どうも、ひのきですm(*_ _)m
白髭神社から少し南へ行ったところ、住宅地の中に鎮座しますこちら
高木神社
左手に素敵な神楽殿があり、大きな鳥居が迎えてくださいます
鳥居を潜ってすぐに由緒があるのですが眩いばかりの鏡面仕上げなので真正面には立てず、しっかり避けて撮ったつもりで腕が見切れましたw
こちらの創建は応仁二年、1468年といいますから室町時代のことですね、当時は第六天神社として創建され、後の神仏分離により高木神社となったそうです
手水舎が古の雰囲気ありつつお洒落ですね
真ん中に置かれているのは むすび石 だそうでおむすびの形をしていますね(*^^*)
こちらが拝殿、前の社殿は真っ赤に塗られていたそうですがこの落ち着きがありつつ優しく華やかな紫というのも良いものですね
拝殿右手には石柱がありますように御祭神は高皇産靈大神、造化三神のひと柱ですね
一説では天孫降臨では指揮官として、天照大神による政には政務官として活躍した最高司令神であり、本来の皇祖神ではないかとも言われているそうです
拝殿の脇へ回ってみると矢が( ・∇・)
境内の端には三角型の むすび石 もあり、御縁に強いご利益がある神社さんですね
なんでしょう、風も鳥も何もなくとても静かで特段変わったことはありませんでしたが居心地は抜群に良かったです
まぁこの辺りは相性というのもありますしその日の体調や感覚によるとこともありますしね
拝殿を中央に鳥居が左右にありまして、左手から入ったので右手から出てみました
特に おしるし は無かったけれど心地良さからもこの地の皆さんによって大切に守られてきたんだな、という鎮守たる優しさがとっても感じられましたので氏子さん方にとって強いご利益があることでしょう(*^^*)
さて、後調べタイムでございます
そもそも気になっていたところ、第六天からです
第六天魔王ともされる他化自在天は三界における欲界の最高位、他人の変現する楽事をかけて自由に己が快楽とする...おや、ちょっと思っていたところと違うぞ( ̄▽ ̄;)
仏教は奥が深い!! 欲界において第一の方がが低位にあたり高位になるほど欲を離れる、という説明もあるのですが基本的には欲を捨てる修行をする物に快楽を与え欲に落とすことで悦びを得て人間の修行を邪魔する悪いやーつだそうです
なんでそんな奴が祀られとんねん? って思うところですが、これはあれですね、ラスボスです
第六天の強い誘惑に打ち勝ったその時こそ解脱に至り修行を終えることが出来るというわけで、そんな魔王が祀られている理由も、倒すべき魔王でもあり最後の試練を与えてくれる魔王でもあるから、じゃないでしょうか
ちなみに第六天魔王=信長というのが有名ですが、これは信長自身が名乗ったというよりも仏教側が仏敵に対し名指したというのが実際のようですね、いや勉強になります
そしてまた出てきます、知れば知るほど 何してくれたんだよ と感じる「神仏分離」
この神仏分離令により各地にあった第六天神社の多くは神代七代の第六代目を第六天に準えて祭神を於母陀流・阿夜訶志古泥へと変えたようですが、僅かながらこちらのように高皇産靈神や、天神の響きから菅原道真公へと変更したところもあったそうです
こちらにはかつて臥龍の松と呼ばれる巨木があったそうなので、高木の神とされる高皇産霊神が祀られたのかもしれません
そうです
わかりますよね?
そもそも、祀る神をそんな理由(神仏分離ね!)で変えるのはおかしいんですよ
なにそれ、って感じですよね!!
でも、令とあっては守らねば寺社は潰される、特に寺に対して厳しい令だったため小さな寺は神社へと変わるしか生き残る術がなく、御祭神を神道の神へと変えるしか手が無かったという無念さを思うと本当に腹立たしい
悪しき信仰は葬り去るべきですが政治を理由に正しき信仰を歪める事はいただけない
過去に訪れたところでもありましたが、中には、今の世になったので正直に「神仏分離により御祭神名は変えており今でもそのままですが当社はずっと〇〇をお祀りしております」という神社(お寺)さんもあります
とはいえ、日本で言う神とは想像でも偶像でも神話でもなく御先祖様のお話であるということ
そこへ海外からインド神や仏様が入ってこられたわけですが、御先祖様方の功績に照らし合わせて上手く融合させていったのですから、それはそれで凄いものです
ここまで調べた上で参拝当時の感覚を思い返してみるのですが、うーん、珍しくどうも上手い具合に繋がりませんでした( ・∇・)
ただ、心地良かったことと今回この事を調べる事に意味があったんだろうな、と思います
気付けば意外と六天神社があるものですから(*^^*)
さて、王子からスタートした神社巡りも散歩という領域を遥かに超えてとうとう隅田川まで渡ってしまったわけですが、ここから再び隅田川を渡り浅草方面もぐるりと巡ります!!