して、ここ、鞍馬山に魂が戻ったといわれるのもとてもわかる気がします
つまるところ、若き義経が修行をしてもらっていた天狗は、、、
そして現代、義経はこの山の天狗となっているのかもしれませんね
暫く下りが続いたこととここで沢山の氣を吸うことが出来た事で体力気力回復!!
この素晴らしい山!! 最高!!
よし、先へ進m、、、ん?
何か動いた気がする?
・・・・・・(・ω・。) ジーッ
Σ(OωO )
神鹿!!!
この景色が余りに美しくて何度か暫く眺めていたのですがあまり動かないのと物凄く保護色になっていたので全く気付きませんでした
偶然目を離そうとした視界の端でちょっと頭を振ってくれなかったら完全に気付かず行ってしまったでしょう
まぁこれだけの山なので普通っちゃぁ普通ではありますが野生の鹿に目の前で出会えるなんてこの上ない喜びです
はっ、もしかして先日鹿島神宮を参拝したご利益だったりするのか?!(特に関連性はありません)
ならば香取神宮と併せてもう一頭くらい出て…
………いたーーーーーーっ!!Σ(OωO )
わかります? もうね、木々と雪があるせいでほんとわっかんないですよ、全身が見える一頭の右下に白い毛のお尻があるんです!w
まさかの二頭居た。。。(*´ω`*)
右下の一頭は何かをずっと食べていたのでずっとお尻だけで終ぞ顔を上げてくれることはありませんでしたが、二頭ともこの場所にずーっと居てくれました
なんなら、、、
義経堂最初のこの写真にも一頭のお尻が
この写真にはよーーーく見れば全身、顔と目が分かるほどに一頭が写り込んでいたんです
(縮小写真なのでわからないですよね)
ということはずっと一頭が居て、私が気付いた大きな動きの時に上からヒョイっと二頭目がやって来たのでしょうかね
はー、、、これぞ眷属様、ありがたやありがたや
よし 先へ進むぞ!(これは渡っちゃダメなやつw)
ここからまた少し登って暫く行くと、魔王殿!
護法魔王尊が降臨されたという磐坐です
護法魔王とは?
650万年前に金星から地球に来た異星人であり永遠の16歳、天狗の元とされるのだそうです
......えっ?!
ちょっと想定外でした( ̄▽ ̄;)
元はヒンドゥー教におけるサナトクマラ 金星神・火炎天主 とされ、1850万年前に金星から来た創造神の子だそうです
このあたりが難しいところ、仏教といえば修行をして悟りを開いた 人 が仏様というイメージがあるのですが仏教もまたヒンドゥー教と習合していたりもするので物凄く話がワールドワイド、、、いや、スペースワイドになりますね
ただ鞍馬寺の説明では護法魔王尊は大地の霊王とされているのでまさに磐坐としての祭祀対象であると言えます
これにしても日本古来の祭祀は神道と深く結びついていますが(そもそも神道も日本発祥なので当然ですが)、八百万神、磐坐信仰を仏教と結びつけた形ということでしょう
護法魔王尊は天狗であるともされていますが、天狗はやはり修験者や修験者の魂であると私個人は考えます
錆兎達みたいな、ね(*^^*)
さて、磐坐にご挨拶、、、と思ったのですがやけにこちらから呼ばれるのです
なんだ? なにがあるんだ?
行ってみました
御手洗かーーーーーいっ!!(爆笑)
トイレに呼ばれたとか、普段から感じているのがどれだけ適当な感覚なのかが凄い明確さを持ったので鞍馬山で盛大なセルフツッコミですw
まぁ折角なので全くもよおしてはいないけど一応…行っとく? 呼ばれたしね←
でも土足禁止って書いてあってそこまでじゃ…あ、男子用は → ってって書いてある
お食事中の方
この後は
御手洗が写りますので
一応
お知らせしておきますw
ダン!!
なに、この、盛大な開放感と神々しさwww
いやー、、、楽しいなぁ(*^^*)
はい、改めまして、奥の院 魔王殿
単刀直入に言って
凄いです
殿内の厳かな雰囲気は幕の向こうに坐す磐坐からのエネルギーに満ち溢れているようで圧倒されます
トイレに呼ばれた後にそんな事を言っても説得力無いでしょうけれどもw
いやー、、、ほんと、素晴らしかった
汗だくになって きちぃ、、、きちぃ、、、ひぃ、、、 って歩いてきたかいがありました
さて、、、あと少し!!
ここからはほぼ下り
少しぬかるみや緩い石があるので
足元に気をつけながら降りて行きます
木々の向こうから川の音が響き始める
川音に心踊り足取りも軽くなる
ガサッ、カサカサッ、、、カサッ
姿は見えず、蛇か鳥か蟹かが立てる音に呼ばれてご挨拶したこちらの石祠、尊天とだけの銘
ああっ、ここは素晴らしい
下りであることと水音が近付いてきたことで余裕が出て来たことが明確に分かる写真量w
さぁーーー降りてきました!!
鞍馬寺、踏破!!
いやー、完全にナメてましたね、稲荷山よりも楽だろうから行けるだろう、なんなら午後には稲荷山も登ってしまおう、そんな甘い考えでおりました
実際、稲荷山と比べるとこちらの方が楽な印象です
なのに、稲荷山よりも格段に疲労感が半端なかったのです
妄想的に考えれば、これは舐めていたからこその試練としてキツくなっていた、厨二的には稲荷山はお狐様が助けてくれるから登れてしまうだけでこれが現実、という感じでしょうか
この後、貴船さんを参拝するのですが参拝列に並んでいる時にじっとしていても太ももがぷるぷるっとしたので稲荷山は断念する事に決めたのでした
もっと体力付ければ両方行けるんですけどね!w
っていうか、えーぃ行ってしまえ!! とこの状態でも稲荷山だったら登れてしまうのか試したかったのが本心だったのですが、翌日からの更なる参拝巡礼を考えると無闇なチャレンジを自重したという感じですw
鞍馬山、本当に素晴らしい山です
是非、足元を整えられた上で、ご参拝、、、ご拝観?くださいませ
ちなみに恐らくどちらから登っても上り続きからの下り続きなので大変さはそれほど変わらないとは思いますが、貴船口から登ると最初に奥の院となるので出来れば鞍馬から登られた方が達成感があるかと思います(*^^*)
さぁ、次は......貴船さんです!!
あとがき
実は今回の年末神社巡り、金比羅さんを主軸に考えていたのです
ですが年末にも関わらず "10時打ち" まではしなかった甘さからサンライズの予約を取ることが出来ず予定変更
じゃぁ京都かなぁーと朧気に考え始めたその時にパッと浮かんだのが貴船さんでした
あくまでも神社巡り、と考えていたのでその後はどこの神社へ、と考えていたのですがどうしても鞍馬山が気になったまま
京都には参拝したい神社が数多あるのに鞍馬山が頭を離れず、今回の山越えを選定しました
鞍馬といえば天狗でしたが(当然)天狗さんに会うこと叶わず、ただ龍神様(蛇様)に多く会えたことがとても嬉しかったです
ふたつめのあとがき
大杉大権現でのこと
私が着いた時には熱心な方々でしょうか、御前にしっかりと立ちはだかって長々と何か祝詞を読み上げてらっしゃいました
急いでいるというほどでも無いのでゆっくりゆっくり歩いていったのですが近くまで行ってもまだ終わらず、ちらっとこちらを確認されるもそのまま奏上が続きます
わかります
御熱心なのは素晴らしい事ですし大切な大切な年末の儀式なのかもしれません
まぁ年末差し迫った頃でもありますし、そもそもがもっと混雑しているかもしれないと覚悟していたのでのんびりと待つことに
やがて後ろからもひとくみ、ふたくみ、と近付いて来るのが見える頃
あ、終わったかな、と思ったその時
先程から少し後ろで待っている私やさらに後ろから来る人達をチラリと見ながらも荷物から別の紙を取り出し、そして今度は大祓詞の奏上を始めました
マ...ジ...か...!!!( ᐛ )
大祓詞は私もよく読み上げますが、サラッと読み上げても3分半はかかります
これをしっかりと読み上げると5分ほど掛かります
神前で読み上げる際には、例えば小野神社や佐久奈度神社のようにある程度広く後ろまで無人なのを確認出来るようなタイミングであっても奏上が長いので読み上げてから人が来たら確実に待たせてしまう
なので奏上中は背後の足音にも注意していたり、そもそも人を気にせず奏上したい場合は他者の参拝を邪魔しないよう脇に避けてします
逆に、別に中心の真ん前じゃなくて構わないので脇からそっと参拝、、、大権現だから拝観ですかね?を済ませようとも思ったのですがお賽銭箱の目の前にまで立たれてしまっているのでお賽銭を入れるには賽銭箱と人の脇から腕だけすっと入れて、、、ってさすがにそこまでしたくない、けどお賽銭は入れたい
ふむ、、、これは年越しのご挨拶 兼 初詣、そして初めての鞍馬山
超短気な私が金剛床でもハシャギながら長々と写真撮影に占有するカッポーに苛立つこともせず流すことが出来たではないか!
というわけで滴る手水の波紋を眺めて平静に務めておりました(*^^*)ワビサビ←成功
そしてすぐに後続の方々も到着されたのですが大祓詞は続きます
漸く終わり、それが最後だったらしく脇に避けてはくれたのですが、ここまでだったら時節柄、あとがきにもしなかったでしょう
彼らは事もあろうに縄と紙垂で区切られている御神域、、、御霊域? の中へドボドボとお酒か何かを瓶から零し始めたのです
撒くとか染み込ませるとかではなく、普通に高いところからドボドボと
私が無知なだけかもしれませんが、区切られているのは犯すべからずの聖域であるからこそ
それが例え、神仏への供えであったとしても個人団体が勝手にやって良い事ではないと思うのです
年越しの大祓? いや、その儀式を正式に執り行って良いのはその神社仏閣だけですから
それ以外は普通の参拝であって大祓詞だろうが供物だろうが正式と同じようにやって良い事ではない
っていうか、、、さっ!!
私が間違ってたらごめんなさいね、、、ここ、大権現様ですよね?
拍手とか御神酒とかはそもそも仏様にするものではないと思うのですが、そこは神仏習合として考えることも出来るかな(´・ω・`)
今回の方々はしっかりと奏上用に大きめの紙を複数用意されていたりお酒もそれぞれの場所用か複数用意されていたところを見ると、、、といった感じでしょうか
いや、もしかしたら逆現象で神道だった大杉御神木が大権現として仏教側に習合されているだけで本来は神道の御神木という歴史があるのかもしれません
だとしても、囲われた注連縄の向こう側、御神域に勝手にお酒撒くのははダメと思うんだけどなぁ
私が不勉強なだけで、もし鞍馬寺さんの方でそういった行為が赦されていたりそういうのが普通であるならば、申し訳ありませんm(*_ _)m