日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

元内藤清成邸内社 多武峯神社

どうも、ひのきですm(*_ _)m


タイトルを見て どこ? と思われた方も多いのではないでしょうか

今回はこちら

多武峯内藤神社です


多武峰


読めますか?

たべみね、たぶみね、たぶほう、おおたけみね


違います


とうのみね(とおのみね)(とうのめ)ですって!!


社名は 多武峯神社 ですが 多武峯内藤神社 とか 内藤神社 と呼ばれることもあるのだそうです


こちらは千駄ヶ谷、新国立競技場から新宿御苑の東側を北上し、新宿三丁目へ向かって歩いている時のことでした

普通にテクテクと歩いていたのですが、もうお馴染みのアレです、なんでかわからないアレです

どうしてか分かりませんが、この路地を通り過ぎる時だけ、横を向いてチラッと目を向けたんですよね

もう時刻は夕方、のんびり歩けば新宿での予定にピッタリくらいの時間だったので普通にサクサク歩いていたんです


で、この路地をチラ見だけして歩き続けたんですが、僅か10歩ほど通り過ぎたところでしょうか

フッと鳥居のイメージが浮かんだんです

と同時に、いやいやあんな路地で鳥居なんか見えなかったでしょうよ、と否定する自分も居ましたが、まぁこういう時ってアレですからね、僅か10歩なので戻って今度はしっかり路地の先を見つめました

人を隠すのにボカシを入れているので分かりづらいかもしれませんが、目の悪い私にはこのボカシの入った小さな画像と大差ない感じ

じーっと見ると、、、やっぱり鳥居は無いけど大きな石柱が見える!! ま、さ、か?

というわけでこちらです

聞いたこともない名前の神社、この石柱が私を呼んだのかと思ったのですがきっと眷属様(お猫様)が呼んでくれたのでしょう

狛犬が如く参道の中央でこちらをじっと見るお猫様

(なんで撮るタイミングだけよそ見するん)

近付いても動くことなく、そして間近に来るとごろにゃん、でも触ろうとすると僅かに離れてごろにゃん

どうやら目の前にある社務所と板が掛けられているお宅で飼われていいる猫ちゃんのようです


先へ進むと巨大な岩

そして参道は右折して鳥居と拝殿が見えました

住宅地の中にある目立たない神社ですが、凛とした強い御神域感があります

鳥居の手前で上を見上げ スーッ と深呼吸するとふらぁ~っと微小サイズの蜘蛛が降りてきました

神額の名は 鎮守 雨祠檀 でしょうか?

一例し、この鳥居を潜ったところからすぅーっと空気感が冷たく変わりました

この日もいくつかの神社を渡り参ってきたのですが、この 鎮 とした雰囲気は凄い、まさか最後にこういう神社と出会えるとは


紋の入った門柱と石段の先にお社が鎮座します

この写真、覚えておいてください

今、こうして記事を書きながら写真を見返し、調べ、この時感じていた小さな違和感の原因がわかりました

こちらが拝殿


ピシッと空気の張った、でもとっても居心地が良い これぞ御神域 といった雰囲気です


御祭神は藤原鎌足公、相殿に武甕槌命経津主神、天兒屋根神、比売神・内藤家祖霊が祀られているそうです

なんと、藤原・中臣鎌足公が主祭神だと!!!


こちらの神社は徳川秀忠の教育役や江戸幕府の老中などを務めた重心 内藤清成公の邸内神社だったそうで、元は内藤神社として内藤氏の祖神 藤原鎌足公とその氏神である春日大社を勧請したんですね

そして とうのみね は検索すると 多武峰奈良県にある山の名前、そしてそこに鎮座するのが談山神社(もと多武峯妙楽寺)であり、御祭神が藤原鎌足公なのです

なるほど!! 談山神社から勧請されたんですね

ちなみに多武峰中臣鎌足中大兄皇子大化の改新について談合した場所なんだそうです!!

調べるとなかなかにいろいろ起こっている場所なので興味を持たれた方は是非お調べを(*^^*)b


境内右手には神馬舎、、、いや、駿馬舎!?


左手に駿馬塚と説明書きがありました

塚は当時の場所から移設されているそうですが眠っていた駿馬も共に移されているのかはわかりません

ちなみにこの時駆け回り内藤清成に与えられた所領は千駄ヶ谷大久保代々木四谷の22万坪に及んだそうです

今でも新宿御苑の半分以上とその隣接地の地名が内藤町になっています


拝殿左手には境内社が御鎮座

稲荷大明神八幡大菩薩、さらには大国主命市杵島姫命も合祀されているそうです

こちらは参拝前はお狐様の圧を感じましたが鳥居を潜るととっても穏やかな雰囲気でした

八幡大菩薩と言われると仏様にいらっしゃったっかな?と思ってしまいますが、これこそ神仏習合そのものですね


その脇には大願成就と彫られた四谷講の石碑


いやー、とっても素晴らしい出会いでした

20分ほど居たのですが、その間にいらっしゃったのはご近所さんと思われる老年の女性ひとり

殆どの人がその存在に気付くこともない小さな街中の神社ですが、偶然でこれほどの御神気を出されている神社に出会えることは大きな幸運です

あ、違った、お猫様が呼んでくださったんだった!



さて、お気付きになられたでしょうか


そうなんです、家紋が逆なんです!!

内藤家 家紋 で検索して出てくるのは狛犬の台座に刻まれた 内藤藤 と呼ばれる下り藤ですが、門柱には上り藤(浮き彫りなので種類は特定できず)が刻まれているのです

きっと意味があるのでしょう(ちょっと調べたけどわからなかった)


ちなみにこの近くの大通り沿いにポツンと銘板がありまして読んでみたら沖田総司逝去の地!!


まぁなかなか歩く方も少ないエリアでしょうが、お時間があれば新宿ー千駄ヶ谷をお散歩しながら参拝されてみてはいかがでしょう(*^^*)