この世で一番短い呪
それは名よ
どうも、ひのきですm(*_ _)m
さて、嵐山を堪能した後はこの日最後の目的地へ向け京都駅まで戻りました
あれ?嵐山を出た時はしっかり晴れていたのにいつの間にやら空が真っ白に? そういえばこの日の天気予報は朝から曇り時々雨だった
余りにも清々しいほどの晴れっぷりにそんなこと完全に忘れていました(´>∀<`)ゝ
まぁ行くのはあと一箇所だけだしなんとかもつでしょう、とバスに乗り込んだのです
既に夕刻に入っているので万が一にも寝過ごしては大変、行き過ぎた先から戻って来るまでに神社が閉まってしまうかもしれない
だがしかし朝から太陽に照らされ歩き続けた疲労感に襲いかかる心地好いバスの揺れに勝てるはずも無く記憶があるのは東本願寺を過ぎたところまで(めっちゃ手前www)
.......( ゚д゚)ハッ!
目覚めたのは停留所ふたつ手前、ε-(´∀`*)ホッ
途中小雨が降ったようで窓には幾らか雨の条が残るものの今は降っていないようでひと安心
さぁ、着きました! ずっと来たかったところ!!!
晴明神社だぁぁあっ、あっ、ぁぁぁあああ?!?
嘘でしょ? バスを降りた途端に降り始めた雨はそのまま急激に勢いを増し会話もままならぬほどの土砂降りに発展するまで僅か数分!
マジかっwww(´º∀º`)ファーʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ
やや広めなバス停の屋根下に居ても濡れるほどの風雨に急ぎ折り畳み傘を開くも風も強いので耐え続けるのは不可能!
急ぎ境内へ進むと土産屋さんがあったので駆け込む
桔梗屋という小さなお店のご婦人はレジに座ったまま言葉少なではあるけれど「気にせず止むまで雨宿りしていきなさい」「座るとこもなくてごめんね」と優しさが沁みました
この方、式神だったりして、なんて頭の片隅を過ぎったけれどこの場所だからこそ失礼ではないはず←
あれよいう間に突風豪雨レベルまで発展した空からはまさかの激しい雷鳴まで轟き始めて大騒ぎ
もうニヤニヤが止まりません、もう濡れることなんて構わず外に出て何なら雷の写真でも撮りたいくらいウキウキする気持ちをなんとか堪えて大人しくお店の中で待機
え? 何故って?
バスを降りた瞬間に始まった豪雨と雷鳴なんてご褒美でしかない!!!!!!ヾ(●´∇`●)ノ
大干ばつの際に晴明が雨乞いをするとすぐに雨が降ったというのは有名なお話
このままずっと雷雨だったならば参拝を拒絶されたのかなー………ってショックを受けますけど(汗)
私には晴明様のような空を読む力はありませんが幸いなことに文明の力ならば持っています
パパパパーン 秘密アイテム、雨雲レーダー!!!
この便利アプリによれば激しい雷雨はあと15分程で止むらしい、その後も雨雲だらけだけど雷と豪雨さえ収まるならそれはそれでいっか♪
文明様の予言通り一気に小降りへと変わってきたしそろそろご挨拶に行こう、とご婦人へひと言お礼を伝え傘を開こうとしたその時にはピタリと止んでいました
降り方も凄ければ止み方まですげーな!!!
安倍晴明(野村萬斎)がニヤリと笑いながらクックックと笑っているのが目に浮かびます(妄想)
さて、というわけでいざ!晴明神社参拝開始!
ご挨拶の前に社務所にてお受けしたのが遙拝札!
そしてご挨s………太陽がこっち見てる!?
改めまして、ご挨拶!
凄い迫力の社殿です
なんと言うか、スゥーッと心が吸い込まれていくというか、逆に自分は立ったままなのに拝殿がスーッと広がって中に入る感じというか、、、まぁ妄想ですねw
いやー、朝からの神域巡りでしっかりと綺麗な心と体になっていたはずですけどとってもスッキリしました! 疲れまでもがどこかへ消えている気がする!(バスで寝たからな!)
拝殿左には安倍晴明像
右手には桃とお稲荷さん
古事記に黄泉の国にて迫る鬼にイザナギが実を投げ付けたとも記されるように桃は古来より伝わる強力な厄除けです
ちなみにその時の功績により桃には意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)という神名が与えられています
しっかりと厄を撫で付ける気持ちでスリスリします
右側に鎮座するのは天満社、地主社と共に祀られる齋稲荷社、唯ならぬ雰囲気を感じます
それもそのはず、齋(いつき)とは鴨神社へ仕える齋王が籠った齊院に鎮座していたお稲荷さんだそうで御祭神は宇迦之御魂神です
鴨(加茂)神社の齋王制度は野宮神社でも触れました神宮の齋王制度に倣って行われていたようです
天満社は菅原道真公が祀られていますが、地主神がどなたなのかはわかりません
そしてこちらが楠の御神木
御神木を囲むように木のベンチが、、、と思ったら階段も作られており、根を踏まず一周木肌に触れながら歩けるようになっていました
温かいような柔らかいような優しいような
何か見えない力が現れているような(見えない)
ひらひらと蝶が飛んできたので 蜜虫!? とか思ってみたりするのが楽しくて←
では改めまして、境内をじっくり
お水は出ていませんが手水舎の龍はやっぱり素敵
手水舎の横にある晴明井は残念ながら今は水が出ませんので再開された時には改めて!
四神門の門柱にはその名の通り四神が彫られています
自動開閉するはずの扉は常時開放にされていました
単なる自動ドア(門)と言えばそれまでですが、当時の屋敷は訪問者があると晴明が操る式神によって誰も触れていないのに門が勝手に開いたという話にちなんでいます
神額がとっても美しい
ありがとうございました!
参道側には日月柱があります、以前は四神門の柱として使われていたそうです
恥ずかしがり屋なのか木に隠れた大きな狛犬さんはあの大雨でも一部しか濡れていません
こちらは実際に使われていた一条戻橋の欄干親柱を使って再現されたもの
なかなかコミカルな式神像です
ね? 狛犬さん、恥ずかしがり屋でしょ?w
一の鳥居を見上げたらお天気虫がたくさん
そういえば神額が晴明桔梗と呼ばれる家紋なのはとっても珍しいですね
あら、あのとんでもない雨で全く気付かなかったけどバス停も素敵でしたね
というわけで、念願の晴明神社でした!
これはいつ撮れたのかわからない謎の一枚!
もうとにかく、悪戯好きな晴明さんらしい歓迎のされ方で嬉しくて仕方が無い最高の参拝でした
え? 映画の見過ぎ? 勿論、この日の暫く前にAmazonプライムで映画を観て来たしなんなら帰ってからも観ましたけど何かw
この後、さーてとりあえずもうホテルに帰るだけだから鴨川にでも行くかー、なんて適当に歩いていたところ、、、ん? えっ!!!
気付かず通り過ぎる寸前でした、架け直された一条戻橋がここかっ!!!
ちなみに架け替え工事の時に土の中から木箱が見付かり開けてみたら人形が入っていたのでまさか言い伝えの式神じゃないかってことで慌てて埋め戻したという話があるそうです(*^^*)
この後は鴨川沿いを歩いてお散歩を続けたのですが、そういえば雷雨の後も押し寄せるはずだったレーダーが予測していた雨雲は何処へ行ってしまったのでしょう
ということで、伝説の陰陽師 安倍晴明を祀る晴明神社でした!!! 是非!!!
さて、お受けしてきた遙拝札、なかなかリアルです
このカード式の御札はホログラムになっていて角度を変えると立体的に見えるやつ(昔流行りましたね)で、このカードを拝むことは晴明神社に参っているのと同じ効果があり、晴明神社を参拝することが出来るのだそうです
いやいや、御守りならいざ知らずいくら何でも御札をカードにして尚且つホログラムて!!!
なーんて事前に授与品を調べた時には思っていたのですが雷雨の後に実物を見たらもうこれしかない、と思いお受けしちゃいました(笑)
最強の陰陽師を祀る神社だからこその御札だなーって気がしたんですよね(他の神社さんだったらお受けしてないと思いますw)
なんせただの懐紙にさえ命を吹き込んでしまうようなお方ですからね!
うん、眺めているとあの場所に立って居た時の記憶がリアルに思い起こされます
有り難や有り難や(*´ω`*)