どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、竹駒神社です
社号標にも彫られていますが、日本三大稲荷のひとつとされている神社で、上野の小野照崎神社に祀られているあの小野篁公が伏見より勧請し創建されたと伝わるお稲荷さんです
仙台より東北本線で20分ほど南下した岩沼市、駅から10分ほど歩いた稲荷町に鎮座しています
大通り沿いに歩いていき出会ったのがこちら、立派な鳥居でございます
長い参道には朱幟が並び、厳しいお顔の狛狐さんがしっかりと守っておられます
左側を見る限り、、、そうですね、絶対に裏参道ですね
というわけで一旦境内を抜けて正面へと回りました
一の鳥居は扁額がとても美しく、そして二の鳥居が凄い存在感を放っています
私にしては珍しいことに鳥居の裏も確認してみたのですが奉納年等は見られずいつのものかは分かりませんが山型の凄い扁額からも年代を感じます
一の鳥居左手と二の鳥居正面が公園になっており市民の方が楽しんでらっしゃいました
二段階に曲がった先は主殿まで真っ直ぐの参道となり左手には食堂がありました
やや睨みを効かせた狛狐さん
さらに宝珠がのった石塔
左手に神馬舎がありとっても可愛い神馬像がいらっしゃいます
広くて公園があって開放感のある境内ですがとてもピシッとした重厚感も感じるTheお稲荷さんの雰囲気です
そして大迫力、総欅造りの楼門・隋神門が素晴らしい!!
内側の左右には正面、主殿方向を見据えたお狐様がいらっしゃいます
桜も活けられた美麗な花手水には数組の狐さん達がグラスに揺られて浮いています、風流ですねぇ(*´ω`*)
手水舎の向かいには神池、そして素晴らしい御神馬像!!
おっ、凛々しく跳ねるお狐様はよく見ると鍵だけでなく稲も同時に咥えてらっしゃいますね(*´ω`*)
ご由緒板がありました
冒頭にも書きましたが小野篁公により創建されたのは842年、御祭神は倉稲魂命、保食神、そして稚産霊神の三柱です
倉稲魂命 ウカノミタマ は古事記においてスサノオとカムオオイチヒメの間に産まれ、大年神とは兄弟であるとされていますが日本書紀においてはほぼ登場せず、一部で諾冉が腹を空かせた時に産まれた髪であるとされています
全国の稲荷社に主祭神として祀られているのに実は記紀においてはあまり詳しく描かれていない神なのですが都市伝説的には秦氏によって持ち込まれた神であるとも言われています
保食神は古事記には記載が無く日本書紀にのみ登場する神で、口から吐き出した食べ物を提供したことから月夜見尊に斬られ天照の昼と月夜見の夜に分かれる理由を作った神であり、斬られた遺体から様々な食物を生み出したとされています
稚産霊神 ワクムスビノカミ は古事記ではミツハノメの後にイザナミから産まれトヨウケヒメの母であるとされており、日本書紀ではカグツチとハニヤマヒメの間に産まれ蚕と桑、五穀を生み出したとされています
では、、、参りましょう!!
こちらも総檜造りの唐門
なんと石灯篭は四体の像が支え、上にはお狐様が座られている素晴らしい造りです
唐門には大きな提灯が下がります
見上げれば底には龍、そして門扉には宝玉の彫刻が施されています
そして近代に再建された御社殿はとても美しく、威厳があり、素晴らしい!!
ご挨拶していると良い風が包んでくれます
いやー、、、素晴らしい(*´ω`*)
境内左手に境内社が並びます
手前から、菅原道真公を祀る北野神社
大国主神と蛭子神を祀る出雲神社はなんと出雲大社と同じ大社造りで8分の1で造営されたそうです、いや凄い!!
総社宮は地域神社の全御祭神が祀られているそうです
そして加具土神を祀る愛宕神社です
こちら側から立派な本殿が少し見えるのですが
なんと拝殿と本殿の間に繋がる参道!?!?
まるで洞窟のようにひんやりとする地下道の中央、本殿側の壁面に木造殿があります
なんと、、、皇室に反対する過激派により社殿に放火された当時の鎮座地がこちらだったとのこと、そうか、だから社殿が新しかったんですね
そもそも放火自体が赦されぬ事ですが、皇室行事に反対して庶民の味方であるお稲荷さんに放火するなどなんたる罰当たりか(怒)
実は拝殿の右手側にも参道がありまして参拝時に何か鳥居があるというのは気付いていたのですが、横参道から元宮を過ぎた先がこの参道の先に繋がります
それがこちらになります
ここ、、、、、、、、すっごい、、、、、、、、、
左手は命婦社、ウカ様にお仕えする霊狐が祀られます
右手は奥宮となっているようです
勿論ともにお賽銭箱が用意されていて下からご挨拶出来るのですがなぜかこの時の私は、上がってご挨拶させて頂きたい、の一心でした
でも当然ながら御神域に当たるのだから我々が入ることは出来な、、、い、、、と思ったら突き当たりに階段があってその門は開かれておりました
上がってご挨拶出来るんだ!!
神妙に、失礼の無いように進み、まず命婦様へご挨拶
なんと磐座のように三体の宝珠が座られていました
本当に、とってもとっても素晴らしい御神域です
伏見の稲荷山のようにこちらでは後ろの山を寳窟山として祀っています
ぶっちゃけてしまうと、拝殿では特に何かを感じたという事も無く優しい風を感じるに留まりましたが、命婦様では凄い空気感でしたし奥宮ではお社前まで上がらせて頂くと場所的に背後から来ると思っていた風が正面から、目の前の木々からの風が来てなんとも言えない優しい気持ちで包んで頂いたかのようでした
いやー、、、竹駒さん、すっごいな(*´ω`*)
そして笠間さんでもお迎えした白狐おみくじを頂きました♪
なんで二つも? というのも失礼ながらおみくじ目当てではなくお狐様を夫婦で我が家の神棚へお連れしたかったのです
なので極わずかに違う表情(ほぼ同じですが)の中からフィーリングの会う子をチョイス、そのまま家へお連れして神棚に飾る時に初めておみくじを引き出しました
。。。。。。。。。うそやん Σ( ̄□ ̄;
まさかの両方とも大吉
この旅でひいたおみくじは3回、全て大吉でした
いや、そりゃ嬉しいけれどおみくじはね、何吉かではなくて書いてある文章の方が大事なんですよ
うわぁ、末吉だぁ、、、なんだ小吉かよ、、、げっ、凶だ、、、と思わずしっかりお言葉を読んでみてください、凶でも全然悪い事が書かれていない、逆に大吉でも厳しいことばかり書いてあったりもしますから(*^^*)b
楼門から出てくると御神馬像の後ろに細い鳥居があることに気付きました
あれっ? 行く時に全く気付かなかったぞ??? 見えない位置でもないよな、、、なんでだ?
と最初に撮っていた写真を見ると、、、馬の足の間に鳥居の足が見えていて上部は胴体で隠れていましたw
でもこの写真を撮っていた角度や歩いている途中には絶対に見えていたはずなんだけどなぁ。。。
こちらは飛躍の霊狐像が祀られています
飛躍、、、、、、、、、、あっ!!!! Σ(゚□゚)
実はつい先程、白狐おみくじをお受けする時にお土産として飛躍守も頂いていたのです
お守り系って自信で何かを感じた神社でその想いを胸に頂くからとても力を頂けるのであって、行ったことの無い神社のお守りを人から頂くのってちょっと難しくないですか?
勿論、それが自分でも知っていていつか行きたいとか思っている神社のお守りだっりすると話は違うかもしれませんが、そういう繋がり的なものが無いと贈っていただいた気持ちはとても嬉しいけれどそのお守りは持ち歩く事も無くなんか置きっぱなしになってしまったり、、、
で、この時はというと、素晴らしい神社だったので少しは考えたのですがやっぱり上述の理由でお守りはちょっとやめておこうと思っていたのですが、この飛躍守りを見た時にパッと飛び跳ねるあの狐像が脳裏にクッキリと浮かんだのです
それが 飛躍の霊狐 という名前だということを知らないままに、このお守りはお連れして渡さなければダメだ、と感じたのです
その直後にこちらが飛躍守の元でいらっしゃったことに気付き思わず うわぁ と声を上げ、そしてお守りを供え感謝しました
いつも書いておりますが、私は参拝時に何も知らないまま先入観無く感じる事を大切にしたいのでこの時もまた、由緒書きを撮影しただけで 飛躍の霊狐像 としか読んでいませんでした
そして今、その由来を読んでさらに驚きました
小野篁公は伏見稲荷を参拝し、陸奥国府の鎮守として祀りたいと願うと白狐と化した稲荷神が現れた。御分霊を頂きこの地までやって来ると長櫃の中から八声の鳴き声が聞こえたので蓋を開けてみると御分霊の白狐が跳び出し武隈の森に飛び込んだためその地に神社を建てた。その武隈の森こそが奥宮である寳窟山であり、竹駒の由来となったのです。
だから奥宮の隣に命婦様が祀られていたんだ!! だからあの場所、凄かったんだ!! そして飛躍守を授けてくださったんだ!!
参拝を終えて一の鳥居へ向かい参道を歩いていると、、、何か視線を感じる
振り返るとお狐様がにっこり笑ってこちらを見ていました
あれっ、さっきこんなにも笑顔だったっけ、、、( ᐕ)?
仙台駅でお稲荷さん(食べる方)を買ってきていたのですが境内飲食禁止とあったので公園(一応境内みたいな感じだけど公園だもんね?)の片隅で食べていると朱の橋が見えました
御神田ですね(*^^*)
いやー、、、凄かった
日本三大稲荷というキーワードもありながら、頭をこつんとされた想い出のある小野照崎神社に祀られる小野篁公が創建されたお稲荷さんということもあって結構期待しつつも期待し過ぎるとダメなんだよな、という気持ちも持ちつつの参拝でしたが、想像以上に凄かった
いやー、、、凄かった
お稲荷さん好きな方、是非是非、ご参拝ください!!