どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、野口神社です
え? どこ??? って感じですよねw
下鴨社の参拝を終えのんびりもしたのですがバスが来るまで30分ほどある、かといっていくら居心地が良くても初詣準備で地元の方しか居らず参拝者がひとりも来ないのにこのまま境内に居続けるのもなんかw
とマップを見るとやや南に発見したのがこちらでした、そしてそこから少し歩けばバス停がある、よし!!
とっても長閑な町のお散歩、普通の橋も凄く風情があります
こんなところ歩く観光客、絶対居ないよなぁ、、、という細い路地を歩いて到着
御祭神は、、、神倭伊波礼琵古命!?
確かに奈良と言えば橿原神宮があって初代天皇の聖地ですが賀茂氏の祖が祀られている地に神武天皇が祀られているとは思いませんでした
御祭神はもうひと柱、彦八井(日子井)命、、、だれ?( ̄▽ ̄;)
由緒を読むとどうも元々竜神を祀っていたようですが 由来 に書かれている事が物凄く面白い
長者の娘がいつも通り掛かる役小角に恋をしたが修業に真面目で相手にされず、なんと悪息を吐きながら彼を飲み込むために森の穴に隠れた
そこへ村人が通り掛かると大蛇が火を吹いていたので驚いて持っていたお弁当の味噌汁をぶっかけたところ大蛇が井戸の中に入ったので巨石で塞ぎ閉じ込めた
以来、娘の供養として汁掛祭と蛇綱引きが奉納されているという
その娘の祖先がヒコヤイノミコトということのようです
調べてみると、恋慕を募らせ過ぎた娘が蛇神化したということのようでそうであればとても悲しい事態だし出来うる事ならばせめて行者の手によって葬られたいところですがそうではないところがあながち作り話でも無い気がします
そしてこうも読み解けないでしょうか、行者の気を引こうと娘が隠れた穴は大蛇の住処で飲み込まれてしまった、井戸に封じられたのは娘を飲み込んだ大蛇っだ、と
ちょっとツッコミどころとしては、これがいつの話かわかりませんが今の時代ならば味噌汁保温弁当箱もありますがその昔に味噌汁を持ち歩いていたというのがなんとも独創的で、やっぱり本当に味噌汁(熱いかどうかは別にして)をぶっかけたのかもしれませんね
というわけで境内を見ていきましょう
っと、うわぁ、思わず声が出てしまったほど綺麗なサルノコシカケ
境内はそれほど広くなく、それにしては大きな御堂になっている、と思ったのですが前に立つと謎の重い気が立ち込めている
え、どういうこと?! 完全に味噌汁で油断してましたが、ここ、物凄いんちゃうん?!
そういえば鳥居を潜った時から空気感が明らかに境外ののんびさと違っていることを感じていたのにさらにサルノコシカケに気を取られていたのだ←なんてやつだ
深く深呼吸で心を整え、御堂前へ
思わず唸った、、、そうだ、味噌汁のインパクトで思いっきり油断していたけれど元から竜神を祀っていた祭祀場と書いてあったじゃないか、、、そして、凄い
全身全霊を引き戻してご挨拶
御堂に見えたけれど立派な拝殿で奥にしっかりとお社が祀られていました
ぐるりと社殿を回ってお背中
社殿左手へ回るとごろごろと石が置かれており、地を這う木の根はどこからどこへ向かっているのか、まるで龍か蛇のようだ
そしてその先には大蛇を閉じ込めたという蛇塚がありました
こちらは元々の井戸ではなく伝承を元に造られた蛇塚のようですがこの境内に井戸があったのだそうです
確かにこんな木の近くで根の間に井戸は作りませんよね、、、
いや、根が井戸を避けてたりする可能性も?
思わず石をーっと見てしまった
そして見上げる木はとても素晴らしい
そういえば拝殿の屋根から数匹の手作りオニヤンマがぶら下がっていてよく見たらナイスアイデアの素材ですね
いやー、ほんの時間潰しお散歩と思ったのですがこれほどの圧を感じるとは思いませんでした、さすが龍神様
そして驚くのはそれだけではありませんでした
記事を書いていてやっぱり気になったので調べてみると、、、
日子八井命は神倭伊波礼琵古命と媛蹈鞴五十鈴媛命の間に産まれた皇子であり、神八井耳命である可能性もあるという
そしてひとつ前の記事、鴨都波神社の後書きを書きながら先を考えた事とも結びついたのである
賀茂氏の地 葛城 になぜ神倭伊波礼琵古命が祀られているのか、に
やはりこれもお導きでしょうか(*´ω`*)
さてさて、由緒書きの写真をしっかり読まれていない方でこちらの地名 蛇穴 って読めました?!
わたし、ダケツかジャケツ、それかシンプルなヘビアナとかだと思ってたんですけれども
めっちゃ難解地名やないですか!!
味噌汁の案内だけ読んで上の看板読んでなかったんですよ、ほんでバス停へ向かってて ホァッ?! て声が出ましたよ
さらぎ なんて読まれへんてw
さて
巡拝初日は結構頭を悩ませましてね、上鴨さん、中鴨さん、下鴨さんを基軸に考えたのですがこれがまたどちらも距離が長くていつも通り歩くとなると結構時間が取られてしまう
それでもこれまでのように途中途中で巡拝が絡めば良いのですがこちらではそういった神社が無い、となればバスを頼るしかないのですがこれがまた本数が少なくて…
上→中→下、、、うん、キツイ
下→中→上、、、うん、キツイ
途中歩くか?、、、後の予定考えるとキツイ
悩んだ末にパッと閃いたのが、下→上→中だったのです、上からでも下からでも良いと考えるならば中が真ん中である必要も無いじゃないかと(*´ω`*)
この予定出行けば、各社1時間づつの参拝時間が取れる!! ベストオブベスト!!
さぁ、この予定はうまくいくのだろうか!?