どうも、ひのきですm(*_ _)m
長岡太田川参拝、本日はこちら、二社宮です
日光社を出てかなり頭にチラついていた短縮ルートを諦め歩き始めてすぐのこと、ちょっと(いや、もう少し、いや、なかなかに)後悔し始めました
ナビ通り歩き始めたは良いのですが、すぐに え?この先って、、、あれ? 家も道も見えなくなってき、、、え? これってまさか?
とナビ通りの曲がり角がこちら
もはやあぜ道と言いたくなるくらいの農道じゃねーか!!!(爆)
この道をナビるぐーぐる、、、さすがだ
ちなみにこの手前、山の中にGoogleマップでは諏訪大明神となっていますがYahooマップでは神明神社があったようで、もしそちらに気付いて行っていたら確実に足腰を殺したであろう長い石段が待っていたようです、あぶないあぶない
いや、写真を見る限りではとっても素晴らしそうな神社さんなんですけどね
というわけで、さすがにここに来て農道歩かせるってなんだよ! っていうかこれ、もうどこを見ても田んぼしか無いじゃないか!! っていうかここ歩いてていいのかよ!! っていうか高龍神社からずっとここまで歩いてる人なんてひとりも見てねーよ!
マジかー、、、ガチな修行だなこれ、、、マジかー、、、これ30分近く歩いてくのかー、、、とちょっと悪態を吐き始めてしまったのですが、広がる景色は本当に素晴らしく稲の実りを見ながら歩くなんて凄い贅沢です
車通りに出たのですが、だよねー、みんな ??? ってこっち見て通り過ぎていくよねー、だってこんな両側田んぼ広がるまーーーっすぐの道を山に向かって徒歩な人、居ないもんねぇ
いや、美しいかよ
こんな景色を見ながら歩くなんて物凄い贅沢をしている、と感動で足腰疲労とさすがに重いリュックによる両肩の痛みを忘れようとしている私
途中で あぁ、これ少し山の中入るな、、、と軽い絶望感を抱きつつ、飛び交うトンボで心を紛らす
そして到着!! お、思っていた以上に凄いぞっ
実は先の参拝で 一之宮社 一宮大明神 があったのでこちらも二社宮とは書いてあるけれど 二之宮社 二宮大明神 な感じかと想像していたのです
それで、、、は、、、ん?! んん?! 高輝???
コウキ? い、いや、た、、、たかてる?! タカテル?!?!
いや、落ち着け、とりあえずここは心身を統一して感じよう
そう、実は気力充実状態での参拝よりも疲れ果てて無になってきた時の方が肉体は衰えても感覚は研ぎ澄まされるのである
何千mも泳いで泳いで泳ぎまくってこんなの意味あるのかよって思い始めた頃に不思議と一番無駄の無いフォームで泳げるようになるのと同じである(なんの話やねん)
では、失礼します
真正面には碑が二基、やはり読みづらいので後で調べることに
この御神域、これこそ環境のせいだと言えてしまうのですが、それでもやっぱり周りの森からの静謐な空気がこの境内の中ではさらにギュッと濃縮されて集まって来ているように感じる
あぁ、、、最高だ
こちらにも碑があります、米山塔だけは読めました
そして御社殿
外から見た境内全体の雰囲気からすると意外なほどに綺麗でシンプルですね、もっとこう、苔むして古びた感じに見えたのに(と全景の写真を見るとこのままですね、不思議だ…)
二社宮の扁額が掛かっています
狭い境内ですがとっても凄く広く感じる、それこそ目を閉じればどこまでも広大な森の中にいるかのような雰囲気です
社殿の右脇には二基の祠が並んでいました
どなたが祀られているかちょっと想像も出来ていなかったのですが境内を見た瞬間からとんでもない神社だと感じ、そして扁額を見て驚いた、その理由とは
まずこちら、これまで巡拝してきた神社と同様、ほぼ一切と言ってよいほど情報がありませんでした
どう調べても何も出て来ないのです、これは不思議過ぎる
勿論、この規模の神社ですから個人で祀られていて町や市も関与していないだけの可能性も無きにしもあらずではありますが、裏手は山でも周りに家々が並び目の前には町の公民館もある
神社の境内やすぐ隣に公民館があるのは全国的にも普通のことですから、というのも、その町や村の鎮守である寺社の境内に集まるのが講であり、その現代版が町会や公民館でこちらの境内には米山塔(講)の碑がありました
そう考えれば、偶然個人で祀る神社の目の前に公民館があるとも思いづらい
では二社とは?
シンプルに考えれば、境内の石碑に一基は天照大神宮、そしてもう一基はかなり読みづらく周りに彫られている文字は読めませんが中央に諏訪大明神とあります(一枚目右は奉納碑のようです)
つまり、天照大神と諏訪大明神を祀る二社が合祀された二社宮であり、並んでいた石祠がそうである、というのがシンプルな考察です
ただ、そうなると 高輝 の扁額の意味がわかりません
普通に管理されている地主さんの屋号だった、なんてオチがあるかもしれませんが、偶然ではなさそうな繋がりをどうしても考察したくなるのです
仮に 輝 が 照 だったとしたら?
天照 の 照 ですが、高 が諏訪大明神(建御名方命)とは繋がりませんが、無理やりに繋げると 照→輝 のように タケ→タカ→高 となっている可能性も無きにしも非ず
ですがこの場所にあって タカテル の響きはとても無視出来ません
高輝が高照だったとしたら
諸説あるので完全に考察ネタとなってしまいますが、高照姫という女神が存在します
高照姫はオオクニヌシとカムヤタテヒメ(タカツヒメの説もあり)の間に生まれ、兄はコトシロヌシとされています
そして、オオクニヌシとタギリビメの間に生まれた子にアジスキタカヒコネとシタテルヒメがいます
タカテルヒメとシタテルヒメは腹違いの姉妹ということになりますが、シタテルヒメの別名に高比売があるなどとても混同しやすい名前であるだけでなく、古事記には高比売は高照姫であるという記述もあるのです
もしかして、シタテルヒメ・タカテルヒメが祀られていたりするんじゃないか、と思い、扁額を見た瞬間に ギョッ となったのです
その理由は太田川巡拝ラストに繋がるのですが、まだまだ巡拝は続きます←マジで巡り過ぎ問題