『貧乏』というのはお金のことではないんです
『心』の貧しい人が一番の貧乏人なんです
どうも、ひのきですm(*_ _)m
下諏訪から茅野へやって来ました
下社が下諏訪となれば上社は上諏訪!と思い込んでおりましたが実は上諏訪よりも茅野の方が近いのです
さぁ、ここからは歩き倒します!!
なぜなら、下社と違って上社は駅から結構遠いのです
となれば、、、時間が限られているとはいえ昼飯を食わねばならぬ!!
実は茅野駅へ移動する前の間にどこで昼食をとるか調べていた時に偶然発見した神社があったのです
でもさすがに上社二社の参拝でどのくらい時間が掛かるか不安もあるので諦めることにしたのですが、おっ、ここで食べよう!! と決めたお店がまさにその方向だったのです
食べているうちに これは呼ばれているということで行った方が良いんじゃないか と考えはじめ、食べ終わると自然とそちらへ向かうことになりました
それがこちら、丸井伊藤商店!!
来るとこ間違えていませんよ!(≧∀≦)
茅野駅から上社とは逆方向の南へ進み、清らかな川と美しい雪山!! これぞ南アルプスの天然水(≧∀≦)
とか思っていたんですが阿呆ですね、こちらの山々は蓼科などで南アルプスはもっと南、甲府の西側なんですね(´>∀<`)ゝ
さて、なんで丸井伊藤商店なのかというと、こちらは味噌一筋創業100年という老舗さんの工場でございまして、売店と共に 発酵パーク として工場見学も出来るようになっています
三賀日なので、、、と思ったのですが営業してました! でも人が居なさすぎて不安になりつつ工場内へ
説明等が不要であれば予約無しのフリー見学スタイルのようですが ここ、ほんとに入っていいんですか? と何度も不安になるほど普通に味噌蔵ですw
リフトを操縦してらっしゃった方が元気に こんにちわ! と言ってくださって安心しましたw
でもそのまま放ったらかしにしてくれたのは私にはとても好都合でして、申し訳ないことに時間も気にしつつ目的だけをささーっと果たしたかったのです
途中には展示パネルや味噌樽の展示などもあり、名古屋人として味噌が大好きだし信州味噌も好きなので結構楽しみつつ奥へ進みます
少し不安になったところでさらに奥、見えました!
その名も貧乏神神社!!
どういうことーーー!! と突っ込みたくなりますよねw
だからこそ、来たんです!!
あ、先に言っておきますが、貧乏神に対してはお辞儀も拍手も合掌も してはいけません ←これ大事
というわけで、お辞儀をせず中に入るとちょっと意外な事に貧乏神だけじゃない!?
まずこちら、貧乏神神社です
憎たらしいけれどどこか愛嬌のある木像が祀ら、、、いや、居座っていやがります、こんちきしょーめ!!
多分どこか暖房器具があると思うのと一応屋内なんで寒くはないのですがなんとなく工場っぽい寒さがあるのに妙に楽しいじゃねぇか、こんちくしょー♪
壁にしっかりと参拝手順が書かれています
あれ? 拝んじゃいけないから参拝じゃないよな、と気づいたのはたった今ですw
まず、100円を壺に入れてから横にあるゴッソリ凹んでいる丸太を木の棒で バン!!バン!!バン!! と殴りつけますw
実は御神威に満ち満ちた参拝巡りですっかり厄が落ちている気分だったのでストレスもほぼ無く、ちょっと手加減しつつ楽しく パコーン♪ うはっw パッコーン♪ と叩きました( ・∇・)
いや、みんなが居ればまだしも施設内にはリフト作業の方ひとりを除くと完全に私ひとりしか居ないのでガチンコで殴る音が響くのも小っ恥ずかしいじゃないですかw
でも、、、そういう場所なので本当に溜まっている人はもうこれでもかってくらい思いっきり発散すると良いと思います!!
しかも三回殴った後は三回蹴れですってw
そして最後にこのこムカつく顔の貧乏神に向かって豆をひと握り、、、ッパーーーーン!! バラバラバラバラバラバラッ
ぎゃーーーーー!! 楽しい!!(≧∀≦)
当たった豆が周りを囲む木に跳ねて コロコロコロコロッ と反響するのがまた凄く良い(*^^*)b
内側には 怖いかあちゃん いやみな上司 天下り など様々な紙が貼られていてそれを読もうと覗き込んで…
あっ、頭下げちまった!! ちっげーぞ!! おめぇにじゃねぞ!! 紙読もうとしただけだかんな!! なんて変な言い訳したりして物凄く楽しいですw
そしてお隣はおかめ神社
天鈿女命を おかめさん として、金へんに田で かねた、女が め なので かねため、つまり金貯め神社ですって!!
いやー、、、想像以上にめっちゃ楽しかったなー(*´ω`*)
え? なんで味噌蔵が貧乏神かって?
どう貧乏神は焼き味噌が好きらしく、焼き味噌を作って家中をまわって貧乏神を寄せ付けておいて川へ流していたという江戸時代の話が元になっているんだそうです
節分みたいですね!! 貧乏神に豆まきもしましたが、そうか!! 味噌作りだから大豆だし焼き豆と同じで焼いてますねw
そして嫌いな物で寄せ付けないというのが邪払いの主流なのに好きな物で釣って捨てるっていうのが物凄く好みです\( ´ω` )/
さて、目と鼻の先にも神社があるようだ、通りを渡ってすぐのところです
手前に鎮座するしっかりとした神社は、、、三輪神社!?
まさかですよね、遠く離れた諏訪に来てご挨拶出来るなんて(*´ω`*)
いやー凄いですね
御祭神は 大物主櫛甕玉命 と出雲国の御名になっています
詳しくお調べになっている方の情報を見ると、由緒不詳とされてはいますが大神神社より分霊を祀ったそうで天平年度と書かれていたそうなのですがさすがに本家の大神神社と同年代とは考えづらいかもしれません
凄く大切にされている感じでこの諏訪の素晴らしい空気感も相まって最高の心地良さです
そして諏訪の地に鎮まられた建御名方神は大神神社の御祭神である大物主大神を三輪山に祀った大国主命ですから関連性があると言えばありますね
正面は小さな公園になっていて二社の社殿が見えます
え、待って、御柱!?
手前の御柱祭のような懐かしい遊具も気になりますが、ここで全ての社殿に御柱があることに気付きました
そうか、諏訪大社だけでなく諏訪の地に鎮座する寺社は全て御柱が建てられているんですね!!
そしてこちら、天鈿女命が御祭神の おかめ神社 です
味噌蔵のおかめさんはこちらから分霊されたのでしょうか
諏訪で大神さんだけでなくうずめさんにまでご挨拶出来るとは
ご挨拶、、、お賽銭、パン、パン、、、ふー、、、、、、えっ?
白紙袋が置かれているのはわかっていたのですがどなたか御札返しで置いていってしまっているのかと思い込んでいたのですが、張り紙を見て えっ?! となりまして、手に取って覗いてビックリ、立派な木札と御札立てまで入っています
ご、ご自由にっていうレベルのものじゃないです!!
ご近所の方用だとは思うのですがこれもお導き、ありがたく頂戴して、いやいやすみません、お賽銭増額させて頂きますっ って改めて御礼を申し上げました
感謝
こちらも調べてみると詳しい方がいらっしゃいました!
創建は意外と新しく昭和初期のようで商業会により発展を祈念して創建されたようです
天鈿女命のお面が狂言の おかめ となり、ひょっとこ とセットになったことでそっちの印象が強くなってしまったようですが元はうずめさんだったんですね!!
そして能楽 三輪 の面は天岩戸の舞が奉納されるなど関連性があるかもしれないとのことです
また、この地を治めていた 茅野氏 千野氏 が三輪出身だった可能性もあったりするようです
なるほど!!
そして三社目
こちらだけ立て札が無かったのですが御柱に 伊藤宮 という名前を見つけました
三輪社とおかめ神社を整備された方かな、と思いつつ素晴らしい出会いをありがとうございました、とご挨拶させて頂きました
1600年頃の地図には既に名前があるようですがこちらはさすがに由緒がわからないようでした
いやー、、、ちょっと貧乏神でも見ていくか程度の気持ちだったのがまさかの三輪明神様にお会い出来て鈿女さんにまでご挨拶出来てさらにおかめの由来まで知れて御札まで頂けて、と素晴らしい寄り道になりました
こんな素晴らしい出会い、それ自体が御利益の塊です
諏訪上社参拝はほとんどの方がお車でしょうが私みたいに歩いて参拝される方でも、是非こちらを回って貧乏心を捨てご利益いっぱいになりましょー\(*°∀°*)/
あ、そうそう
いやー、蕎麦自体も美味しいしボリューミーだしかき揚げも美味しいし凄く良かったです!!
へへ( *¯꒳¯*)