日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

西岸より分霊 浦賀城址東岸 叶神社

 

 

どうも、ひのきですm(*_ _)m

 

それではちょっと間があきましたが続きまして西岸 叶神社です
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西叶を参拝している間に広がった雲からは ん? という程度に当たったか当たらぬかという微粒がたまに落ちてくる、まぁでもすぐ近くだから(*´ω`*)

 

そう、西叶から東叶へ行くにはぐるりと浦賀港の入江を回らなければならないのですがなんと渡し船があるんです(*´ω`*)
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市外400円、市民200円、往復する場合はワンデーパスがお得ですね、対岸に船が見えるのでこの看板のボタンを押します
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特に音が鳴るでもランプが光るでもありませんが少しすると ぶるるるる とエンジン音が聞こえたので安心(*´ω`*)

 

ゆっくりとこちらへ向かってくる船、その向こうには社殿が見えるのであれが東叶かー!! と思ったけれど方向が違う、どうやら八坂神社さんのようですね
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斜めに頭が着いた所で どうぞ~ とスピーカーからの声が聞こえるので乗り込みます、勝手ながら船頭さんは寡黙なお爺様をイメージしていたのですがとても柔らかな雰囲気な壮年の男性でした(*´ω`*)
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離島好きな私にとってはこの船のエンジン音と油の匂いがとても刺さる、そして小さな船なので水面がとっても近いのも嬉しい
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こっちが外海方面で遠くに見えるは安房勝山あたりでしょうか、左手対岸に見える屋根が東叶さんですね
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だーれも居なかったので私ひとりでしたが降りるとすぐ船が出ていく、見ると対岸に恐らく地元の方がおひとり、受け継がれる大切な浦賀の渡しは1725年頃から始まったといい、船や船頭さんのお賃金は東西浦賀から鴨居久里浜と広範囲の住民が支えていたんだそうです
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もうあれですね、ほんと、こういうところも神社もこの地に暮らすみーんなが協力してたんですね、なんて素晴らしい街なんでしょう

 

渡しから真っ直ぐ住宅地を抜けると東岸叶神社です
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いやー、分離後に分霊されているので勝手に少し規模が小さめかと思っていたのですが凄い!! いろいろ調べてた今となれば当然ですね、人々の想いがたくさんに込められているんですから(*´ω`*)
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西岸でも触れましたが、1181年に平家の圧政解放と源氏の再興を願った文覚上人により石清水八幡宮から対岸に創建され1186年に大願成就として叶大明神と称され人々の崇敬を集めましたが、入江を挟んで村が分けられえてしまったことから1644年に東岸にも分霊を祀るようになったそうです

 

石段途中に大切にされている蘇鉄があり何事かと思ったらなんと源頼朝が御礼に奉納したという蘇鉄なんですね!! そういえば西叶さんにもありましたが安房でも多くあったのでこの辺りといえば蘇鉄ということであまり気にしていませんでした(´>∀<`)ゝ  ということはこちらの蘇鉄は西叶から移植されたのでしょう

 

いやー素晴らしい、西のような彫刻はありませんが提灯に彩られて質素でありながら華やかでもあって潮風がとっても気持ち良い
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こちらでは分霊だからでしょう、御祭神には誉田別命だけが祀られているようです、こうして二社御挨拶出来ました事に感謝

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海が真正面で小さな浜になっているのでその波音、風に揺れる木々の音、そして鳶の声...最高でござる(*´ω`*)

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社殿の左手には神輿蔵...と...石段?!
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これはきっと山の遊歩道だ、これを進むと恐らく山頂まで連れていかれてさらに裏手とか横とか違うところへ出てしまってまだ御守り袋を頂いてないから行くべきではない!

 

.........来い?  あ、はい、そうですよね、勿論行かさせていただきます(お声が聞こえたわけではない)

 

もし上にも境内社があるならば西の金毘羅さんのように石柱に彫られているだろうと見てみれば恵仁志坂と坂(石段)の名前しか書かれていなかったけれど赤いお堂が見えました
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こちらはやはりお稲荷様、HPによりますと湊稲荷社です、ちなみに寄りませんでしたがここまで上がると隠れ家的なカフェがありました
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ふー、美しい社殿ですねー、ちょっと天候が不安になって来ましたねー...あ、いえ、そんな、このまま下りようだなんて、ちゃんと上まで行かせていただきますとも、はい(声も聞こえてないのに誰と会話しているのか、、、自分だよっ!)
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なかなか急で長い石段を えいやさーーーっ と登って行くと、まだ先は見えなかった( ̄▽ ̄;)
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なになに、日本初の太平洋横断を成し遂げた勝海舟が咸臨丸で出港する前に当神社で水垢離と山頂で断食をしたんですね!!
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この時はここまでの石段とさらに上を考えてそんな余裕が無く(ね? こんなひよっちい体力なのに稲荷山だけ平気で登れるってほんと不思議でしょ?)後ろの石碑まで読んでいなかったのですがここからの坂は産霊坂と呼ばれているようです

 

んがぁぁぁ!!とカクカク曲がる石段を登りながら これは城だろ、城があっただろ!! と予測しつつ一気に...は無理で途中ではーはーひと息ふた息吐きつつ、着いたーーー!!(凄く大袈裟ですが恐らく普通の体力ある方ならそこまで辛くない...と思います)
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てっきり山頂だけかと思ったらお社が三社もある!!
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立て札はありませんが幟があって助かりました、こちらは神明社
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こちらが東照宮、その間に勝海舟断食の碑が建っていて断食修行の際に着用されていた法衣が神社に奉納されているそうです
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そして正面のお社、こちらには幟も無く小さな石碑にも社名はありませんが恐らく奥宮だろう、と御挨拶したのですがやはり調べてみれば叶神社奥の院だそうです
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山頂右手には招魂社
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その先はきっと!! ...はい、うーーーみーーー!!!
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やはり城址でしたね、北条氏康が三崎城の出城として築城したそうでペリーの黒船はまさにこの眼下に停泊したんだそうです

 

地図で見るとあの突き出たあたりは浦賀燈明堂でしょうか、曇り空だけれどこれはこれでまた美しい、安房勝山辺りには陽がさしているようですね(*´ω`*)
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はい、こちら登ってきた石段、なかなかに一段毎の高さもあって急なんですよね、でも傾きは無いので安全です
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こちらのお山は明神山、県指定天然記念物の社叢に指定されていてウバメガシの自生は県内だとここと城ヶ島だけだそうです

 

社殿前まで下りて来て満足して社務所へ、と思ったところで右手側が気になり覗いてみたら石仏?と石像がありました
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さて御守袋を、と思ったら石段右手にも!? 石像はお不動様
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こちらはなんと岩窟に祀られる身代わり弁天様!! なんと西岸だけでなくこちらにも岩窟弁天様がいらっしゃるとはなんたることか、凄い!!
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さすがに内部は写せませんが(私的な感覚)、思ったよりも深く荘厳で、勿論入ることは出来ませんがこの中で瞑想したら物凄そう...
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目が悪くよく見えなかったのですが何か赤く存在感を感じたのはお不動様が祀られてたからのようです

 

そしてよく見る内側に垂れるこの草はホウライシダっていうんですね、こうした岩窟や御神水の近くにあって凄く好きなんですよね(*´ω`*)

 

そしてこちらが勝海舟が水垢離をした井戸から汲み上げられているというお水で硬貨を掛け流して常に身に付けると御神徳があると言われているそうです、近付くと自動水栓で龍口から流れます

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奥へ進むとその井戸があります、ありがたや
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途中で何か気になったのがここ、ですけども、、、恐らく特に何も謂れは無いんだと思いますw そういうもんですw
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そして御守袋を頂きました!!
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船がデザインされた袋は赤、青、緑の三色がありどれも綺麗、元々私が好きな色は青、巡拝を初めてから大切な色になったのが緑、でもこれからは赤も合わせて行く方が良い気がしていて迷ったのですが、やっぱり緑に惹かれて緑セットになりました(*´ω`*)

 

勿論願いは...心豊かに出来ますように、です(*´ω`*)

 

そしてね、いやーーー不覚、めっちゃ顔を見て挨拶していたのに気が付かなかった!! 実は西岸叶神社の狛犬は二体とも口を開いている、そして東岸叶神社の狛犬さんは二体とも口を閉じている、、、そう、二社で対であるという意味になっていたんですね!! 行かれる方は是非確認してみてください(*´ω`*)

 

 

ありがとうございました!! と境内を出ると思い出したかのようにまた ん? という程度の微細な雨がチラチラと

 

うーん、これはどうしたものか、空を見上げればいつ降り出しても不思議は無い、雨雲レーダーを見ると雨にはなっていないけれど天気予報はガッツリと曇りのまま

 

この後はぐるりと海沿いからぐるーっとまわってそちらに鎮座される神社(まだ御祭神も調べていない)で当初の目的はここまでで達したし早めに帰るのも手だなぁ、きっとこの先、急に降り出しても雨宿りは人様のお家になって傘を買える場所はきっと見付からないだろう

 

...

 

......

 

.........あ、はい、行きます(声は聞こえていない)