どうも、ひのきですm(*_ _)m
さぁ、やって参りました、笠間稲荷神社!!
日本三大稲荷のひとつともされる笠間さん、さぁどんな参拝になるでしょうか(*^^*)
遠目には気づかなかったのですが近づいてみたらお狐様の電飾ですね、夜は綺麗なことでしょう
両脇が仲見世になっている参道は手前と奥が小さな太鼓橋のようになっており、左右所々に狛狐様がいらっしゃいます
参道を過ぎたところ、右手に手水舎
その後ろは広くなっていまして
さざれ石
こちらが東門、外側の左右には巨大な御幣
内側左右には巻かれた太綱
こちらは女性崇敬者の毛髪を編み込んだものだそうで、その数2万人というから凄い
なんでそんなものを、、、とちょっと怖い気にもなりますが、こちらは拝殿を造営するために本殿を曳くための綱だったそうです
毛髪を編み込んだ綱は切れにくくなると言われ、特に切れるようなことがあってはならない神聖な儀式などに使用されました
女性の、と限定されているのは当時長髪の男性がほとんど居なかった事(実は武家も長髪ですが髷にしていたのでね)が理由でしょう
また上部にはとても素晴らしい天狗の彫刻が施されています、これは必見!!
さらにこれは、、、龍!!
社殿右側、境内から東門へ向かって左手の方からやけにぐいぐいと惹かれる感覚
進んでみたところ、こちら、聖徳殿
なんと温かな氣に満ちています、ここ素晴らしい!
途中の木陰に呼ばれて入ってみたらここも凄い
手水舎の背後に戻ってきました、巨大な御神鏡の石が凄い存在感ですね
こちらは日月の石碑?と水鉢
とても立派な楼門です
左右の木造はとても素晴らしく、虎の敷物や脱いだ靴など細かいところまでが豪快で繊細な造形で動き出しそうな迫力です
内側には神馬の木造が、こちらも素晴らしいです
また左右の潜り戸脇に掛けられた絵も素晴らしい
とても気持ちの良い境内です
こちらが拝殿、御祭神は宇迦之御魂神
参拝者は少なかったのですが拝殿前で正月の準備が進められていたというのもありますが、ちょっと想像していた通り、凄く雰囲気は良いのですが特に風や音といった特別な何かは感じることが出来ませんでした
そうなんですよね、年末年始とか例大祭といったタイミングだったり大きな神社(の本殿)になればなるほど、特別な何かを感じることが出来ないというのが私の常なのですw
ご由緒については後述にします(*^^*)b
拝殿にも左右に素晴らしい絵が掛けられていて
右手側には朱雀と青龍
左手に白虎と玄武
こちらは御神木 胡桃の木
御神木で胡桃って珍しいな?と思ったのですがこちらも後述にて
八重の藤、それはそれは美しい花をつけるのだとか
拝殿右手側から裏へ回ると本殿を見ることが出来るのですが足場が組まれていて八方睨みなどの彫刻は残念ながら見ることが出来ませんでした
こちらは真後ろですがやはり網で見づらくなっていました
境内右奥には鳥居は無いながら狐様が守る参道があったのですが、その先には沢山の朱の幟が
そちらは次の記事にて(。-_-。)b
本殿背後に祀られる末社
四社殿と小社に別れていて右から
月読尊を祀る月読神社
菊理媛命、伊邪那岐命、伊邪那美命の白山神社
菅原道真公を祀る菅原神社
少彦名神の粟島神社
そして小社が高皇産霊神、建速須佐之男神、大国主神を祀る山倉神社です
ツクヨミ様にご挨拶出来る神社は数少ないので嬉しいところですね(*^^*)b
末社殿の斜め後ろのこちらの石、なんか好きです
そして各所から納められた神狐様達の狐塚
ここ、とても空気が良かったです
さすが稲荷御本殿のお背中といったところでしょうか、居場所を無くしてしまった眷属様達も凄く穏やかにいらっしゃる感じです
拝殿前へ戻ろうとした時、何も無いのになぜか引き寄せられた脇の方へ...うわぁ、凄く杉の香りが心地好い!!
そういえば朝引いた神様カードで 杉の木のある神社へ行きなさい と言われていたんでした(*^^*)
まぁ、、、多くの神社にありそうですけどねw
珍しくお狐様のおみくじを引いてみたら中吉
うん、年末年始準備か修繕か、御本殿が見られなかったのは残念だけどとても素晴らしかった!!
個人的には特に社殿右手側の木々の中で凄い癒しを感じることが出来ました
驚いたのは人の少なさですが、新年を前にした平日はそりゃこんなものでしょうかねー
ゆっくりと参拝するには助かります(*^^*)
さぁ、仲見世だ!!
境内側から見て左手は大きな土産店と神具店、右手は手前に土産店でその奥は木板で閉じられている感じでした
お土産に購入した手焼き煎餅が鬼焼きはとても香ばしく七味焼きはすごい量の七味が入っていてw でも辛すぎず香りが良くてどちらも凄く美味しかったです
あと通り沿いで購入した出来たて蕎麦稲荷は味が染みるよう持ち帰ってから食べたのですが蕎麦はふやけることなく弾力があっておつゆの香りにも負けない蕎麦の香りで美味しかったです(*^^*)
ちょっと電車の本数も少なめでマイカーが無い人には行きづらいところもありますが電車二三本分の時間を視野に入れてゆっくり回ると丁度良い感じでした、是非ご参拝を(*^^*)b
さて、忘れちゃいませんご由緒です
公式には、社伝によると白雉2年 西暦651年の創建で1743年から笠間城主により社地社殿の拡張がされ、1747年から祈願所に定められるなど歴代藩主の厚い崇敬を受けた、とあります
。。。短い!!w しかも千年と少し飛んでます
と思ったら別記載もあったのですがやはりそこでも詳細は触れられておらず
諦めず調べてみましたが説がいくつか
この辺りは胡桃の密林となっていたそうで、一説によるとある一本の胡桃の下に創建されたという(それが御神木でしょうか)
また別の説によると、佐白山に鎮座していた稲荷社を胡桃の樹の下に遷座したというものがあります
こちらの説には白雉年間という表記ではありますが年代的には同じなので後説ならば650年よりも古い創建ということになります
さらに別説になると 広漠とした荒野にある一本の胡桃の大木の下 と結構イメージが変わって来るのですが、両方を真実とするならば元々胡桃が密集していたところ一本を残して何らかの原因で皆枯れてしまっていたとも考えられるでしょうか
さて、不思議ですね
やっぱり千年ほどの歴史がそっくりありません
これにはやはり、鎌倉期の騒乱が関連しているのではないかと考えますが、それにしてもやはり不思議です
創建から1300年を超え、日本三大稲荷とも言われ国の重文にもなっている本殿、そして年間参拝客300万人、初詣に80万人とも言われる神社の由緒として不思議でしかありません
大抵、そういった場合には災禍や戦乱により喪失したためといった記載くらいはあるものです
そこで佐白山の方の歴史をちょっと調べてみましたがやはりわからず
近森稲荷神社の記事でも書きましたが、元は佐白山に鎮座していたのが1200年代の騒乱により麓、つまり胡桃の下へと移され、塩谷氏が領有する前の稲荷だった為に放置されていたのではないでしょうか
ただ、その間にも村人からの崇敬は絶えることなく続き、徐々に発展していったことで後の祈願所指定などに繋がったと考えられます
道を間違えず真っ直ぐ来ていれば出会ったであろう巨大な石灯篭
こちらは車祓殿へ入っていく車用の参道なのですがその脇に経つ石柱には 胡桃下稲荷神社 という銘
こちらについても、由来からそう呼ばれていた時期がある、という程度しか出てこないのです
うーん、謎味が深い(´◉ᾥ◉`)
この辺りがより深く研究され、もう少し情報が出てくる、、、というのはあまり期待出来ない気もしますがどうでしょう、それでもちょっと期待したいところですね(*^^*)
さて、次回、笠間の最後を飾るのは境内奥から見えたもうひとつの稲荷神社です!!
つづく