どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、奥富士出雲神社です
岩木山神社にて一の鳥居を潜ってすぐこちらの鳥居に気付いたのですが私にしては珍しく主殿からご挨拶する気まんまんでして、こちらは帰りに参拝しようと一度通り過ぎようとしたのです
が、どうにも気になる、、、つまり、呼ばれる
いや、でもここはやっぱり先に主殿へ、、、と先へ進み三の鳥居まで行ったのですが、どうしても気になって戻って来たのでした
こちらは岩木山神社の参道に繋がっておりましてどう見ても境内社の体だったので参拝時は完全にそのつもりでご挨拶していました
狛犬はおらず(雪に埋まってはいないと思いますw)左右に坐すのは大黒像と恵比寿像、えびす様はしっかりと竿を持ってらっしゃいます
猫背気味に彫られたお背中がとても愛らしいですね
すぐ左手には指が写り込んで、いや、お社がありましてここにら写真では伝わらない存在感があります
よく見ると立て札には大きく白龍神と書かれています
。。。。。龍神様!?∑(ºωº`*)
呼んでいただいたのは龍神様だったのでしょうか( ˙꒳˙ )
青森最初のご挨拶は白龍神様になりました、辺り一面を雪に囲まれた中で白龍神様にご挨拶出来るというのも感慨深いものです
調べてみると、白龍神は白蛇であるともいわれ屋敷、境内、地域の守り神として祀られることが多いようです
鈴緒が横にありますので揺らし、ご挨拶させて頂けることのお礼を、そして拍手 パンパン ゴトッ
えっ
いきなりのお印でしょうか、全くの無風状態なのに恐らくお社の中からゴトッと何かが揺れ動いたか当たったような重みのある木板の音がしました
見た感じ隙間も無いのでお猫様が入り込んでいる様子はありませんけどもね( ˙꒳˙ )
こちらが御社殿、御祭神は顕國魂命つまり大国主神で、岩木山神社と同じ出雲の主祭神ですね
しっかりとした御堂といった感じの建物なのですがこれがなんとも神社としての雰囲気もちゃんと感じるという不思議さがあります
大きな鈴ではなく鈴尾に小さめの鈴がたくさん巻き付けてあるタイプで鳥の声しか聞こえない境内にシャララララと良い音色が響きます
ご挨拶してみると確かに、大国主様を祀る神社系と同じ系統の雰囲気を感じまして、しかも例えば大國魂神社などに比べて少し神様との距離が違い感じがするというか、そしてとても落ち着く感じもありました
いきなりめちゃめちゃ居心地良いんですけど( ˙꒳˙ )
白龍神様の背後に鳥居を見つけました、その先には石碑?
神霊合祀之奥津城、、、その先は読めません
よくわからなかったのですが、何か感じたのでそういう感覚には従う主義です、雪の手前からですが一礼させて頂きました
うん、凄く清らかで凄く安寧で優しく包み込まれる感覚になれるすばらしい神社でした(*^^*)
さて、前述のようにこの時の私は完全に岩木山神社の境内社だと思っていたわけですが、それもそのはず、主殿で祀られるのが顕國魂命ですからその御縁で出雲神社があるのだろうと納得はしていましたしそれは実際にそのようでありますが調べてみると深い歴史がありました
読み解きが正確ではなかったらすみません
明治6年、廃仏毀釈により百沢寺が廃され岩木山神社となり檀家さんの祖霊を弔い続けようと奔走した末になんとか出雲大神を勧請することが出来て創建されたのがこちらだそうです
だから寺社両方の気を感じたのかっ!!!!!!!!
恐らくですが、こういった経緯はあれど元はお坊様だったであろう御神職様はそれでもしっかりと学ばれて出雲大神様を祀り、出雲大神様の御神徳を以て檀家様の祖霊を弔ってらっしゃるのでしょう
もしくは経緯をしっかり飲み込んで派遣されたご神職様が誠心誠意祖霊を弔っていらっしゃるのか
似たような経緯を辿った所で 寺のような感じ を受ける神社はよくありますがここまで寺と神社両方の感じを濃く感じたのは初めてかもしれません
あの優しく包み込む雰囲気でありながら神社特有の威厳のような感覚も相まっていた理由として凄く合点がいきました
そして、だからこそ、先にご挨拶するようお呼ばれしたのかもしれません
冒頭にも書いたように此旅最初の参拝がこちらだったので当初は順番通りこちらから記事にしようと思っていたのですがこういった背景を調べた結果、岩木山神社を先に書かなければその由緒が伝わらない、と思った次第であります
しかし、ほんと、アレですね
岩木山神社の記事でも書いたように実際に寺となったのがどの段階かは分からないのですがいずれにしても永く寺として檀家さんの祖霊を弔い続けてきたのにいきなり廃止しろ!!と言われる理不尽
元は八百万の神を祀る国に神道が生まれ、そして仏教が伝わって来ると権力争いの手段とされ、なんとか両立の道が作られたものの今度は別々ではなく習合させられ、また権力争いにより寺が神社を支配するかのような構図にされ、かと思えば今度は寺を廃せと、、、
私が今まで無知だっただけでもありますが、そんな歴史に翻弄されながらも純粋になんとか人々の心の拠り所となり続けたそれこそ形に拘らず寺社を融合させてきたこちらの神社こそ、本来の日本の素晴らしさを表していると思います
争いわけ隔てる事なくより良い未来の為に
そして白龍神背後の石碑ですが、調べてみたら神道式のお墓というのが存在するのですね!! それが 奥津城(奥都城) というのだそうです
神道イコール神様や英霊を祀るものと思っていたので所謂氏子の祖霊を祀る奥津城というものがあることを初めて知りました
ちなみに奥富士というのは美しき岩木山のことをさす名称ですね
折角の美しい山だったのですがその姿が見えていたのは行きのバス車内からだけ、バスの進行方向的に前方には見えていたのですが綺麗に写真は撮れずそのお姿は心の中に残ります
参拝中からは雲がかかってしまっていたので帰りのバスからもこんな感じでした
そしてこちらは高照神社、こちらも両部鳥居ですね!!!
高照神社は神道式を望んだ四代目弘前藩主が祀られる神社で建築の多数が国の重要文化財に指定されているということでこちらも参拝したかったのですがバス&徒歩の私には余裕が持てませんでした
お車で参拝の方は是非(*^^*)b
あとがき
岩木山から始まった東北参拝旅、実は過去に無いスタートでありました
まず仕事の忙しさも相まって旅の三日前から急に体調を崩しました(花粉の影響かな?)
向こう5年くらいは体調を崩すということもほぼ無く生活していたし旅の直前に体調を崩すなんていうのは初めてのこと
心の端に少しだけ あれ、呼ばれていないのかな? と思ったりもしましたが私はその説を信じてはいないので気をもって忙しさを乗り越えなんとか対処して体調不良の早期抑え込みにも成功しました
旅の初日となったこの日、前日の仕事も影響して睡眠不足ではありましたが明け方前にしっかりと目を覚まし、シャワーを浴び、しっかりと地を踏みしめ何の異常も無く駅へ向かったのでありました
ですが それ は突然やってきました
電車に乗って少しすると体調の違和感が生まれます
あれ? と思ったのもつかの間、それは急激に悪化し全身がぼわーっとし、息苦しくなり、クラクラしはじめ、全身発汗が始まり、そして吐き気。。。
ま、マジか、、、?!
こんな症状、滅多に感じないものです
さすがに耐えきれず着いた駅でパッと降りてホームの隅にしゃがみこむ、スー ハー と暫し深呼吸するとそれまでが嘘のように体調が一気に回復
朝起きてから駅に来て電車に乗ったまでを振り返っても、うん、やっぱり何の問題も違和感も無く全然元気だったんですよ(´・ω・`)
さすがにこの時ばかりは、お前は来るんじゃない、という事なのか、と信じていない説を少しだけ信じそうになりましたがそこはやはり心を強く持ち、いやいやそんなわけはない、とやや不安を持ちながらも次に来た電車に乗りました
少しドキドキしましたが症状が再発することも無く無事に東京駅まで到着、その後は旅の終わりまで絶好調の素晴らしい旅となりました
よく言われる説に 呼ばれていないと体調不良や事故などでたどり着けない というものがあります
私はこれ、基本的に信じていません
基本的に相性が良くなかったり悪かったりしてもたどり着くことは出来るはずです、なぜなら、選ばれた人しか行けないと言われている場所はとても人気があり数多くの人々が日々訪れているからです
どんだけたくさんの人が選ばれし人なんだよ!! と思いません?w
相性が合わなかったり選ばれて居ない人は、たどり着くことは出来るけれど特に何も感じられないし特にご利益も無い、と私は考えています
ただし、全否定はしません
本当に拒絶されるほどの何かがあった場合においては、体調不良や交通断絶などで近付く事すら許されないというケースもあるでしょう、また守護神などにより近付くべきではないとして逆に守られるというケースもあるでしょう
あとはまぁほとんどの人はそういった拒絶の力すら感じ取れる力が無く気付かないんじゃないでしょうかね
結局、あの僅か10分間だけの体調不良が何だったのかはわかりませんが、三日間を通してとても素晴らしい旅になったのが結論ですからヨシとします(*^^*)
さて、始発から動いたのですが移動時間が長かったので初日も既に夕方になろうとしておりますが、まだまだ回りますよ!!