おはようございます、ひのきですm(*_ _)m
神宮において正宮に準ずる格式を持つ御宮のことを別宮といい、正宮と同じく20年に一度の遷宮も行われています
昨日の記事のように外宮域内には多賀宮、土宮、風宮と別宮が鎮座していましたが、域外にも別宮がひとつ
外宮から伊勢市駅西側へと5分ほど歩いたところ
外宮別宮 月夜見宮 です
その名の通り、月夜見尊が祀られています
明日の記事になりますが、実は内宮の域外別宮にも月読宮がありますので月読命ファン(?)には嬉しすぎますね
こちらもとても質素であり、威厳もありながら先の見えぬ静けさ、暗さが何とも言えず凄い雰囲気です
月、、、なので是非夜ご挨拶したいところですが、当然の事ながら夜間参拝禁止の立て札があります
駅に近い住宅地の中ですが、この一角だけは完全に外界とは異なった世界
こちらが月夜見宮、そして御神木
そうなんです、もう境内に入った瞬間からお社よりもこちらの御神木が物凄い雰囲気を放ってらっしゃるのです
目に見えないヒーリングパワーとでも言えば良いんでしょうかね? 私には分からないんですけど、それでもなんか、ほんと凄いんです
御神木越しに朝の木漏れ日が差し込むんですけどそれがまるで満月かのように感じます
暫く無心で見上げていました
あれ? 今、夜? そんな気になるんですよね
思い込みだと思いますけどw でもあの時の私は "夜" の月夜見宮に立っていたんじゃないかって今でもちょっと思っちゃうくらい不思議な空間でした
ちなみにこちらでは珍しく、月読尊と荒御魂がひとつのお社に祀られています
二面性として別に祀られることが多い荒御魂としては珍しいのではないでしょうか(そうでも無かったらゴメンなさいw)
写真に撮っていませんでしたが、お社の右側は古殿地となっています
そしてパッと見では分かりづらいのですが少し気になって覗いてみるとお社の脇が少し奥へ続く道になっていました
右奥にご鎮座されているのが高河原神社
御祭神は月夜見尊御魂でこの土地の守護神とされていますが、倉稲魂命であるともされているようです
確かに、月夜見尊御魂という御祭神名はあまり見掛けませんし、なぜか奥が気になって呼ばれた感があったのにも納得がいくというか(いつもの思い込み発動)
そしてこの場所だけが 陽 でした
勿論、高い木が遮らず空が開いているだけと言われればその通りなんですけど、ここだけ空気が違って感じました
お賽銭箱の土台になっていた岩がとっても気になったのでパチリ
ということは反対側である古殿地の左側にももしかしたら何か、、、と進んでみましたらありましたありました
ちょっと言葉にならないです
鳥居の後ろには狐が護る枯れ木のウロが聳え、洞の真ん中には御神石が鎮座しています
思考回路が止まりましたが、なんか凄いんです
言葉にならないんです
すみませんw
失礼かも、と考えるのは一瞬、ぐいぐいと引っ張られご挨拶をして写真を撮りました
なんでしょう、なんか、物凄く吸い寄せられたんですよね
洞の中がとても暗く凄いインパクトに気圧され写真は撮らずご挨拶だけして下がろうとしたのですが、なぜか引っ張られて遠慮がちに一枚、、、それで下がろうとした、というか実際に背を向けたんですが、また呼ばれたので今度はしっかりと脇から洞の中を覗かせて頂きました
やはり異様です
見ようといった興味ではなく、見なければならないといった使命感に近い感じ
そう、内部までしっかり見ていきなさい、と言われているような感じだったんです
こちらについては神宮のHPにも記載が無く 不明 で終わらせてしまおうかとも思ったのですがどうにも記事を書いていると心に引っ掛る
ということでさらに調べてみるとこちらについて説明してくださっている方がいらっしゃいまして分かりました
太平洋戦争末期、空襲の際に落ちてきた焼夷弾をこの楠が受け止めたことで地域の人々が救われ、その感謝としてここで祀られているのだそうです
そうかぁ、だから何なのかもわからず戻ろうとしたのを呼び止めて内側の炭化を見せてくれたんですね
記事を打ちながら思い出してちょっと泣きそうです
月夜見様の前に戻り、再び御神木に引っ張られます
いやー、、、物凄かったです
物凄かったです(二回目)
是非、是非、お参りなさってください
凄かったです(三回目w)
あ、そうそう、こちらでも御守りをお受けすることが出来ますので、そちらも内宮の記事の後にまとめます(。-_-。)b