どうも、ひのきですm(*_ _)m
貴船神社、奥宮から結社へと戻ってきました
本宮奥宮ときたらついつい 結宮 むすびのみや といいたくなりますが 結社 ゆいのやしろ でございます
形的には 本宮 中宮 奥宮 という位置づけのようですが宮ではなく社である理由とは
それはこちら
高龗神闇龗神と共に祀られる御祭神はなんと磐長姫命なのです
磐長姫命といえば大山祇命の娘にして木花咲耶姫命の姉、、、それがなぜ此処に?!
由緒としては、瓊瓊杵尊に嫁入りを断られた磐長姫命が鎮まられたとして祀られています
こちらも本宮と同じくやや狭い境内ですがとっても素晴らしい氣に満ちています
境内を広くとるというよりもこの山、この川を大切にした神道そのものといったお社ですね
なんと美しいのでしょう
磐長姫命は生命と内面の美しさの女神です
社殿右手には天乃磐船
正直に言えば、じっくりと観察させていただいたのですが岩の素晴らしさ、苔の素晴らしさは見ているだけで心が鎮まります
ただなんというのでしょう、ぞわぞわするような、気圧されるような、そういった雰囲気は感じませんでした
調べてみると、こちらは貴船山の奥から出土した岩で平成8年に奉納されたものだそうです
そうかー、磐長姫命が乗ってきて太古からここにあった奇岩というわけではなかったのですね
とはいえ、黄船を由緒とするこの地で自然が作り出した船の形の岩、それは十分に特別なもの
この境内に溢れる御神気を落ち着かせる感じでしっかりと座られています
磐船をまわって社殿のお背中側に回ると御神木
こちらが凄いんです
この記事を書きながら私が検索したところでは貴船さんの龍穴は本宮の御神水と奥宮の霊泉の二箇所となっていましたが
ここもじゃないですかね? っていうくらいにこの境内に満ち満つ御神気はお社とこの木を中心に噴水のように巻き上がっているような感じです
磐長姫命様のお背中、凄く優しく温かい
そうかぁ、龗神様にいただいた御神気をここでしっかりと心身に結びつけることが出来るんですね
いやー、、、素晴らしかった
さぁ、本宮へ戻ってきました
そのまま道路を下っていって脇から戻ろうとしたのですが通り過ぎようとしたところでふと思い直して裏参道を通ることにしたのです
今思えば、この無意識な行動にも意味がありました
おっ、少し雲が割れ始めたかな~
美しき拝殿と本殿
さぁ、私が本宮へ戻ってきた目的は授与所だったのですがなぜかここで私は足止めを食います
というか、何故かここでウロウロし始めたのです
なぜかは全くわかりません(*≧▽≦)
終わり際になって何気なく目に入った境内図を無意識にじーっと見る
......んっ?!
権殿?
権殿ってなんだ?!
この時はまだ、前篇で書きました権地の意味も調べておらず全く初めて聞く名前だったのです
見えているのは拝殿と本殿、、、あっ、覗きこんでみるともうひとつ屋根が!!
そしてよく見たら裏山門の脇に通れそうな道が、というかそれ以前にお社もある!!
立ち入り禁止とは書かれていないのですがパッと見では入ってよいようには見えず、というか道になっているようにも見えず
境内案内図にも何も書かれていないので勿論、誰一人こちらへ進む人は居ない
あっ、、、思わず声が出てしまいました、境内社がいくつか並んでいます
あぁ、、、気付けて良かった、というか呼んでいただいたのでしょう、ふとこちらに来てうろうろしたのはこういうことだったようです
正面に鎮座するのは牛一社
なんと御祭神は木花咲耶姫命!!
結社に祀られる磐長姫命の妹神です
そうかぁ、よく考えてみたら父神である大山祇命は高龗神と共に産まれた神様でもあるので磐長姫命 木花咲耶姫命とも繋がりがあるといえばありますね
でもなぜ牛一社?
これには古伝があるようでして、実際に祀られているのは牛鬼と呼ばれる貴船明神の供をしていた童子で口が悪かった為に怒りに触れ吉野に追放、後に許されて貴船に戻り再び貴船明神に奉仕し、その子孫は貴船神社の神官を務めるなどしていたというのです
あれ? 貴船明神ということは龗神ということになりますがこの伝説通り付き従って来たとなると黄船に乗ってきた玉依姫命の従者ということかもしれません
ただ、社名は牛一のままで祭神名だけを変更するには神仏分離が理由とも思いにくいので実際のところはどうなんでしょうね(*^^*)
少し石段を登るとこちらの川尾社
御祭神は水神であり瀬織津姫命ともされる罔象女神でその後ろには小さな滝があります
本殿のお背中が見えます
鈴鹿社の御祭神は大比古命
調べてみると、孝元天皇の皇子と書かれているのですがなぜこちらに?
もう少し調べてみると、こちらも元は皇大神宮を祀っていたという古伝があるようです
こちらが権殿ですね
最後にもう一度、御神水を頂きます
ふーーーっと空を見上げたら御神水の流れが少しだけ見えました
うん、よし、やってみるか!(*^^*)
水に浮かべると文字が浮かび上がりつつ、くるんw
小吉でした!
しっかり濡れていても読みづらいのでこうして光に透かすとクッキリと読めました!
勿論、濡れていない状態や乾いてからは透かしても読めませんw
参道を下って最後の(本来は最初の?)境内社がこちら、猿田彦命を祀る白髭社です
そうなんです、来る時に「すみません、先にお宮へご挨拶させていただきます、ありがとうございます」とお辞儀だけしていたのですが、お陰様で怪我も無く、本殿裏の境内社までしっかりとお導き頂いたお礼を言うことが出来ました
さぁ!!
んー。。。。。
本当ならばこの後稲荷山を登るはずだったのですが実は本殿で並んでいる時にふとももがぷるぷるしてましてw
まさかここまでとは、、、と少し落ち込みつつ、この足でも稲荷山は登れてしまうのか検証したい気持ちを堪え、途中で断念するという失礼をしたくない気持ちから午後は山を登らずお稲荷さんにご挨拶だけと切り替えていました
ならば急ぐこたぁねェ!!
鳥居前からバスも出ているようなのですが貴船口まで川沿いに歩いて下ることにしました
真横の貴船川だけでなく山側からも所々に水気があってとにかく気持ちが良い(*^^*)
おや、、、下り始めた瞬間ににこうやって晴れていく
これはとても有難いことでございます、だって水の神の元に居る時だけ曇っていたんですから
しかも1~2分でガッツリ晴れたのですがまたしても真上にほぼ雲が無くなり風も無いのに雨粒がパラパラと落ちてきました
これも1~2分だけでしたが素晴らしいお土産です
朝から晴れていてこの後も晴れ続けたのに貴船さんに居た間だけ曇ってて、しかもあんだけどんより曇ってたのに一粒も降らなかった雨が晴れてから落ちるっていうのがまたなんともね(*^^*)
ん? お社がある?
ここから先へは行けません(多分)
こちらは白石社、下照姫命が祀られているそうです
さらに下っていくとこちら、梅宮社
御祭神は木花咲耶姫命
牛一社の事を調べていないこの時ですが、こちらの方が咲耶様がいらっしゃったような気がしたのはただの偶然でしょうか、とても柔らかい雰囲気で素敵なお社でした
咲耶様なのに梅? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、咲耶様と言えば元は梅の花だったと言われています
後に富士山の怒り(噴火)を鎮める為に山の神である大山祇神の娘神を祀り、サクヤの響きが同じく日本を代表するサクラに似ていることから咲耶様といえば桜というように変化したという説があるのです
ちなみに富士山の近く、烏帽子山に磐長姫命が祀られています(*^^*)
ということで、憧れの貴船さん参拝でした!!
いやー、とても異世界な感じでした
こちらも特におしるし的な事は感じられませんでしたが、これでもかと御神気に触れることが出来ましたし、とにかく心身共に祓い清めてさらに氣満たしていただいた気分です
気が付けば坂道をガツガツ降りてきたのに足の疲労感はほぼ感じなくなっていたくらいです
調べてみるといろいろと伝説のある貴船さん
是非、ご参拝ください(*^^*)
あとがき
実は昨年の秋口に予兆がありました
杉並区和泉の貴船神社です
水の涸れてしまった泉にも関わらず不思議な御神気を感じたあの日、いつか京都の貴船さんに参拝出来たら、なんて思っていたんですよね
出来ました!( ᐛ )
しかも思わぬほどすぐにそのタイミングがやって来ました
もし、当初の予定通りサンライズのチケットが取れていたら京都の予定は存在していませんでした
また、和泉貴船神社の参拝が無かったとしたら、今回の貴船さんで同じように感じることが出来たのかどうか
全ては偶然の繋がりによって必然と成る
素晴らしい出会いに感謝