疑って生きるより 信じて裏切られた方が良い
どうも、檜次郎ですm(*_ _)m
学生の時分より各地への旅をライフワークにしていた私は全国制覇を目指し各県を巡っておりまして、その中には毎年、時には年に数回訪れるお気に入りの街がいくつかありました
米澤はその中でも代表格と言っても過言ではなく、心の故郷として愛している街であります
最後に訪れてから10年は経ってしまったでしょうか、日帰りではありますが急遽旅程を組み心の帰郷をして参りました旅行記になります
途中途中の神社記事はこの後また別と致します(*^^*)b
それでは、檜次郎道中日記、スタート!!
3月6日 深夜3時半
なんとかアラームで目を覚ますと前夜から激しく降り始めていた雨が変わらず大きな雨音を立てている、極端な晴れ男としては非常に珍しいけれど現地は降っても雪だろうから気にしない
シャワーを浴び、着替えているとその音がスっと静かになる
荷を背負い玄関を開けるとあの雨はかなり小粒となっていて雪仕様の装いをした私には傘すら不要なレベル、こりゃ凄い
この日の旅行運は最高と出ていたその通りである、久々となる米澤旅行が幸先良い(*´ω`*)
久しぶりに乗り込む山形新幹線つばさはとっても格好良いフォルムに変わってしまったけれどまるで戦闘機かジェット機のようなあの形が好きだったなぁ
車体横には樹氷だったりさくらんぼだったり、各地の名物がデザインされていて良いですよね(*´ω`*)
心地好い新幹線のエンジン音を聴きながらパンとコーヒーを朝食に摂りつつ旅程の再確認や現地の天気などを調べ、、、食べ終わってふと窓の外を見ると、、、Σ(゚д゚;)
あれ、おいら、パン食べてコーヒー飲んだだけだよね? もう東北圏に入った?! とその時ちょうど車内放送が流れ、間もなく大宮、という
大宮が真っ白になっているとは、、、ここから先ものすごい雪?!
と思いきや大宮を過ぎしばらくすると雪は消えた、、、凄いピンポイントで降ったんだなぁ( ̄▽ ̄;)
さて、なぜ米澤が心の故郷なのか
きっかけは漫画の花の慶次、その素晴らしさに虜となった私は原作があると知り 故 隆慶一郎氏の 一夢庵風流記 を読み、彼の全ての作品を読み漁った
主人公やメインキャラクターは勿論、途中のワンシーンでのみ登場する端役、なんなら一言二言しか話さず1頁内にしか登場しない人物までも生きて描かれているのです
花の慶次は原哲夫氏の請願により別途書き下ろされたシナリオとなっており原作とはあちらこちらが違っているのですが、私の脳内では漫画に登場しないキャラクター全てが原哲夫氏の絵となり全て再生される、それほどに愛する作品です
前田慶次は漫画や小説の中だけで創作された人物ではなく、隆氏は各地に残る資料や伝承、本人が残した道中日記を元に人物像を造り上げられた
一部想像を含むものの、それさえ前後の記録を併せ出来うる限りの可能性を含めた上で考えられている、最高である
前田慶次に心酔した私が次にとった行動は上越の春日山林泉寺と米澤を訪問することで、上越は三度、米澤は日帰りを含めれば十まではいかずともという感じです
その程度で心の故郷?! と自分で思ってしまいましたが、想い入れは回数ではありません(*´ω`*)
とその時車窓に見えたのが懐かしい色!! いや、実はこのカラーの時代に乗ったことは無いのですが実際に見た事はあります(^^ ) いやーこの顔になっても凄く良い色ですね
徐々に車窓が雪景色に、3月に入ったけれど東北はまだまだ冬ですからね
そして山形新幹線の始発 つばさ121号 は郡山駅へと到着し、福島米沢とあとふた息(*´ω`*) と思ったその時である
グッ と意味不明なGが掛かり体をゆすられたと思ったその瞬間に ギィッ ゴゴッ という音と共に今度は逆へと引っ張られた
いや、車体から車内までが一気に全部揺さぶられたので端的に擬音化するならば ザッシャッ! ザッシャッ!! という感じでしょうか
隣の人が居るからとそのまま机の上に置かれていたパンのケースとペットボトルが落ちそうになるのをサッと掴む
ん?! 新幹線でこんな揺れ方したことないぞ?!
車体はそのまま非常用ブレーキの音も無く静かに郡山駅ホームを通り過ぎて行く、、、
そう、私はレアを引く
2022年末、帰省巡拝へと向かう始発の のぞみ がまさかの緊急停車となり、さらに2023年末の同じく始発の のぞみ までもが緊急停車するという奇跡的なヒキを発揮しておりました
これまで幾度も新幹線に乗ってきてますが緊急停車なんてそうそう無いでしょう?( 'ω')
まぁでも二年連続とはいえ東海道の始発でだけしか当たっていなかったので思いっきり油断してましたが、、、まさか三度目でさらに大当たりを引くとは(そんなヒキ要らない)
たくさん報道されましたのでご存知の方もいらっしゃるでしょう、記事を書いている時点ではまだ公式見解は出ていませんが恐らく以前にも発生した車輪とレールの間に雪が詰まりブレーキが効かなくなっていたのだと思われます
つまり、正常にブレーキが作動している状態で恐らく車輪自体は止まっている状態なのでATCなどの非常ブレーキ音もしなかったのでしょう
後で撮った写真ですが、緑麗しきE5系がそのまま真っ直ぐ走って行くのが通過用の本線、分岐からホーム二面へと進むうち写真中央よりに侵入してホームへ停車する予定だったのでまさにシケイン走行を時速100km(以上?)で通過したことになるのです
体が右へ左へと引っ張られ机上の物は右へと持っていかれたのはそれが原因だったんですね、勿論ホームを通過した側でもシケイン走行になったのですがそこまでの間に減速されていたからかそこでの揺れはさほど気にならない程度でした
そしてホームから500m通過したところでポツーンと停車
報道では車内はパニックになど書かれていましたが、私の居た車両とその前後はとても静かで皆落ち着いていました、むしろ何が起きたのか皆が皆理解出来ていなかった
車掌さんが安全確認に回って来た際も誰も文句を言いません
車内放送で 雪のため停車出来なかったと思われる という情報があったりスマホなどの情報から大きな事故(事故ではありますが)や地震などの災害ではない事が分かっていたからかと思われます
途中、医療関係者やJR職員の招集放送もありましたが皆さん静かに対応されており、車内には マジかー という声もありましたがどちらかというとあのスピードと揺れで脱線しなくて良かったという声の方が聞こえていました
私もそう思います、改めて写真やライブカメラ動画を見るとあの近距離シケインを100km(以上?)のスピードで、しかも雪でブレーキが効かなくなっている状況でも脱線しなかった日本の新幹線に感謝です
まだ事情は分からないですが、過去にも同様のオーバーランがあってその対策が今回は(時期的に読みの悪さがあったかもしれませんが)取られていなかったなど批判されるべき事もあるでしょうしたまたま?脱線しなかっただけで重大な事故になっている可能性もあったと言えるでしょうけれど
線路と雪を眺める
別に我々は何も悪くないのですが、このつばさ121号のオーバーランによって仙台以南全ての新幹線が停まっていると思うとなぜか申し訳ない気になってしまう
いや待て、それどころではない!!
点検を進めつつ福島まで行かせるか郡山まで戻すか指令と相談していると放送が何度も入るのだが、そもそもあの高速侵入で車輪や軸が破損していたらホームまで歩いて戻り、車体は牽引か最悪は持ち上げて移動させなければならない、はたまたレールや分岐が傷付いていたら恐ろしい長時間の運行中止となる
私が持っているのは胸キュンな旅を提供する東日本全線1日乗り放題(指定席は二回のみ)で1万円と破格なキュンパスである、つまり僅かな区間でも使用された企画券はいかなる事情があっても払い戻しや日付変更は出来ないのである
うーん、まさかの米澤は諦める事になるか、そうなるとここは郡山だから会津へ行く事にして帰りは在来線になるか、だが在来線特急は僅かだから各駅を乗り継ぐとなると日帰りでは時間的にもう宇都宮で餃子を食べて寄り道しつつ帰るだけになるか
なんでしょうこの前向き感、自分でも驚く、まぁ身体が無事ならなるようになるさ、むしろ今を楽しもうぞという思考回路になっていたのは敬愛する前田慶次郎様そのものではないか
だってそうでしょ? 結果無事だったから言えることですが、新幹線のシケイン100km走行なんてそうそう体験出来ないですよ(実害が出ないとしても二度とあってはいけない)
ー 後日追記 ー
ポイント通過制限速度80kmのところ、あのつばさ121号は約145kmと倍近い速度で通過していたらしい
1時間強が経過したところで、郡山駅へバックするという放送が入る、つまりとりあえず車体は近距離であれば走れるということである
新幹線の後進動画などという最高の記録を残す事に成功し(写真は切り抜き)忘れられない思い出のイチページとなりました
見る人が見ないと分からない冒頭に使ったこの写真は、下り線なのに先頭車が赤い尾灯になっているというマニアックなレア写真です
運行停止となった つばさ121号 は両側が尾灯になっています
この子はこの後、いつ動けたんだろう...脱線転覆をさせずしっかりオーバーランで守ってくれたこの子がとっても愛おしく感じたのは私だけではないでしょう(多分)
車体はしっかり号を名乗っているのにホームは回送表示なのがまた少し哀愁を感じます(この後車体も回送表示に)
さて、程なくして全線で運転再開と車内放送が入る、やった! 米沢へ行ける!!
皆次来た新幹線に乗って行ったけれど昼前に走る福島からの各駅はもう間に合わないので米澤まで行くには次のつばさを待つしかないのだ
という訳で暫し新幹線を愉しむ撮影タイム♪
僅か3秒で通過していく7両のはやぶさなんか超かっけーですわ!
E6系こまちはデビュー前の体験試乗会に当たって乗ることが出来た思い出の車両です
スマホ広角の限界でクチバシが切れてしまいましたがE5系3編制と遠くに小さく見えるつばさ121号なんかレアなんじゃない?(知らんけど)
大混乱の中、米澤へ連れて行ってくれる後続123号に乗車
ありがてぇ、ありがてぇ
そ し て
ただいまぁぁぁぁああああ、米澤!! 慶さん!!
そう、米澤を代表する新杵屋さんの駅弁売店 牛肉どまん中 の真上に輝く前田慶次郎の看板(*´ω`*)
最初の頃は 大切な慶次郎がギャンブル機に!? と若干複雑な気持ちもありましたが当初よりニューギンさんはこうして決してパチンコの宣伝ではない看板を出し続けたり市内でのイベントや慶次郎を中心に上杉、直江を盛り上げる協賛を続けてくださっているのです、ありがてぇありがてぇ
そしてこれだぁ!! 西の松坂といえば東の米澤と言われた銘和牛! 今や全国各地にとっても美味なブランド牛が増えていますが私はやっぱり米澤牛がイチウシ♪(イチオシ)(*´ω`*)
さて、本来であれば8時過ぎに到着して真っ先に駅東の万世エリアへと突き進んで慶次郎ゆかりの地を回るはずだったのですが時すでにお昼...とりあえず後は考えるとして、ね?
ちゅーことでやって来たるはここ!! 黄木さんの金剛閣!!
このビル、1階が受付のみで上階に焼肉、すき焼きしゃぶしゃぶ、ステーキと三店舗全部レストラン ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ 左手が肉屋さんになっている直営店なんです!!
初めて米澤に来た頃はとても敷居が高くて来れませんでしたが何度目かの時に意を決して来てみたらなんとランチがリーズナブル!! ということで米澤に来たら必ずというお店になりました
ちなみに東京駅と銀座にもありまして、まぁ米澤牛なのでそこそこのお値段はしますがお値段以上の美味しさに出会えることでしょう
東京駅店では絶品ステーキを、銀座店では絶品しゃぶしゃぶコースを頂いたことがありまして、特に肉だけでなく銀座店のプレミアムつや姫はこれまで食べたどのご飯よりも最高に美味しかったお店です(*´ω`*)
さて、旅前から悩みに悩んでランチに選んだのはこちら!! 牛一頭コース!!
軽めにリーズナブルに大好きなすき焼き味の牛すき丼ランチとやっぱり焼肉の上カルビランチで迷っていたのですが、個人的にかなり長年抱えていた問題を解決出来た自分へのご褒美でお昼から豪華にしました(*´ω`*)
と言ってもこの内容でこのお値段は現地直営店だからこそ!!
まずキムチとシャッキシャキなフレッシュサラダ、これがまた全ての野菜の味が濃い!
そしてここから怒涛の米澤牛攻め!! まずは手毬寿司!!
左が牛の旨みしっかりのローストビーフ、そして右は米澤牛ならではの甘い脂がしっかり味わえるポワレをピンク岩塩で、、、うまぁ
そして本体セット到着!! 多分プレミアムではないけれどつや姫のご飯♪
上品ながらこれでもかとお肉の旨味が溶け込んだスープには贅沢にも素晴らしい部位のお肉が二枚も!!
そ、し、て、どーん!!
はい、分厚い牛タンにとろっとろ上カルビ!!
赤身でこのサシというシンタマに特上サーロイン!!
さらに珍しいホホ、そしてタンもだけどブランド牛のホルモンって珍しいですよね、現地の肉屋さん直営だからこそ!!
あぁ、、、最高である
そして思ったのである
いくらご褒美であってもひとり旅での贅沢はそこそこまでにしておくんだな、と(´ー`*) こんなうめぇもんは誰かとその価値を分け合ってこそであってひとりで食うもんじゃねぇ
ってゆーても普段からしたらすげー贅沢なんだけど内容とお値段考えたらそんな言うほどの贅沢をしてはいないという、、、最高かよ、ってなことを考えながらデザートを食べたのであった
さぁ、、、時間は元のプランから少しオーバーしているものの、押した場合には省く予定だったところを減らしていけば午後はそれなりに巡れそうだ
と神社を一社、二社、、、と周りつつやっぱり心にしこりが残る
そして上杉神社を参拝したところで決意する、そうだ、おいらは慶さんに会いに来た、慶さんに不敬をして何が米澤帰省だ!
というわけで、春日山林泉寺の兼続夫妻へは遠巻きに心の中で挨拶をし、一路駅東は万世へと向かう! なお調度良いバスなんて無いから全部歩きだ!!
もう何度も来ているしなんならこれまでバスなんて乗ったこともなく歩き倒してきた街、10年ぶりでもほんと変わらないのでサクサク歩けるわけです(そんな距離歩いてるの今も昔もおいらくらいか)
そしてやっぱり不思議なもんです、地形的なものかもしれませんがここまで僅かにチラつく程度だった雪が、いざ心を決めて万世へと向かい始めたその瞬間から雪がしっかりと降り始めるんですよ(*≧▽≦) 慶さんイタズラはよしておくれよぅ
いやぁ、むさ苦しい顔なんぞ見たくないね、兼続や他の予定んとこ行ってこいよ、とでも言われているようである
だが知っている、それでも行けば悪い気はしないはずなのだ
それが慶さんなのだ(妄想入ってます)
というわけで前篇 おしまい♪
神社参拝の記事の後に後篇となりま~す( *・ω・)ノ
後記
漫画 花の慶次 だけをご存知の方もいらっしゃるでしょう
漫画(原作)の中で前田慶次は当主である利家を水風呂にぶち込んだり当時としては決して許されない出奔をして前田家から逃げ出したり、かと思えば流浪武士のくせに都でも大人気、一流の公卿や歌人茶人とも交流し和歌俳諧書物に至るまで一級の腕前、それでいて戦場では悪鬼羅刹の武士なのである
さすがにケンシロウレベルの創作と思いたくなりますが上述のように仰天内容の大筋は実際に記録として残されている史実なのである
猿踊りは創作だけど髷を真横に結って秀吉と謁見し傾奇御免状(口頭)を得たのも実際の記録に残っているし、退却戦の殿から数百の敵陣に僅か6騎で突っ込んで事敵を地理じりにしたのも当の敵方、つまり汚点として絶対残したくない側の記録にさえ残されている
そう、彼は創作の人物でもなければ後世にいろいろ伝説が創造されただけの架空ヒーローではないのである
実際の 前田慶次道中日記 などを読んでみるとなんともまた人間味のある人物でイタズラ好きな性格なのにひょっこり農民に騙されると意地を張って強がったりもしているのである
今日の前田慶次像には多分に隆氏の魅力的な想像力と原氏の迫力と魅力ある絵が影響しているのは間違いないけれど、それは一部の誇張されているだけで本人にそれだけの魅力が実際にあったと見るのが間違いない
だってそうでしょう、じゃなければ利家を手玉にとって出奔したのに最後まで生きながらえたり、数々の負け戦に参加しながらもしっかりと生き延び、主を救い、そしてあの兼続や景勝が信頼を寄せたり秀吉が認めたり公卿衆と茶会連歌会に出るなんてありえないんですよ
米澤はそんな当時に想いを馳せつつ、とっても喉がでとっても温かみのある上杉が築いた素晴らしさに触れられる最高の街なのです(*´ω`*)