※ 2023年秋に参拝し下書きで眠らせてしまっていた記事です
いやー、町の神社って、ほんっとに良いもんですね(* ˊ꒳ˋ*)
はいどうも、ひのきですm(*_ _)m
続きまして、そこほんとに参道あるんか? また違うとこちゃうんか? なんなら一番近そうなその辺から行けるんちゃうんか?
と激しく疑いながら一応ナビ通りに歩いて行き、ほらみろっ!やっぱり参道なんか無いじゃないかっ!!!
と思ったその時でした
ん? 黄色い幟が、、、えええええええ、参道あった!!
っていうか、ほっそ! っていうかマジで素通りするとこだった!
確かに金山彦大神と書かれた幟、そしてこちらにも
えーと、、、刀鍛冶により湧、、、涌、、初、、期、、、江戸初期!に勧請ですかね!! 御達筆な上に滲んでいてなんとか読めました
ちょっとだけ怪しい雰囲気も感じたのですが嫌な感じは全くしないしこの黄色はためく幟の数はなかなか凄いですよ(*´ω`*)
写真では太陽のせいで薄く写ってますが実際にはもうちょっとちゃんとした黄色なので綺麗です
と、、、、、、、、、、、と、、、、、、、、、、、、、、?!
こ、これは、、、
これはっ、、、、、!?
これわぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!!!!
壁にずらーーーっと総数何枚でしょう、数え切れないほどに神の御名を書き貼られた神、、、いや、御札というのでしょうか
これは、、、とてつもなく怪しい神社に来てしまった、、、
と思うでしょ? 思いません!! 多分!! 大丈夫!!
常人から見れば怪しいことこの上ない、いや、少し前までの私だったら完全に怪しんでこれを見ただけで帰っていたかもしれませんが、私にはまだ少ないながらも積んできた経験がある!!
神託により神々の名を記せと言われ石石に全国一宮の神名を刻んだというのを長岡で見てきたではないか!!
そう、こちらは刀鍛冶が守り神として勧請された金山彦命が祀られし社、つまり個人の邸内社である! 信心深い現れではないか!!
こういうのを集団となってやられていたら、すみません、結構怖いです、、、が、そうではない、そして嫌な感じが一切しない、むしろ進んできなさいという空気が流れている
実際、この札を目にしながらもそのまま真っ直ぐ進み、上の写真は帰りに撮影したのである
なかなか奥まで進むと鳥居ではなく注連縄を潜り境内に入ります
先は怪しげに暗い、、、緊張の一瞬、、、
はい!! うわっ、突然の杜!!!
とても四方を住宅に囲まれた区画のど真ん中とは思えない静謐さ
吸い寄せられるように鳥居へ
この空間自体が杜なのに鳥居の先はさらなる杜になっている
物凄く個人宅の庭であるのは間違い無いのにこのご神域感、ハンパない!! 鬱蒼としているようで凄く守られている感があるのだ
狛犬さんは新しくされたようで鈴緒も綺麗ですが御社殿は少し古めで存在感があります
ちょっと想定外の流れだったのでゾワゾワしている心身を深呼吸で引き締め、ご挨拶
神簾の向こうがキラキラ光っている、、、目がおかしくなったのか? と思ったけれど、あぁそうか、向こう側が透けて見えてるのか、と納得
真っ直ぐお社へと向かってしまいましたが綺麗に整備された雰囲気のある手水舎
その隣には奉納者の一覧? これまた随分と沢山のお名前が、、、とその横にもお社が!!
御十日森稲荷でしょうか、御鎮座 令和三年、、、と書かれています、そしてこちらは竹で停められており屋根瓦が正面に
なんとも不思議な、でもお社を見るとそう新しそうでもないのですが金弊が美しく下がっています
もしかしたらどちらかから遷されてきたのでしょうか
なんか、、、なんか、ほんと凄い境内です、なんとも言えないのですが歴史や謂れのある邸内社が一般に開かれているところはいくらか参拝してきましたが、この雰囲気はちょっと群を抜いていますね
というかお宅の庭がこうなっている、それが普通に住宅地の密集するところだというのが凄いです
ちょうど参拝中に家主さんかご家族が家から出掛けて行かれるところだったのですが(木とお社で姿は見えなかった)、明らかにシャラランと鈴緒を鳴らして人が来ているのが分かっていてもこちらを覗くでもなく声を掛けるでもなくそのままお出かけになっていました
お社裏の立派な欅が気になって回り込んでみると太陽が注ぎとっても気持ちが良い(*´ω`*)
タイミング的に薄暗い境内でしたが時間や季節が変わると結構明るいんでしょうね
こちらの石もとてもお姿が良い(*´ω`*)
そして北側にも参道、、、いや、こちらは門扉もあるし、開けられてはいるけれど裏参道でもあり住宅用の出入口でもありという感じでしょうか
絶対そっちだろ!と思い込んだ北側からも行けるけれど線路側の南からが正しかったようです、疑ってごめんよ、Googleマップ
そしておいとましようと思ったその時である
あ、、、え? お社の背中がある!!
再度正面へ周り、神簾越しに向こう側が透けて見えるのを確認してみたのですが、、、違う!! 大きなご神鏡だ!!
にしてもお社自体に陽は一切当たっておらず、よく見ると神簾のすぐ後ろにあるようなのにキラキラ光っているということはかなり手入れをして綺麗にされているということでしょう
さすが金山彦命を祀る神社さんだ
いやはや、、、なんと言ってよいのやら、情報量が多くさらに全く想定外の参拝だったので整理が追いつきませんがw
ともあれ、物凄く心を込めて代々お祀りされてきた素晴らしい神社さんだということは間違いありません
ちょっと調べてみると数年前までは壁に並ぶ御札は無かったようですのでお稲荷様を祀られた前後辺りから貼られていったのでしょうか
何か御神託があったのか、コロナ禍などを鎮めるためだったのかわかりませんが、もし参拝される場合は驚かないでください(*´ω`*)