どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、青澤神社です
そうなんです、糸魚川、寒くなるともう無理ということで年内ラストチャンスを狙いまた来ちゃいました(/ω\*)
新幹線がね、安かったので日々の食事や諸経費などを節約して来ました!(`・ω・´)ノ ダカラヒガエリ!
勿論、今回の主目的は翡翠拾いリベンジ! と言いながらも朝イチがチャンスの石拾いよりも神社を優先したワタシ←
今回はさすがにちゃんとバスを使いまして、明らかにヒスイハンターな見た目の方々がぞろぞろと海岸沿いで降りて行くのを見送りつつ、あぁ、、、歴戦の勇者達がきっと先に全部拾っていくのだ………だが、神を後回しにするわけにはいかぬ!、と大袈裟な脳内ドラマを展開し終点まで向かう
そんな遠くは無いのですが海岸を過ぎても乗っていた乗客は私ひとり、運転手さんきっと この人大丈夫かな って思ってないかな(≧∇≦)アハハ なんて思っていたら、終点に着いて降りようとした時に一瞬 オッ という動きをした運転手さんを私は見逃さなかった
絶対に全員海岸で降りたと思ってたでしょw(≧∇≦)ソリャソウダ
ありがたいことに大沢バス停からすぐのところに鎮座されている青澤神社、うーん、山ですねぇ(*´ω`*)
大体海岸線の大半が海と山の両方が楽しめるというのが狭い島国日本の素敵なところだと思います(*´ω`*)
前日が雨だったからか境内前の小川(用水路?)にはとても涼やかな水音を響かせ清らかな水が流れています
そして見上げれば三色麗しき葉色、水の気、そして木々と葉の香り、うーん、最高のマイナスイオン
鳥居を潜ってすぐ右手に存在感のある石碑
文字が彫られていたか書かれていた雰囲気はありますが剥がれてしまったのでしょうか、なんとなく青澤神社と書かれていたのかなぁなんて感じはしますけど違いますわね
お背中にも特にはなにも彫られていませんでした
あっ
夜明け前、家を出る前に引いた神様カードは大屋毘古、木に抱きつきなさいって言われてたんでした、しかもその前日は鹿屋野比売でした(*´ω`*)
ピトッ...温かい、とても温かい
木に触れることはよくあるんですが、こんなに温かかったっけ、と思うくらい優しい温かみがありました
その向こう側が正面参道
鳥居の扁額には日連神社とあります
鳥居を潜る前から見えていた右手の石祠
どなたが祀られているか全くわかりません、過去の参拝経験からすると庚申様が祀られていることの多い位置ですがなんとなく山神様かな、って感じました
水鉢がいっぱいなのは前日の雨水でしょうか、一応蛇口を捻ってみると シュゥッ と空気の抜ける音(笑) 特に汚くも無いし、と指先を濡らして一拍手で清める
広い境内にストンと落ち着いている御社殿の静かな存在感
彫りがとても素敵です、特になんというのでしょう、庇の奥の部分が陽の光条のように見えます
こちらの扁額は青澤神社となっています、左上のは古い扁額でしょうか、文字はもう読めなくなっています
そして鈴緒の先には鰐口と鈴の両方が付いていまして、同時に両方を鳴らすのはちょっとテクニックが要りますねw
そしてご挨拶
早朝、木々や湿った柔らかい土の香り、水の音、鳥の声
全身が山に溶け込んでいくような静けさの中、心身がすぅっと浄められていく感じが凄い
御祭神は沼河比売命
ただ、こちらの神社については、まぁ当然ながら情報がほとんどありませんで個人の方のブログくらいしか、それも少数しか無いのであまりよくわかっていませんので参考にさせていただきつつ私個人の想像です
東京の青海と間違った事件も有名ですが東京は あおみ 、こちらは おうみまち と読み、奴奈川姫が住んだとされる鍾乳洞から流れる川も田海川と書いて とうみ と読みます
こちらも あおさわ ではなく おうさわ と読むべきでしょう、現在は合併されて町になっていますが平安時代より青海村があったようです
鳥居扁額に 日連 と書かれており拝殿にも鰐口があることから日蓮上人を結びつけ神仏習合の神社だとする方もいらっしゃいますが、よく見たら 日蓮 じゃなくて 日連 なんですね
不勉強な上に調べ方が難しくてわからなかったのですが、日蓮上人は蓮の字であって草冠の無い 連 の字が使われているケースも見当たらず、少し山上にお寺があるようですが調べると宗派も違う
確かに日蓮上人は佐渡流罪となり新潟県内に縁の地もありますが果たして関連はあるのでしょうか
他に 日連 で検索すると出てくるのは神奈川の地名とその近くの日連アルプスのみでいずれも ひづれ と読むそうですがさすがにそことの関連は無いでしょう
当社は黒姫山山頂と共に式内社である青海神社の創建候補地とされています
詳しくは分かっていないのですが、青海神社は何度か遷座を繰り返したとされていますので創建地ではなくとも一時期は遷座されていたかもしれません
もしかしたら黒姫山頂に石祠が祀られたのが創始で(現在も石祠が祀られており、多賀明神?とされているようです)こちらへは里宮として社殿が造営された可能性もあますよね
そしてここから遷った後でもこの地の人々を見守れるように祀っていったのか、元の境内に鎮座されていた日連社だけを残していったのか、その辺もわかりませんが、とても大切に祀られ続けていることが凄く伝わってきます
それは拝殿の中の素晴らしさがしっかりと物語っています
かなり薄暗いのですが遠目に見ても榊の元気さが凄くわかりますしお祓いも神具もとても綺麗、御神輿も見えますね
この素晴らしい場所、勿論 山 ですからここに社が無くただ木々と小川だけだったとしてもとても素晴らしい場所であることに変わりは無いとは思いますけれども。。。でもやっぱり、特別な感じはしっかりあるお思います
社殿は入母屋となっていますが、拝殿を覗いた時の奥行きに違和感を感じたのが裏手に回ることでわかりました
なんと本殿が後ろに!!
正面からは見えていなかったので全く気付いていませんでしたが、本殿は入母屋の奥に祀られていると思いきや母屋までが拝殿になっているので格子から覗くと遠く暗かったんですね
こちらの拝殿は元々茅葺屋根だったという話もあるようですのでどちらかの旧社殿が使われている可能性と本殿が増築された可能性、どちらもありますね
本殿のお背中
こちらへ周るのに ぐぢゃっ となりまして、本殿周りは山から滲み出す水でやわやわになっておりました、ご注意ください
さて不思議、こうして写真で見るとわかりませんが本殿の周り両横から後ろの180度がぐっぢゃぐぢゃになっています
水は溜まったのではなく山側のコンクリート壁下から滲み出て流れている様子、つまりは雨が降る度に、もしくは雨が降っていなくてもこうなっているわけです
かなり高めに造られているとはいえ石組みと木造なのにこの湿地状態でしっかり維持されているとは凄い、というか、だからこそ御神威がしっかりと宿られ保たれているのかとさえ思えます
そして不思議なのはこの木目です、左右対象で使われているのが分かりますがあまりこういった感じになっている社殿を見かけないのでこれがまたなんとも神々しく見えます
遠目に見て何か塗られているのかと思ったくらいにクッキリと色が違いますからね
いやー、、、美しい、とても美しい
そしてこちら、御社殿に背を向けると正面になんと!
と思ったら黒姫山はこの写真で左手の斜面の方向で見えているのは尾根?ということになるでしょうか、地形に合わせただけっぽいですね(*´ω`*)
最後にもう一度、境内の真ん中で深く深く深呼吸
と、木々の間から差し込む朝陽が(*´ω`*)
いやぁ、ぶっちゃけね、参拝も五分十分で終わってしまいそうな小さな神社で神仏習合で日蓮さん?、そこへわざわざバスで行って30分かけて歩いて降りてくるのかぁ、スルーしちゃおうかな、、、なんて思ってたんです
行って良かった、とても素晴らしい杜でした(*´ω`*)