どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、滝尾神社です
おや?
そう、始発を乗り継いで栃木県は宇都宮へやって参りました、記事的には連続していますが実は日光からひと月半経過しておりますw まぁその辺は後述にて(。-_-。)b
実は宇都宮って二三度来た(寄った)ことはあるのですがJR宇都宮駅近辺で餃子を食べただけなんですよね(苦笑)
改めて宇都宮を調べてみるとJR駅から二荒山神社までは地味に距離がある、東武の方には滝尾神社もあるじゃないか!! というわけで南宇都宮駅で降りて15分ほど歩き滝尾神社へやって来ました
いやー、栃木も結構暑いと思っていたけれど朝とはいえそれでも都内に比べたら涼しい気がする(*´ω`*)
こちらは1826年に竹内久衛門という方が日光より勧請されたそうで比較的新しい神社です
あれ?でも宇都宮二荒山神社って日光とは御祭神が違うのになぜ瀧尾神社が勧請されたのだろう?
ナビは裏へ回れと言っていましたが直感を信じて通り沿いを進むとこちらが正面でした( ̄▽ ̄)勝ったゼ
車通りがとても多い平成通りに面しているしなかなかシンプルな境内なので まぁこんな感じかな と思ったのですが鳥居前に立つところから感じた御神域感は入るとより清浄さに包まれていてびっくりする
境内左手の手水は雨水が溜まっていると思いスルーしてそのまま御堂へ向かおうとしたのですが お手をお清めなさい 、いや、 お水にお触れなさいというような雰囲気の音無き声が聞こえたような気がしました
よく見ると蛇口もあるじゃないか、と近づいたところで水盤に溜まる水が余りにも清らかな事に気付いた
えっ??? 屋根も無く雨水が溜まってこの透明度はありえない?! 管理されている方が朝イチで溜めたのだろうか...とさらによく見ると湧水のように水面が揺らいでいる
なんと水盤の底から湧水のように給水されていたのである、さすがに水道水だと思いますが、余り人がいらっしゃるとは思えない大通りに面した場所でありながらこれほどの御神域感を生み出しているのはそういうことか!!
その気付きはこの後で確たるものになる
ちょうど水面の盛り上がる部分に触れひんやりとした心地良さを頂いて、、、うん、整った(*´ω`*)
狛犬さんにもご挨拶
権現様として祀られたようなので御堂タイプですね、調べても情報少なくちゃんとは分かりませんでしたので勧請元の田心姫命が祀られていると思います
神前に立つとまぁなんと清浄な気が流れていることか、ご挨拶を始めると実際にひんやりとした風が流れてくる、それがお賽銭を入れる隙間からかと思いきや左後方から流れて来るのに驚く
お賽銭箱の位置を確かめようと身を屈めて覗き込むと素晴らしい御神氣に包まれた拝殿になっていて女神様と目が合った
失礼します、と隙間から撮らせていただいた奉納額には天女が描かれていました
うんうん、やっぱりそういうことですね(*´ω`*)
境内左奥へ進むと綺麗に造成された泉がありました、茂みで見えなかったんですね
うん、やっぱりそうだ
田心姫を勧請したのが湧水の枯れる前なのか後なのか分かりませんが、地主様は人工的であってもこうして湧水を蘇らせ、さらに水盤にも湧水を思わせる趣向を凝らしてらっしゃる
長く人々や村を癒し続けて来た湧水の御神域を時代と形変われど守り続ける心があるからこそ女神様もしっかり宿り守護してくださっているのでしょう
古く長く祀られる御神域の方が強く御神威宿られるのは当たり前ですが創建(勧請)が新しいからといってそれが弱いとは限らない、とても素晴らしい神社です(*´ω`*)
泉の奥がこちら
茂みの影の石碑には猿田彦大神が祀られています
そしてお稲荷様、とっても気持ちの良さがあるな~と神前へ進むとアルミホイルに油揚げが供えられていました
まだ朝の8時半、虫もゴミも付いていない油あげは朝イチで供えられたに違いない、やはりとっても大切に管理されているんですね
その想いこそが神様や眷属様をこの地に留め、その家や土地、人々を守るだけでなく来訪者である我々にも素晴らしい居心地の良さを与えてくださる、本当に有難いことです
本殿覆屋がかなり背が高くて驚きました
全てが関連するかはわかりませんが、女峰山頂本宮と麓の別宮を主とする瀧尾神社は日光市内に10社、宇都宮に3社、郡に2社と数多くの分霊が祀られています
宇都宮の他2社についてもやはり情報が少なくわからないのですが江曽島はさほど古くはなく平塚は1100年頃の創建らしい、地図で見る限りではどちらもやや離れてはいますが小さな川が流れているようです
鹿島から春日まで武甕槌命が勧請される時に留まられた地に春日神社が創建された例もあり、鬼怒川でも日光へ向かう田心姫が留まられた地に祀られていたことから下野国における水神といえば田心姫だとなっていた(いる)のかもしれません
また、折角なので宇都宮七水について調べてみました
一部は諸説により異なるようですが、、、
・まず亀井の水は宇都宮城址の南方にあって現在は枯れて水道水になって今も再現されているようです
・明神の井は二荒山神社境内にあります、というよりありました! 七水の中でも随一と言われる銘水は今でも湧いていてとっても清らかでした(*´ω`*)
・天女水は慈光寺の本堂裏にある池が面影を残すと言われているようですが、面影ということは天女水自体は枯れてしまっているのでしょう
・滝の井が滝尾神社ですね、上述のように人工池になっています
・大手門跡付近にあったという池の井は城下整備により埋め立てられてしまったそうです
・二荒山神社大通り前の道路真ん中にあった馬場の井もまた埋められられてしまっています
・そして資料に乏しく跡地もわからない東石町の井
今回の街歩きであちこちに水が流れ凄く良い街だと感じたのですが元々湿地帯のように水の豊富な土地で治水にも苦労されたでしょう、その中でも名高かった名水が資料に乏しかったり埋められてしまったのも致し方無しというところでしょうか
ちなみに散策中にオリオンスクエアで宮の水という無料給水スポットがありました、持参のペットボトルにはまだ中身があったので入れませんでしたが美味しい宇都宮の水道水をアピールするものだそうです、水の街ですね(*´ω`*)
というわけで七水で現在も湧いているのは明神の井のみ、採水も出来ますので是非(*´ω`*)
後述
ほんと毎度の事ながら不思議なものです、確かに日光二荒山神社を調べて宇都宮にもあると知った時にいつか行ってみるかな、とは思ったのですがそれほど本腰ではありませんでした
それから凡そひと月半、突如 そうだ、宇都宮の二荒さんへ行こう と思い立ったのです
予定は未定とはよく言ったものです、ここ近年の7・8月は猛暑をも超える酷暑日がどんどん増えて太陽大好き夏男な私でも巡拝どころではなく倒れてしまうというわけで夏真っ盛りのお休みは専ら水風呂に浸かりながらのほほんとスマホで映画を観る引きこもりが通例でした
日光の後は次の巡拝は9月半ばくらいからかな~なんて思っていたのですがなぜか今回は直ぐに行かなければというもはや恒例となった謎の使命感を伴った思いつきでした
急ぐ理由は皆無、しかもどちらかというと日程的にも体調的にも次やその次の休みに回した方が良いはずなのに出来る限り早く行かなければならないという本当に文字通り謎の使命感
日々の暑さに加えいつもより忙しかった仕事の疲れ、遅くに帰宅して始発で行って歩き回って早めに帰ったとしても翌日の仕事はまた朝から夜遅くまでという忙しい一日、つまり日程的にはかなり宜しくないタイミングなのに?!
まぁ起きられなかったらより好都合な次のお休みにってことで、と自分を甘やかしつつ日付を跨ぐ直前に帰宅してシャワーを浴びてちょっと落ち着いて、とりあえず先に荷造りしておいて、、、ねぇ、なんでこういう時に限ってすぐ眠れないんですかねwww
結局1時間眠ったか眠らないか...アラームで一旦目覚めるも直ぐに落ちてしまい二度寝から目覚め んぁ~~~っやっぱりやらかした!! そりゃそうだろ!! まぁもう今日はのんびりと...
と思ったのですが時間を見ると直ぐに身繕いをすれば予定通りに間に合うという奇跡的なタイミング、、、いつもならば簡単とはいえ荷造りもあって諦めるのに今回は何故か真夜中にやってある
無理くりな中にも全てのお膳立てが揃う、そういう時ってそういうことよね、っていうか起こされたよね、絶対
だって疲労感満載なまま逆に寝れなくて1時間未満の仮眠からの二度寝がまた僅か30~40分でパチンと目覚めるとかありえへん!
ってなわけでスタートした宇都宮巡拝、なぜこの日じゃなければいけなかったのか今の段階ではまだ明確な理由はわかりませんが、素晴らしい巡拝になりました(*´ω`*)