日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

勝手に考察 ー 稲荷大神 ー

 

 

どうも、ひのきですm(*_ _)m

 

本日は午の日でございます、そして今気付きましたが無意識に今日のお昼はおいなりさんを食べていました

 

というわけで満を持してと申しますか時期尚早にもと申しますか

 

ずっと思い続けてきた 稲荷大神とは について書いてみます
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初歩の初歩を初心者が恐れ多いのですが、入門篇考察ということでお許しくださいませm(*_ _)m

 

そして後述のように実は稲荷神については記紀には全くと言って良いほど書かれていないので今回は記紀考察ではなく 勝手に考察 としています

 

 

何も分からずに神社巡りを始めた私をいの一番に色々とお導き頂いたのがお稲荷様でした(そのあたりについては後述にて)

 

お稲荷様と聞くと一般的に思い浮かべられるのがお寿司、そして狐でしょう、怖い都市伝説も多く広めされていることから稲荷神は狐神だと勘違いされている方も多くいらっしゃいますがあながち間違いでも無いとも言えるかもしれません

 

稲荷は元々 伊奈利 という字が当てられています

 

稲荷についての最古の記録に「秦伊侶具が餅を的に矢を射るとその餅が白鳥となって山峰へと舞いそこで子を産んだ、子孫がその過ちを悔いて神社を建て、境内の木を家に植え祀り、育てば福としていた」と書かれています

 

生成 と書かれた時期もあるようですが全て 稲が実る という意味が込められており、伊奈は伊侶具の名から字を頂いて稲と読ませ、稲を代表とした穀物を表す 禾 と刃物を表す刂 が組み合わさった 利 という文字が使われ、つまり稲刈りの意味が込められています

 

そしてこの習慣は しるしの杉 として今も伝わっており私も植えるのではなく神棚に飾る形ではありますが伏見さんから頂いています

 

これは一説によると狩猟から稲作へと変化したこと、そしてスムーズに人々を移行させる為の逸話だったのでははないかとされています

 

 

未だに多くの人が 稲荷神そのものである と勘違いされているキツネは稲荷神様の眷属(神使)です

 

春に植え秋に刈り取る稲作において人々は古来より山からキツネが姿を現すと田植えの準備を始め、キツネは人が稲を植えることで集まってくる鳥や鼠を狩ることが出来る、そしてキツネのお陰で稲が守られ人々は感謝する、という素晴らしい関係が築かれていました

 

なので参拝でキツネの好物を供えるのは稲荷神を守ってくださる眷属様へ向けたものなんですね、そう考えると狐が神様というのもあながち間違いでは無く、実際に数々の稲荷神社を参拝しているとやはりどうも神様としての個性ではなくその社を守るお狐様の個性によって雰囲気が全く違う気がします

 

では稲荷神は稲なのかというと八百万の神としてはそうでしょう、神道としては複数の神があてられています

 

人々の生活に無くてはならない神様であることから全国に4万社以上と言われており、実際には各家庭や会社などに祀られている数を含めるととんでもない数になるほど崇敬されている稲荷神

 

代表的なのは宇迦之御魂神、保食神豊受大神、そして荼枳尼天尊ですがさらにオオゲツヒメ、ミケツノカミ、さらには十一面観音なども稲荷神として習合されています

 

同一神説や習合を併せてしまうととんでもない事になりますのでw 今回は伏見稲荷大社と宇迦之御魂神を中心に掘り下げてみます

 

そもそもウカノミタマとは?

 

古事記では宇迦之御魂神と書き、スサノオとカムオオイチヒメの間に生まれたと書かれてはいますがそれ以上の記述はありません

 

また日本書紀においては倉稲魂命と書き、こちらではイザナギイザナミが飢えて気力の無い時に産んだと書かれており、やはりそれ以上の記載はありません

 

そうなんです、スサノオの子説と諾冉説に別れてはいるもののしっかりと両親神と産まれが書かれているのに正体不明であり、今現在我々が想像しているのは後に習合されていった神様の方なのです

 

これはびっくりですが、上述のように稲荷神は稲、つまり稲の実りそのものであると考えればごく自然だとも言えます

 

それは 宇迦之御魂神 という神名が表しています

 

宇迦(穀物・食物) 之 御魂 神、そう、そのまま穀物の魂神なのです

 

全国4万社以上を誇る稲荷神社がまさかの八百万信仰だったということになるのですが、逆を言えば、だからこそ日本で一番多く広く祀られ続けていることにもなるのです

 

一般的に神社といえば御祭神は皇族を始めとした氏族の祖神や偉人であり、つまりは 人神 ということになるので考え方によっては自分とは縁もゆかりも無い神社を大切にするかと言われるとそうではない人も居るでしょう

 

私としては今祀られている神々は全てがこの国を作ってきた国としての祖神だと思っていますけど(*´ω`*)

 

各地における神社の中には古代祭祀(山神、龍神、蛇神なども含む八百万信仰)を習合する形で現神社となっているところがほとんどではないでしょうか

 

勿論その中には表向きで神道の祭祀と御祭神にしながらも内では古来の神を祀っているところもあると思いますが

 

そして稲荷神社こそ、様々な神仏と習合されているように見えますが本来の祭祀をしっかりとそのまま継続されている信仰であり、だからこそ民衆にまで浸透し続けているのではないでしょうか

 

稲荷分霊は江戸期以降にその数を一気に増やしたといわれていますがそれ以前からかなり浸透していた事は間違い無く、下々の民に至るまで身近だったからこそ様々な逸話や怪談、都市伝説が数多く残されることになったのだと思います

 

ではなぜ稲荷神社だけがそこまで浸透し崇敬され続けたのか、それは飽食の現代人には想像追いつかないほど、人々が生きていく為に最も必要だったのが 食物 だったからであり、それを神として崇め感謝するのが当然の事だったのです

 

神宮を始めとしてほとんどの神社、お寺の境内に 稲荷 が祀られているのもそれが理由でしょう、それぞれの神名がバラバラなのも神格がそもそも 食物 という大きな存在ですから当然でもあります

 

それでは総本社である伏見稲荷の御祭神はというと、宇迦之御魂大神佐田彦大神大宮能売大神田中大神、四大神の五柱となっていますが過去には神名や祀られる順などが変わってきた歴史もあるようです

 

佐田彦大神は過去に猿田彦と書かれていた時代もあったことからそのままサルタヒコの事であるとか稲作を導くとして祀られたとか、であれば大宮能売大神は妻であるアメノウズメであるとかという考察も多くありますし、それ以上に神名だけでは絞ることが不可能な田中大神、四大神に至っては多岐に渡る考察がされています

 

それぞれの御祭神については伏見稲荷大社も特に細かく触れてらっしゃらず、実は私自身もこの考察を始めるまでよく分からない存在でしたが、以下のように"勝手に"纏めてみました

 

宇迦之御魂大神 : 稲を初めとした実りの神

佐田彦大神 : 実りをもたらす稲を育てる神田の神

大宮能売大神 : 稲荷を奉祀する巫女神

田中大神 : 神田を守る神

・四大神 : 稲を育む四季を司る神

 

神社にはよりますが、御祭神については多くがしっかりと由緒や説明を書かれていたり、特に神仏分離に際して元の祭神や仏様を隠して祀った場合などはよりしっかりと御祭神の説明を書いていたりもするところですが今に至るまで明確な説明を大社様自体がされていないというのはそういうことではないかな、と思いまして(*´ω`*)

 

 

ただですね、稲荷神信仰は秦氏が持ち込んだ信仰だと言われているのですがこれがまた謎過ぎてここで追うのは不可能です

 

だって天皇にも影響力を持ち山城国を治めており全国に浸透するほどの信仰を持っていたにも関わらずその出自においては秦の始皇帝とか百済からの渡来人だ、ユダヤ氏族だと乱説している状態にありながらどれも有力とは思えない

 

しかも、それだけ有力氏族ならば有名な人物が、、、と調べてみても皆が知るような名前が全く出てこないのです

 

まさに 摩訶不思議

 

そしてその秦氏が広めたとされるもうひとつの神社こそが 八幡神社 であり、稲荷神社と合わせると日本の神社のうち大半を秦系が占めていることになるのにその正体は一端すらもわからないとはもうこれこそ隠された存在であると思わざるをえない

 

そんな秦氏についての考察はもう完全に私には不可能w なので、他に深掘りされている方の方をご覧下さいw

 

 

というわけで全然まとまりのない考察になりましたw

 

記紀考察も同じですが限られた資料の中だけで勝手に考察してた事ですから事実とは大きくかけ離れているかもしれません、ただ、ぼんやりとした考察のように見えて私の中では勝手に凄く明確な考察が出来たような気がしています

 

だって実際に、お稲荷様のお陰で神社だけでなく日頃の小さな事に感謝しながら生きるようになりましたから(*´ω`*)マダマダ未熟スギマスガ

 

 

さて、ここからは過去に書いてきた事と重複する内容とあとがきになります

 

 

都市伝説側にもやはり触れておかなければならないでしょう

 

これまでも時々書いていることですが、上述のように稲荷神様は宇迦之御魂神や荼枳尼天尊をはじめとした食物を司る神様であり、あくまでもキツネは稲荷神様の眷属ですから狛犬と同じように社殿の前を守ってらっしゃいます

 

勿論、龍神様のように一部の神狐様はその御活躍により神格まで高められ神狐として祀られているケースもあります

 

そしてキツネに祟られるというのは、そもそも神様に対して御神域で無礼な真似をしたら怒られますよね、でも神様が直々にそんな方たちに手を下されるわけではないので(直接の場合は相当酷い事してますよ)眷属であるお狐様が罰を下されるでしょう

 

そういう意味では今までずっと 狐は稲荷神ではありません!眷属様です!! とだけ言って(思って)来ましたが、これまで参拝して来ても実質的に神様との間を取り次いで下さって神様の代わりに守ってくださるのがその御社に就いてらっしゃる神狐様なのであながち間違いとも言いきれないなと思うようになりました

 

 

そしてこれは持論ですが、境内は御神域ですからしっかりと守られているとは思いますが紛れて入り込んでいるモノも居るでしょう

 

一部(古来)の生贄信仰のように犠牲を差し出す代わりに願いを叶えて貰う、というのは現代の神様に対しては大変失礼だと思っておりますが、神前にて「〇〇をするから〇〇を叶えてください」などとお願いしてしまっている人も居るのではないでしょうか

 

神様はどれだけ真摯に通い奉じようが本人自身の行いが良くなければご利益を授けては下さらないと思いますので、わざわざ口に出して(言葉として心で念じて)取引のような事を言わなくても良いと思いますが、それはさておき

 

良からぬモノがそれを聞き、神の代わりに取引を受けてしまったらどうなると思います? 空想論ですが、しかもそれは御神域という結界に入り込むほどの力を持った強大な存在なわけです

 

それが自分だったらと考えると、恐らく嬉々としてその者の願いを叶えてやってその代わりの犠牲を取り上げますね、しかもそういった漫画などがあるように、本人が願った以上の報酬を与えて本人が差し出した以上の犠牲を奪い取ります

 

まぁそんな現実があるかどうかはわかりませんが、神様に念じて助けて頂ける事があるとするならば、同じく不用意に取引を念じてしまうことでそうなってしまうという事も無いとは言えませんよね

 

あとこれも大切で、お稲荷様は例えば私のような個人であっても分霊を頂いて祀ることが出来るくらい広く信仰されていますので軽い気持ちや欲得だけで勧請されたり、事情あって放置されてしまう所なんかもあるでしょう

 

そして残念ながら、悪しき心を持つ人が多く参拝した神社の眷属様もまた心が悪しきに染まってしまってもおかしくはないでしょう

 

そういった神社からは当然神様がお離れになってしまうでしょうが、空いた所へ悪いモノが棲み込む可能性も大きいと思いますし眷属を外された悪しき狐が残る可能性もあるわけです

 

 

意欲は大切な事ですが、欲は身を滅ぼします

 

まぁ無欲もそれはそれ良いような感じがして実は大切なものを失ってしまうとも言えますが…はぃ

 

 

そして都市伝説としては一番重要でありながら一番途方もない説なのがこちら

 

稲荷はヤハウェとイエスの信仰である というもの

 

稲荷信仰を持ち込み広めたとされる秦氏ユダヤ系であり、稲荷というのはイエスの十字架に掛けられた「INRI」から訛ったものであるというのです

 

十字架をしっかりと見たり映画などを見ている人ならばご存知でしょう、教会などの十字架はもちろん、ネックレスなどでもしっかりとその紙があります(この写真は黒島天主堂のもので管理者の方から特別に許可を得て私が撮影したものです)(転載厳禁)←他の写真も勝手に使われたら困りますけどw

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ちなみに INRI は「イエス ナザレの 王 ユダヤの」というラテン語の頭文字になり、詰まりはローマ帝国磔刑にした罪状(つまりユダヤ人の王だと名乗った罪でナザレのイエスを処刑するという意味)のことを示しています

 

さすがにこうなるとこじつけのようにも感じられますし、一説ではユダヤ資本を積極的に取り入れる為に作られた話であるとも言われています

 

真実はわかりませんが、稲荷信仰の中にキリスト教的な要素が見えるかと言われると疑問ですし、古来日本に渡ってきたとされ様々な文化に痕跡を残しているのはキリスト教ではなくユダヤ教の方ですからね( ̄▽ ̄;)

 

ただ、日本に多くの伝説や実際の痕跡が今に残る事を考えると同祖とまではいかずとも古代より何かしらの関連があったことは疑いようもありませんが、、、

 

稲荷信仰が一大ブームになった頃とキリスト教弾圧が微妙に近いのが隠れキリシタン信仰のひとつとして!!っていうちょっと根拠に乏しいけれどひとつのストーリーにするのも面白いかもしれませんね(*´ω`*)

 

 

あと、実は触れたいけれど深堀り出来ないもののひとつが 稲荷大神秘文 という祝詞です

 

物凄く真理のような事が書かれており凄いと思うのですが、ただこれについてはいつ誰がどこで奉じ始めたものなのか、調べ方が悪いのか結構調べたのですが由緒が全くわからないのです

 

秘文の中身を簡単にすると、そもそも神様は形あるものではなく唯一の存在である国常立尊を拝奉すれば豊受神の流れを宇迦之御魂命となり、永く祀れば御神徳が得られるでしょう、という感じです(だいぶ端折りましたw)

 

こちら、心を込めれば様々な御魂が助けて下さるでしょうという真理のような内容になっており個人的にはとても素晴らしい内容に感じるのですが、どちらかというと神道と仏教と八百万信仰を併せたような、でも奏上してみると雰囲気としては読経に近い感じを受けたりもする

 

出自や由来が一切出てこなくて個人の方?などが素晴らしい祝詞だとネット上に上げている以外の情報が無いということはどちらかの個別宗教団体さんのものなのかな?なんて思ったりもします

 

そもそも誰かが素晴らしいものを広めようとこっそり上げてしまっているのかもしれませんが、祝詞のタイトル自体に 秘文 と入ってしまっているのが少しだけ胡散臭い気もしてしまいますし、どちらともつかないので不用意には使わないようにしようと思いました

 

本当に素晴らしい祝詞だとしても、その意味も出処も作法もわからないままに奏上するのは 秘文 に対して失礼過ぎますよね(´・ω・`)

 

私は日々の神棚拝詞と稲荷拝詞、時々大祓詞だけに留めておくことにします(*´ω`*)

 

 

 

あ と が き

 

 

私が神社巡りを始めてからすぐに ひのきも歩けば稲荷に当たる と言っても過言では無いほどにお稲荷様へと導かれておりました

 

事前に参拝社を決める時も地図上に表示されておらず、そして実際にナビ通り歩いていたのにふと手前の道やひとつ先の道を曲がってみた時、或いはナビを見ていたのに目を放した隙に道を間違えてしまった時に限ってそこにお稲荷様がいらっしゃったのです

 

それこそ一度や二度ではなく何度も何度も続いたので、さすがにこれは不思議すぎる、ということで意識的にお稲荷様へ参拝するようになりました

 

すると他の御祭神が祀られる神社とは明らかに空気が違うことに気づき、さらにはお稲荷様による雰囲気の違いが分かるようになってきました、そして おしるし 的な事がお稲荷様だけ段違いに多く起こるようになりました

 

いよいよこれはただ事じゃない、ということで総本社である伏見稲荷大社を参拝しなければと思った矢先、すぐにそれが叶うことになりまして実際にお塚巡りをするとそれまでの現象がさらに顕著となり、やがて導かれるように稲荷講に加入することになりました

 

本当にビックリなのは、ほんとまさに講員になった時から不思議なほど強引に呼ばれるということが全くと言って良いほど無くなったのです

 

勿論、かといって放ったらかしにされているとか御縁が無くなってしまったというわけではなく、お稲荷様との御縁はちゃんと続いているのです

 

もうね、これはほんと、講員になりなさいと呼ばれ続けていたんじゃないかと思いたくなるほどですけどもw でも実際に講員となったことではなく、崇敬心が高まり感謝の気持ちを持てるように導いてくださった丁度そのタイミングが加入と重なっただけなのかなという気もします

 

だって、愛情を込めつつぶっちゃけてしまうと、講員になったからといって何をするわけではなく、ただ自宅の神棚に講員札を祀ることが出来ているけど別で毎年お迎えしている伏見さんの木札としるしの杉も祀っているし、毎朝夕大社さんで講員名簿で安寧を祈願して頂けてはいますが何か特別な布教活動や講員活動をしているわけではありませんからね(。-_-。)b

 

 

最近ではお稲荷様だけでなく強いお導きを頂いて様々な御祭神にご挨拶出来るようになっては居ますが、やはりお稲荷様では落ち着きや感じ方がより強く思えるのは有難い事なのです(*´ω`*)

 


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