どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、白鬚神社です
徒歩だと天日陰比咩神社から最寄りのバス停は10分ほどですが七尾線の能登二宮駅までは30弱掛かります、がしかし、バスの本数も電車の本数も限られ、しかもバスでは行きたいところへ行けない
というわけで長閑な道を歩いて能登二宮駅へ到着音譜
この辺りも桜真っ盛り(*´ω`*)
おっと、電車がやってき、、、絵に描いたような風景!!
実はここで小さな事件が、、、調べてみると七尾線はほぼ無人改札、ICカードは電車内に設置されているという、電車内!!
果たして、着いた電車のドアをボタンで開けると脇にICカードリーダーがあった!! バスみたいだ(*´ω`*)
そして事件は起こった、降りる際にタッチしたら ビー とエラーが出た、でも降りないと、、、まぁ後で有人の羽咋駅に行くからその時でいいか...どうすれば良かったんだろう(´-ω-`)
降り立ったのは千路!! せんろじゃなく ちじ!!
うーん、長閑(*´ω`*)
実は氣多大社へ向かうのですが羽咋駅からバスで行くならばひとつ手前の千路で降りて歩いていってしまえ、ってな寸法でございやす
道中に寄りたい神社が一社ありましてね、ってそこまで44分歩きますけどね...って今考えると羽咋まで行ってバスに乗ってもあまり大差ない時間に着けたんですねwww とはいえ、このただ歩くという選択がとても大きかった
駅を出てすぐのところで神社に遭遇、そうか、そういえば白鬚神社がマップにも出ていたな、でももう一本隣の道だったからルートから外していたような...とはいえこれはご挨拶せねばなるまい
倒れた石燈が土に埋まってる!? 半島付け根の西側まで来たけどやはり被害がある、どれだけ大きかった地震かってことですね、ただ割れていなければ吊り上げて元に戻せるだろうか
近かった、けれどやっぱり隣の道だった、参道は道路を挟んでふたつの石段になっていました
田舎の神社は往々にして斜面の石段を登った上に建てられている、その理由は明白で神様を祀るには出来るだけ高いところが適している、来れば分かる境内の神聖さ
こちらでも灯籠は倒れている、いくつかのパーツに別れて積まれているので崩れやすいんでしょうね(というよりそれほどの揺れだったということですが)
御神馬さんは無事でした(*´ω`*) って、秀吉の家紋?!
その後ろはなんだろう...
と近づくと立派な由緒碑が倒れてしまっていました
上から覗き込んでで読みづらいのですが、白鬚さんだからてっきり猿田彦様かと思ったら塩土翁神!? 航海と塩の神ですが海沿いでもないこの場所に祀られているとは想像もしませんでした
しかも創建は崇神天皇の御代、つまり2000年前ということになります
なぜここに塩土老翁が祀られたのか、なぜ五七桐紋の御神馬が奉納されているのかはわかりませんが、石川神社庁の説明には「奥の宮という」「荒御前社と記される」と、どっちやねんという記載がありますが前田家からも崇敬されていたということでこの規模であるのにも納得です
また、明治に若宮八幡宮が合祀されているそうです
それではご挨拶
由緒ある神社ではありますが、THE氏神様という雰囲気でとっても地域から大切にされていることが伝わってきます
地方の神社あるあるですが、お賽銭をあげたくても賽銭箱は無く扉にその隙間も無いパターンでしたので気持ちだけ
往古の素晴らしさは由緒に記されていましたが再建でも凄く素敵な社殿です
軒下から覗いているのは千木か何かに使われていた部分でしょうか
うん、ご挨拶出来て凄く良かった(*´ω`*)
さて、次の神社までここから40分、のんびり歩くぞぅ(*´ω`*)
何故でしょう、結構ギリギリの時間で組んでいた気がするのでいつもならばガシガシと歩くのですが今回はここまでもこの後も結構のんびり歩いていた気がします
それなのに各社でしっかりとご挨拶してもなお少し時間に余裕が生まれる、ギリギリだった長岡や読みが甘かった京都での教訓があったとはいえ、それでも交通の便からギリギリを見込んでいたんですがこんなにものんびり歩いてあれだけ余裕が持てたというのは不思議です
そして三日間の旅の中でも指折りの事件(いや、事件って内容じゃないんですけど)が起きたのです
車も通らぬ山沿いの細道をのんびり歩いていると草むしり(?)をしている女性と目が合いました
すると「調査で来たの?」
調査??? あぁ!! そう、リュック背負ってこんなところを歩く観光客など居るはずもない、地震被害の調査かと思われたんだろう
いえー神社巡りです(*´ω`*)
おー、ほー、こんなとこまで、白鬚さんは行った?、なんて暫くお話をしていました
ほんといっつもどこへ行っても、我ながらに なんでこんなとこ歩いとん??? って所を歩いて来ましたが何も無いところで地元の方に話しかけられるなんて滅多に無い事です
何気無い会話をしつつ あぁ、そうか、今回はそういう旅なんだな、と勝手に納得、ありがたいことです
この後の予定もあるけれど心は既にのんびりで歩くのもゆっくりだったし流れに任せよう(*´ω`*)
暫くしてしかし暑いね~なんて話になった、そういえばさっき能登二宮の住宅地で救急車が来てた、暑さが得意な私には調度良い気持ち良さだけれどずっと陽射しを浴びながら作業していると大変よな、と思ってそれを伝えつつお母さんも気を付けてね~って先へ進もうとした
その時、あ~、うん、ちょっと待なさい、これも何かの縁さね
と目の前の家へ戻るお母さん、一旦戻ってきて、もうちょっと待ってて、とりあえずこれ、はい!
お茶を渡された、これは有難いミネラルも豊富そうなしかもJAはくいの能登まるごとって地元のお茶(*´ω`*)
再び家へと入ったお母さんを待つ間、さっそく飲んでみると、、、うーん香り良くて味良くておいしー(^o^)/
山と街を眺めながら、なんてのんびりしていて素晴らしい旅なんだろう、いくら田舎の方が優しいからってただ歩いてただけでお茶頂いちゃうとかある?(*´ω`*)
と、お母さんが戻って来てさらにパイを下さった、この近くでミシュランひとつ星を獲得されているレストランの奥様がやられている洋菓子店のだって!! なんて有難い(*´ω`*)
ご縁、、、うん、そう、勿論お茶もお菓子も嬉しいけれど、こうした何気ない会話が出来た事、ご縁を感じて良くしてくださった事、お金を出しても買えないかけがえのない思い出をいただきました(*´ω`*)
天日陰比咩神社、そして羽咋柳田と続けてご縁を頂けた事に感謝
ホテルで持参していたお気に入り珈琲をお供にいただいたけれど香り良くサックサクで甘さもちょうど良いとても美味しいパイでした(*´ω`*)
ちょうどお昼時でしたが残念ながらレストランは定休日で食べにはいけず、でもだからこそそのお店でスタッフをされているお母さんと出会えたのでした
お店は地震の被害を受けて撤退か移転・建て替えかを考えているそうですがクラファンで目標金額を達成してNEXT GOALへ向かってらっしゃるのできっと残って下さることでしょう、いつか食べにいけるかな(*´ω`*)