どうも、ひのきですm(*_ _)m
今回はこちら、武蔵陵墓地です
高尾山登頂を諦めた理由はこちらでした、高尾山口駅のひとつ手前である高尾駅、高架になっている京王線のホームから北に見える低い山が武蔵陵です
京王線の出口は南口だけですのでそちらから行くと少し分かりづらい、一旦JR側へ入って北口から出ると甲州街道からシンプルに行けるかと思います
いやー、変わってないなー、いや、多少変わったというか、私は住んでいた馴染みある街なので南口から出ましたが賑やかになったのは町田街道沿いの方なので駅から御陵までの道はほとんど変わっていませんでした
JRと京王が並ぶ高尾駅はどちらから入っても連絡改札があるのですが駅舎として北口をJR、南口を京王が担当しているので私が住んだ頃は南口で京王の切符を買うと JR の台紙で京王の切符、南口でJRの切符を買えば けいおう の台紙でJRの切符が買えていました
途中で併用出来る てつどう に変わってしまった時はちょっとどうでも良いけどどこか寂しかった思い出がありますw が、あの頃は数年後にICカードが主流となって切符を滅多に使わなくなるとは思いもしませんでしたねぇ
ちなみに京王の南口改札脇にある売店ではいつも信玄餅が売っていて(今回はチェックし忘れましたw) あぁ、やっぱり甲府寄りなんだよな っていつも思っていました(*´ω`*)
あまりいらっしゃらないと思いますが南口から行かれる方は改札を出てマックが見えたら左の駐輪場方向へ、線路沿いに歩いて行くと町田街道に当たるので左(北)へ、中央線の下を潜って進めば甲州街道へ出られます
ここからが要注意です(。-_-。)b
一番推奨されるのはちょっと遠回りですが甲州街道を東へ歩いていくと多摩御陵入口という信号があるのでそこを北へ入ります、こちらは左側ですが道の右側にはもっと大きな標柱が立っているので歩きであれば見過ごすことは無いでしょう
ちなみに御陵には駐車場がありますので車の方はご安心を、そして秋の時期に行かれる方、八王子の甲州街道沿いはそれはもう美しさ極まる大木銀杏並木になっていますので、、、あとは言わずともお分かりでしょう、徒歩の方はお覚悟をw
Googleマップで駅から徒歩のルートを検索するとあろうことか駅から真っ直ぐ北上して高尾街道側から行けという指示がメインで出てきますが御陵は入口が一箇所なので真裏からは入れません、戻るかウォーキングレベルの大回りをする羽目に陥ります
ショートカットで行かれる方は上図で選択した側の道を進んでください、ただしまぁナビ通り歩けば良いとはいえこのルートは知らない人には歩きづらい、私のオススメルートは少し違います
北口からならば甲州街道を右(東)へ(ナビのような斜めのショートカット細道でも可)、南口からならば上述のように行けばこの町田街道入口の交差点へと出ます、この橋と看板の間の細道を進むと川沿いに出ます
折角だから御陵の山を望みつつ長閑な南浅川を楽しんで行ってくださいな(*´ω`*)
ひとつめの小さな橋 古道橋 を渡ります、東側に広がるのは広い陵南公園で向こうに見える橋が御陵の表参道ですね
表参道の南浅川橋から見ると奥の方にある小さな橋が古道橋です
橋を渡ったら陵南公園の入口がありますがそれは無視してそのまま正面の階段を上がっていってください、私が住んでいた頃より綺麗に整備されました(*´ω`*)
階段を登りきると桜の古木とお地蔵様がいらっしゃいます、いつもこの木とお地蔵様に挨拶して駅へ出ていました
春なのに全く咲いてないし蕾も見えなくてちょっと心配ですが、この木は私が高尾に住んでいた頃、あれは春雷だっただろうか、、、部屋の中にいたのに周囲が真っ白になるほど光ると同時に物凄い音がバーーーーーンと響き渡りました、その後の驚くほどの静けさは今でも覚えています
翌朝ここを通りかかると太い木がドサッと落ちていて、あの雷がこの桜を直撃していた事を悟りました(もしかしたら勘違いかもしれませんが腐ってもいなかったあの太い幹が根元から落ちる程の風は吹いていなかったと記憶しています)
さて、登りきったら左手へ、写真で言う右後ろですね、へ少し進むともう御陵沿いです(*´ω`*)
何の表示も見えず(一応あるのですが小さすぎるw)、左奥に駐車場が見えるだけのだだっ広い謎の土地
参道はけやき並木でこの右手には高尾警察の多摩御陵警備派出所があります
派出所の方はさほど目を光らせていまんが派出所とはいえ夜間を含め無人になることはありません、その目の前で少しドキドキしながら入ってください(笑)
こちらには大正天皇皇后、昭和天皇皇后の四陵が造営されており、武蔵陵墓地というのが正式名称なのですが最初に造営された大正天皇陵の名である 多摩御陵 として呼ばれる方や案内が多く見られます
むしろ、武蔵陵墓地と呼ばれる方は相当詳しい方か関係者くらいではないでしょうか
こちらが境内、、、もとい、陵内案図です
表参道手前の右手が庭園になっています
その傍らに屋根の無い質素な、でも気品のある手水があります
それでは、、、かなりご無沙汰になりました、ご挨拶へ!!
この素晴らしい並木は京都から北山杉が移植されているそうです
500mほどゆっくりと木々の香り、柔らかな木漏れ日を愉しめます
それぞれの御陵付近に桜が植えられており、季節の植物も見られるのでどちらかと言うと参拝に来られる方というよりもご挨拶は勿論ですがこの美しい環境をお散歩される住民の方が多いかと思います(私もそうでした)
こちらの四陵は全て上円下方という形で造営されています、まさに古墳だ、と当時は思っていましたが今になると捉え方が変わりますね
古墳は古代に造営されたものですからこちらは古墳とは呼べませんね、我々は鳥居を潜った所の一般拝所から参拝することが出来ます
ここが陵墓の不思議なところ、神社と言えば神様や皇族(だけではありませんが)というイメージですが天皇のお墓と神社は別、例えば明治天皇を神として祀る神社は明治神宮ですが陵墓は伏見桃山にあります
なので御陵の入口には鳥居も狛犬もありませんでした、でも陵墓の前にはやはり鳥居がある、そして参拝については神社ではありませんので形式は定められていません
天皇ですし鳥居を潜るので二礼二拍手一礼でご挨拶するもよし、お墓なので合唱するもよし、はたまた目を閉じ礼をするもよし
一部では、仏教的な形式はNGだと言う方もいらっしゃいますが陵墓地は神社ではなくお墓です、そして過去においても現代においても天皇家には菩提寺がありますので仏教排除ということもありません、宮内庁も参拝の案内として最低限のマナーを掲示しているだけで方式については一切触れていません(*^^*)
廃仏毀釈神社万歳の時代はとうに終わっていますので古き善き調和の国の民として心を込めたご挨拶をすれば宜しいかと思います
ご夫妻なんだから間無く並べていただきたいと思うのは下々の一般市民的思考でしょうか、この時は緑一色でしたが陵の周りには皇后陛下が好まれた草木が植えられているそうです(*´ω`*)
西参道から新参道へ、桜の高木が美しい!!
そうなんです、多摩陵と多摩御陵、武蔵陵墓地と武蔵野陵、文字にするととってもややこしいんですよね(´・ω・`)
読み方は たまのみささぎ、たまごりょう、むさしのりょうぼち、むさしののみささぎ ですから音で聞けばどれを指しているのか分かりますけどね(*´ω`*)
まぁ、、、そんな会話、滅多にしませんよね
私は昭和生まれですからやっぱり昭和天皇からが皇族への思い出というか馴染みがあります
お気付きになられましたでしょうか、大正天皇陵にくらべ小さく見えますね、これは威圧感を与えることのないよう工夫されたとのことですが恐らく太平洋戦争などの事を考慮されてのことでしょう
政治的にも思想的にもしたくないので一切を省きますが、今のこの国を、そしてこれからのこの国と世界の平和を守ってくださいとご挨拶しました
私は2000年春からこの高尾に、そして多摩御陵の近くで暮らしましたので香淳皇后の斂葬の儀は参道でお見送りしました
うん、やっぱりそうだな(*´ω`*)
なにがって? まぁ思い込みだけである気もしますが、、、今、これだけ多くの神社を参拝してきた上で御陵を参拝するとどう感じるのだろう、と思っていたのですが、やっぱり違いますね
鳥居はありますが、やっぱり陵墓はお墓ですから、何か特別な事を感じるとか氣が流れているといったことは感じませんでした
とはいってもやはり普通ではありませんよ!! その鎮まりの氣は凄く強く、今回は薬王院を経て凄く素晴らしい気分で来ていますがあの頃は悲しい頃や悔しい事があった時なども来ていました
恥ずかしながら、涙を流しながら参道を歩いた事もありました
だって、、、平日だとほぼ誰も居ないことが多かったのでw
陵墓でなんてことを!! とお叱りを頂くかもしれませんが、若かったとはいえ無知な私の中でもここはとても神聖な場所にして落ち着きの杜だと捉えていたのだと思います
どんな気分で来たとしても、出る時には心は静かに落ち着いていた気がします(あ、何度も参拝していますがそんな酷い状態の時は一度二度程度ですよ!w)
こちらが北参道です
北参道終わりがけの北側で造成工事がされていました、恐らく位置的には令和天皇皇后(上皇上皇后)の陵墓地になるのでしょうか
イメージでは天皇陵は崩御される前に準備されていて滞りなく斂葬の儀が行われると思っていたのですがそういえば武蔵野東陵は先に造営されてなかった気がする、と調べてみるとやはり事前の造営はせず崩御されえから造営が始まり、斂葬の儀は完成後に執り行われるようです
こちらに入られるかどうかはわかりませんが、場所だけ整えているのかもしれませんね
庭園へ戻って来ました
初めての山麓氷川さん、久しぶりの薬王院と御陵、久しぶりの高尾の街に触れなんとも言えぬ素晴らしい気分です(*´ω`*)
すると突然足元で カサッ と音が、この音は!! とすかさず覗くも姿があるはずもなく、、、まぁ写真だけでも撮っておくか
後で確認したら可愛いカナヘビちゃんがめっちゃカメラ目線でこっち見てくれてた(≧∇≦)サイッコ〜♪
そう、名古屋では住宅地だったので自然は少なかったのでこの高尾に住んでその自然の多さに大喜びしたんですよね(*´ω`*)
今の我が家では前は時々ヤモリ、カナヘビはちょいちょい出会えたのですがここ数年はヤモリなんて全く、カナヘビも年に一度会えるかどうかになってしまいました、悲しい( ´・ω・` )
というわけで、武蔵陵墓地でございました!!
あっ、そうそう!! 墓地内には多摩陵と武蔵野陵の手前に警備ボックスがありまして常に警察官が詰めてらしゃいます、時には陵前に立っていたり歩いてらっしゃるのですが、人が近付いて来るとほとんど高確率でずーっとこっちを見据え、そしてゆっくりと近付いて来て挨拶されます、いや、ただそれだけですw
まぁ一部には落書きや油などで悪さしようとか柵超えちまおうだなんて輩も居るかもしれませんしね、まぁ別にこちらは悪い事をしていませんので怯える必要も無く、特に疑われているわではなく柔らかな笑顔で来ますし普通に挨拶が終わるとそのまま通り過ぎていくだけでこちらを監視し続けるわけではありませんからw
でももしファーストコンタクトで変にキョドッたりすると目を離さず警戒されるかもしれませんね(爆)
さて、帰りは参道の欅並木を通って帰りましょう
あれは春に引っ越してきて梅雨も過ぎちょうど暖かくなった頃だから7月くらいだっただろうか、夜、この並木道を散歩していた時のことでした
ゆっくり歩いていると背後から頭上を越え前方へと飛び去る影!
えっ?! はっ?!えっ?! と目を疑いつつ走って追い掛け、その影が消えた木を見上げると、、、裏から現れた茶色い影がササササッと太い幹を螺旋を描くように登っていき、そしてまたパサァーーーッと別の木へと飛び去った
嘘やん、ここ東京よな、野生のムササビなんて初めて見たんだえどもっ!!!www
以来、毎夏暇を見つけては夜間参道徘徊をし、なんならムササビの鳴き声もマスターしたので姿が見えないと真似をして呼び出す、そして高い樹上と地上で見つめ合いながら鳴き合う(なんと伝わっているのかは不明w)なんてのが日々の楽しみでございました
あったあった、彼ら、ほんとにこういう梢の中に住んでるんだよね
ちなみに高尾山を夜間登山したことがあるのですが(1号路は薬王院境内が閉まっているけど裏側が通れる)、ちょっと怖くなるほど大量のムササビが居て上から動く音、飛ぶ音、枝をかじる音、木の実をかじる音、鳴き声、そして実の種やうんち(べちゃべちゃじゃないから払って終わりw)が落ちてくるのである
あぁ、また夜間登山行きたいなぁ、、、といってもアレですよ、ライトを消すと月明かりも星明かりも木々で遮られ届かぬガチな真っ暗闇なので何も見えず、万が一ライトが電池切れでも起こしたらアウト、そしてムササビもライトやフラッシュで照らしてはいけないのでどうしてもという方はしっかりとした赤いセロファンなどで刺激をしないよう加工してくださいね(。-_-。)b
そうそう、今回は結構時間が押したので行きませんでしたが、多摩御陵入口の信号南側、参道の向かい側には皇室専用でJRの東浅川仮停車場があったんだそうです
この街に暮らした事で私にとって皇族はとても身近に感じるようになりました、いや、勿論雲の上の方々ですが、、、
家を出て青いカラーコーンが無くなっているとそろそろどなたががいらっしゃる事が分かる、または皇宮警察の私服警察官が歩いているともう間もなくいらっしゃる、または今いらっしゃってると分かる
住んでいる間に何度も車で通られるところを拝見しました(*´ω`*)
いらっしゃるのか帰られるのかわからないので(聞けば良いのでしょうけど)とりあえずそこに居る、するとどちらからかいらっしゃるのですがその時によってお車のどちら側に自分が居るかはわからないじゃないですか
なのに何故か、恐らく5回以上は拝見しているのに100%左側だったんですよねw 一度だけ天皇陛下ではなく皇太子殿下(現陛下)のお顔を拝見した事がある!!と思ったのですがその時は雅子様が体調不良で乗ってらっしゃらなかったから左側からでも拝見出来たのでした
天皇陛下や雅子様や秋篠宮ご夫妻は一度も拝見することが出来ませんでしたが有難いことに美智子様はほんと何度もご挨拶出来た事はとっても良い思い出です、、、あっ!!
一度だけ右側だったことがあった!!! 紀宮様(現黒田さん)がおひとりで乗ってらっしゃったんだ!!! あれ、、、今思えば、ご結婚のご報告にいらしてたのかもしれないなぁ(Ⲻⲻ Ⲻ )
というわけで失礼ながら美智子様には勝手に親近感を抱いておりまして、いつも本当に心からの優しい笑顔をくださって、一度、周りには学生の私しか居なかったのに目をしっかりと見ながら深々とお辞儀をしてくださいまして...あの時の優しい笑顔を瞳は一生忘れることが出来ません
なんでしょうね、不思議とやっぱり美智子さまとはご縁がありまして、後に社会人となり高尾とも離れて皇室との距離も広く遠くなっていた頃(いや、それが普通なんですけど)
とある仕事の都合でなんと美智子様がいらっしゃる場へ行く事になったのです、そんなことある?!(いや、無い無い)
まぁ私は業務中でしたので招待者や参列者(というのかな?)など関係者とは違って裏方エリアに居たのですが、美智子様のお優しく素晴らしい人柄はしっかりと伝わってきてもうその場の雰囲気がなんとも柔らかなオーラに包まれていました
普通であれば直接接しないにしても緊張するのでしょうが、御陵で幾度もお顔を合わさせて頂いていたので緊張するわけでもなく、それこそ(誠に無礼な表現かと思いますが)大好きな大好きなおばあちゃんに久しぶりに会えた、という感覚でした
そう、私にとって天皇皇后というのはいつも皆の身を案じてくださる日本国民のおじいちゃんおばあちゃん的存在なのです、だから上皇陛下も上皇后陛下も大好きです(*´ω`*)
あ、でもあれですね、今の天皇・皇后陛下となるとさすがにおじいちゃんおばあちゃんというわけにはいかず、、、となるとおじさんおばさん? いやいやそれはさすがに失礼過ぎる( ̄▽ ̄;)
どうもやっぱり世代的に平成天皇皇后両陛下への想いは私にとって特別なようです
勿論、現両陛下も好きですけどね(*´ω`*)
ちなみに神社に祀られる神々のほとんどが皇族に繋がりますから崩御された天皇はみな神社(神宮)に祀られているかと思いきや実は少数です
初代神武天皇は橿原神宮、崇徳天皇が白峰宮、仲哀天皇・神宮皇后が筑前香椎宮、応神天皇が宇佐神宮、仁徳天皇は若宮八幡神社、天智天皇が近江神社、桓武天皇が平安神宮で後醍醐天皇が吉野神社、近代になり孝明天皇も平安神宮で明治天皇が明治神宮に祀られているのが主な神社・神宮です
他にも大神神社の天王社に崇神天皇、愛知県岡崎市中島八幡社の大正宮に大正天皇など縁により祀られているケースがありますが既に崩御されている124代の天皇の中でも大きく神社として祀られているケースは少ないと言って良いでしょう
ちなみに宮中では全ての天皇が祀られているそうです
神々と同じく、また個人であってもその町や村でただならぬ貢献をされたことで神社として祀られるケースもあり、その事績によるということですね