どうも、ひのきですm(*_ _)m
壮大な巡拝となった鬼怒川日光、最後を飾るのがこちら、二荒山神社中宮祠です
実は青龍神社からバスに乗り向かった先は華厳の滝だったのですがそちらはボリューム的に旅の締めくくりと合わせて次の記事にいたします(*´ω`*)
さらに歩いていると...?! 突然路肩に現れたこちらの石、石碑には巫女石と彫られている
調べてみると、その昔、女人禁制にも関わらず稚児に扮しここまで登ってきた巫女が女人であることが露見してしまい神罰により石になってしまったと伝えられているそうです
確かにそう言われてみるとしゃがみ込んでグッと縮こまった姿に見えなくもない、それに巫女だというところが特別な力を持っていたのかもしれないとも思えてなんだか不思議ですね
ちなみにこうして間近に見る事が出来るのですが私には特別何かを感じることは出来ませんでした、と言いたいところですが多くの人がこの石に対し手を合わせて来たんだろうな、という感覚は凄く伝わって来た気がします
はじめまして、中禅寺湖さん(*´ω`*) 24年前は絶対にこっちまで来ていないのだ
そして男体山の麓、鳥居と参道が見えました
神社であると共に男体山登拝口になっているようです
それでは、いざ!!
参道には大きな牛石
のんびりした表情がとても和ませてくれますが、、、なんとこちら、牛馬進入禁止の馬返を超えてしまった牛が巫女石と同じように石になってしまったそうでその石はもうわからなくなってしまった?ようでこちらは復元だそうです
復元といっても当時はここまでしっかりとした牛ではなかったでしょうが明治まであったというその巨石はどこへ行ってしまったのでしょう、今の時代から考えると禁制も神罰も想像出来ないものかもしれませんが当時としては大きな意味があった事を今に伝える二石ですね
境内からは中禅寺湖が...と、あちらこちらに彫刻があるのですがまさかこちらもチェーンソーで?!
正面に神門があったので下までは降りずこちらから参拝スタート
きっと天気が良ければ男体山が後ろに見えるのでしょう、降雨と共にガスっているので見えませんが気持ちの中では見えているつもりでご挨拶
手水舎で手口を清め、、、さすがに水道水だとは思うのですがなんとなく凄く良い水な気がしてしまいます
改めて書いておきますが、何も調べていないこの時の私は日光二荒山神社が前宮、こちらが本社、山頂が奥宮でどんどん御神威が強まっていくのだろうと思っていました
なんとふたつめの神門! こちらは唐門でしめ縄がとっても長くこれは正しく蛇ですね!
左手に神楽殿
そして拝殿、どうやら全体的に社殿の修繕が行われているようで写真ではPixel補正で明るく写っていますが実際はもっと薄暗く荘厳な雰囲気です
シンと鎮まった空気の中、他に参拝者は居ないのでゆっくりとご挨拶が出来る、と心を込めてご挨拶
あれ?
とっても気持ちが良い、そして鎮まった氣にも満ちている、、、けれど? こ、これは、、、まさしくこれこそお寺や権現様の空気感である
なぜか凄く行かなけれならない気がしていたのはここ最近の巡拝が何故か権現様系だったからだろう、きっとそれで呼んでくださっているのだろうと思っていたのですが日光二荒山神社で強い御神威を感じ驚きました
男体山麓のこちらに来たらさらに...と思ったのが今度は当初の想定通り権現様の氣があって特別な御神威を感じない
拝殿を拝みながら暫し頭の中を整理する、、、こうして木を組み入れるのって簡単そうで凄い技術ですよね、素晴らしいであろう拝殿が見られないのは残念ですがこういう状態の方が珍しい
そして整理を付けました、そうか、前宮だと思っていた日光社ですがあちらこそが本社だったんだ、こちらは登拝口として奥宮の前宮だからこの空気感なんだ!
そんなもん調べとけよ、という声も聞こえてきますが、やはり私としては真逆に勘違いしておきながらその先入観を超えて肌身で感じる事が出来たということが大切
規模を考えればわかるだろう、というのも大間違いで大きさや絢爛さは関係無いのである
左手に通路が作られています、御神木いちい? おっ、こちらにも七福神がいらっしゃるんですね
こちらは山霊宮、所謂祖霊舎で日光連山信仰に特に功のあった方々が祀られています
寿老人、布袋尊、福寿録
山霊宮の裏に御神木のいちい、こちらから本殿も少し見えます
樹齢1100年という いちい の木、やー凄いですね、、、見上げているだけでとっても気持ちが良い
とても説明が難しい、目には見えませんが白いまっくろくろすけやワラワラみたいな子達がふわふわと周りに集っている感じがして立っているだけで微笑みが浮かんでくるような安らぎを感じました
境内右手が社務所になっており、男体山へ登拝される方はそちらへ登山届の提出と登拝料を収めるようで境内右手が結構広い事に気づきました
おっ、つりみくじ! なるほど、中禅寺湖のマス釣りに掛かっているんですね(*´ω`*)
今思うとちょっとやっておいて良かったかなと思うのですが、余程何かを感じない限りはあまりこういうのに手を出そうと思わないのが私( ̄▽ ̄;)
七福に足りない、、、と思っていたらこちら側にいらっしゃるんですね、こちらは弁財天と銭洗になっています
銭は洗いませんでしたが友人から頂いた龍の爪(水晶)にお水を掛けさせていただきました(*´ω`*)
いつも仕事や巡拝、遠征の際にはひとつ懐石を選んでいるのですが今回連れて来た子は箱根にも連れて行った子でした(*´ω`*)
さざれ石が並びます
そして登拝口、うわぁ、、、鳥居から龍神様がぶわぁぁっと舞い出てくるかのような迫力を感じます
開山期間は4/25~11/11、6時から開門されますが往復に平均7時間(しかも休憩抜きで?!)掛かるので正午までの受付、大祭期間中は0時から登り御来光が拝めるそうです
稲荷山や鞍馬山、高尾山程度なら是非にも登るのですが登山ともなるとなかなか行こうとは思えない運動不足おやぢですが、なぜか男体山には物凄く惹かれる...
あぁ、、、素晴らしい、登拝口に神聖さは勿論ですがこれほど呼ばれるような氣を感じるのも珍しい
かと言ってさすがに登山トレーニングをこれから始めて、、、というのもなかなかハードルが高過ぎる(>_<)
左手に御本殿、美しいですね
個人的には御神域に対してあまり使うべきではないと思ってはいるのですが、、、いやー、、、格好良い!!
勝道上人は登頂、開山だけでなく温泉も見つけられたんですね
既に御神域ですが更に強い御神域へ
一歩近付く度に御神氣が増していくのですがどうしても気になる巨大な金龍w
やはりこうも主張の激しい像があると折角の雰囲気が、、、なんて全く思わないどころか凄く惹かれるのが不思議で仕方がない、いったいどうなっているのでしょう
戦場ヶ原の伝説? 男体山の神 大蛇と赤城山の神 ムカデが領地争いを繰り広げ大蛇が勝利した?! あ、でも大蛇とムカデの戦いって聞いたことがある気がする
短絡的に考えれば旗印が蛇とムカデだったのか、ということになりますがきっともっともっと古くのお話なのでしょう、記紀よりも古いとされているようです
それでは、男体山へご挨拶、素晴らしい参道(登山道)です
すぐそこにお社が見えたのですが 登山せぬ者門を潜る勿れ と判断し参拝を見送ったのですが調べると大山咋神を祀る山王社だそうです
あら、なんと可愛らしいお顔だこと
おや、狛犬さんの後ろから杜へ入れるようです
登山道が見える、やっぱり凄く魅力的で、、、天狗さんが浮かんだのは恐らく見た目のせいでしょうw 雨に濡れて美しいのはヤブレガサでしょうか、天狗の団扇に似ていて参道を山伏の列が登っていく姿が頭に浮かびました
こちらでカワラケ割りが出来るようです
こちらもまた素敵な御神木が、と正面に回るとお社があって十運神社と書かれていました、四つの心は清く正しく美しく、そして素直(*´ω`*)
手前からちゃんと登り口がありました(*^_^*)
再度、ご挨拶出来たことの感謝を拝殿へ
これで境内は全部、、、っと、そういえば唐門を潜ったところで通路のような場所が...行ってみよう
その先には階段が、そして
神橋!! いや、名前は違うかもしれませんが
お水は流れていませんが沢になっているんですね、上には倒木もあってなかなかワイルドな様子ですがとっても神々しい
その先は駐車場になっているようでそちらから来る参道ですね
気付けば雨も上がり、まだ雲に覆われてはいますがこの後はもう降ることはありませんでした
それでは、調べてみました!!
本社である日光二荒山神社は767年に創建、さらに782年に山頂へ奥宮が創建されるとその中間にして登山口として中宮祠が建てられたんですね
御祭神は同じながら全ての神が集い連山の霊力が集まるとされる恒霊山の麓である本社で最も御神威を感じたのは当然のことでした、ただ権現様のような感じではなかったのが何故なのかはわかりませんがそれこそが開山以前からの霊場だったということなのかもしれません
社名にわざわざ地名 日光 を付けているのは分社であってだからこそ奥宮→中宮祠→日光社であると思い込んだわけですが、少し前の記事で調べたように宇都宮にも二荒山神社があることから明確に区別出来るようつけられているのでしょう
あ、でも正確な記述は無いもののどこを見ても中宮祠の御祭神は二荒山神社の主祭神が祀られる、と書かれており、大神ではなく主祭神と書いているということは男体山の神である大己貴命だけが祀られているかもしれません
これにて素晴らしかった鬼怒川日光の巡拝、と思うと非常に感慨深い、、、いやいや、もう一社あります(*´ω`*)
それがこちらです
もうお馴染み、願い叶えます(*´ω`*)
そしてこちらは中宮祠稲荷神社、創建は1863年とやや新しいようですがとても凛とした氣でお稲荷様らしいお稲荷様です
スンッ とされていた神狐様も参拝後には笑顔です
ありがとうございました!!
手前の門は八柱門と呼ばれているようでこちらもまた素晴らしいしめ縄が掛けられています
こちらが湖前の参道
真正面はバス停と湖!!
ん...? 向こうに見えるのは...とっ、、とと、、、上は傘?w
というわけで二日間の参拝を終えたのですがここからの帰途と併せて次の記事にて中宮祠の前に参拝した華厳神社を書きたいと思います(*´ω`*)