どうも、ひのきですm(*_ _)m
子安神社から少し北西、甲州街道沿いに鎮座されるのがこちら、市守神社・大鳥神社です
朱色が目立つ大きな鳥居ですね!!
...あれ、こちらも私、全然記憶にないw←ぜんぜんアカン
でもほら、当時の私はガッツリとマウンテンバイクで走っていたし(安全運転ですよ!)、というかあれだ、放射線通りから八王子駅へ向かってしまうかそれより西を北上することが多くてこの道は数えられる程度しか走ってないや(言い訳すんな)
鳥居を潜ると凄く独特の空気感が満たしている、、、そして広い!
広いけれど、、、何も無い?!
あぁ、そっか、オオトリ様だから酉の市で屋台が並べられるための境内なのかもしれない
しかし、、、この謎の重さはなんだろう
縦長の境内奥には凛々しい社殿が存在感を放っています
そう、私の崇敬するウカ様がいらっしゃる、そして直前の子安神社でも神前にて不思議な冷氣をくださったのがウカ様だった
でもこちらでは重厚な御神氣が境内を満たしており、もちろん拝殿前も同じ
黒と金で迫力のある扉は固く閉ざされ、、、そうだ、鳥居の手前までは長閑な八王子の雰囲気だったのに一歩踏み入れたところから境内の隅々まで満たしているのは御神氣だ
歓迎されていないのだろうか、でも嫌な氣はない
警戒されているのだろうか、確かに左右を建物に挟まれ奥まった境内はそれなりに幅があるにも関わらず外から目に付きづらい、つまりヤンチャな人たちが夜な夜なたむろしていても不思議はないくらいである
今は知れず、八王子という街はそこそこにヤンチャな人が多くw ちょっとした所などは多分に漏れず落書きがあったりしたものですが駅から近く周りから浮いているほどに人気の無いこちらの境内はとても整然としている
ここで悪さなんてしようものなら即座に罰が当たるんじゃないだろうか、と思うほどに世界観が違う
まさに、畏み畏み参るべき御神域
あれ? 右手にも社殿がある? それぞれ別の社になっているのかと思ったのですが正面から見ると神楽殿のような感じだろうか、共に手前が柵になっているのがなんとも不思議である
これほど近づかせないようにするということは過去に何かあったのだろうか、、、と思ってしまう
そしてこの謎のスペースが謎の存在感を放つ
普通に照明の設置場所かと思うのですが赤い枠に囲まれ砂敷になっており、そして謎に石が積まれていたりするのがどこか意味深に感じてしまう
いやー、のんびりした子安神社から大好きなウカ様にご挨拶~なんて軽やかな気持ちで来たのでそのギャップにビックリです
しつこいようですが、別に 入るな といった拒絶を感じるわけではないし悪い氣も感じない、ただ凄い重厚感はいつものようにご挨拶をするとパッと変わることなく最後まで続いた
正直、居心地が良いわけではないけれど、なぜそう感じるのかを感じ取るために暫く留まっていても追い出される感というか悪い氣というのはやっぱり無い
緊張するけれど、どこかすぐに立ち去るのは勿体ないというか申し訳ないというか、そういう気にさせるのである
これはちょっと初めてのパターンかもしれない
鳥居脇に掲示されていたのがこちら、別途調べつつ御由緒を
豊臣軍による北条攻めにより八王子城が落城、やがて関東を治めた家康の命により大久保長安が八王子整備を行う
そう、この時代に疎かった私が大久保長安について知っていたのは八王子市民だったからである
1590年、八王子宿に開かれた市場の守護神として倉稲魂命を祀る市神社が祀られ、市守稲荷と親しまれたことから市守神社となったようで、酉の市が流行った江戸期に天日鷲命が併せ祀られ大鳥神社が合祀されました
当時は社殿が二社あったのか元から合祀なのかはわかりませんが、もし後者だとしたら単なる合祀ではなく社名をしっかり分けたところにオオトリ様人気が伺えます
調べていると酉の市の写真がありまして、そういえば一度だけ道の反対側から凄い賑わいを見たことがあるのを思い出しました、この日とは全く異なる雰囲気です
いろいろと調べてはみたのですがあの雰囲気の理由はわかりませんでしたので私がただ勝手にそう感じただけなのか、はたまた氣があまり合わなかったのか
普段からこれだけの覇を発してらっしゃるからこそ、その御神威強く八王子の発展を支えてこられたのかもしれません(*´ω`*)
ちなみに御由緒にも書かれていますが大鳥神社の御祭神について
総本社とされる大阪の大鳥大社の御祭神は日本武尊、伊勢で命を落とした日本武尊の魂が白鳥となり飛び立ち最後に舞い降りた場所として祀られています
と伝えられているのですが元は天児屋根命、中臣氏を祖先とする大鳥連祖神を祀る神社だったという説もあります
とすれば、大鳥氏を祀る神社へ日本武尊の魂が舞い降りたということになる、即ち何かしらの関係があるということなのでしょうか、、、その深堀はちょっと情報が無さすぎるので置いておきましょう
神々の御利益には特色がありますがとても多岐にわたる場合もありまして、江戸期に流行し今に至る大鳥信仰についてもちょっと難しくて今の私にはまだわかっていません
大鳥、鳳、大鷲 と オオトリ神社は数多くありますが御祭神は日本武尊だけでなく天日鷲命であったり神名に 鳥 とつく別の神が祀られているケースもあります
そもそもなぜ商売繁盛の神となったのか
諸説ありまして、日本武尊が松の木に熊手を掛け戦勝感謝をしたのが由来だとか、目黒区の大鷲神社で村人が御祭神へ感謝する収穫祭がはじまりだなどと言われています
いつも良いものは取り入れていくスタイルが日本人の良さだと言っていますが、鳥というキーワードに絡めて御祭神が様々、さらには商売繁盛に特化して大黒様と繋がりオオクニヌシが祀られるケースなどもあり、場合によっては元が一体何だったのかもわからなくなってしまったりw
本来の歴史や由来が失われてしまうとそれはやっぱり残念ですが、時代に合わせて形を変えていくことこそか継続に必要な事でもあります
もしかしたら祀られる御祭神様にとっては まさか後世に自分とは余り関係の無い〇〇の神として祀られるとは と思われてらっしゃる場合もあるかもしれませんが、結果として人々に力を与えその町や国が発展するのであれば喜んでお力をお貸しくださるのではないでしょうか(*´ω`*)
いやー、しかし僅か1時間のうちに直線距離200mも離れていない二社で全く異なる氣を感じることが出来たというのはとっても面白い体験でした
それにこれまで威圧感のようなものを感じた神社であっても完全な思い込みではありますが、きっとこういう意味なんだろう、という予測がつくというか方向性のようなものが感じられたりしたのですが市守神社ではその方向性がほぼわかりませんでした
お力のある方ならば、神様や眷属様とお話して何がどうなのか
を知る事が出来るんでしょうねぇ(´・ω・`)