どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日は二社の記事になります
右手には背の低いブロック塀があるものの左手の建物とは境目もなく素敵な木が一本のみ、裏手はそのまま私道なのか道になっているという小さな神社です
勿論、創建年代不明由緒不明、見た目では社名すら不明w
ただ、凄く素敵な空気が流れていてしっかりとした神社です
御堂型の社殿はしっかりと神聖さがあって雰囲気としてはやや山岳信仰よりといった感じでしょうか
白山信仰はなかなかに難しく元は崇神天皇7年(紀元前91年)に菊理媛神、伊弉諾命、伊弉冉命を祭神として白山遥拝所が創建されたのが始まりとされていますが717年になると伊弉冉の化身として九頭龍が顕現して修験道が始まります
白山を御神体とした信仰としては同じなのですが神仏習合、神仏分離を経て神道と修験道で混ざったり分けられたりして御祭神もその神社によって菊理媛神ひと柱、諾冉を含めた3柱、伊弉冉のひと柱、諾冉の2柱、伊弉諾ひと柱と多岐に渡り、十一面観音だったりさらには白山権現、白山明神、白山比咩大神となると呼び名が同じでも山を表す場合と3柱の組み合わせそれぞれであるとされる場合と、といった具合でかなり複雑です
なので 白山神社 といってもその神社によって結構雰囲気が変わるんですよね
ですが堂内を覗くと三社が合祀されており、上述のような3柱を祀る神道寄りの神社だったかなと思ったのですがどうも雰囲気が違う気がする
格子から左上を覗くと確かに白山神社宛の賞状が飾られているので間違いはないのですが他に御祭神や三社の名も見当たらない
中央の大きめなお社には神狐が供えられているしそれぞれのお社前に並ぶ神具もまた神社ではあまり見ないタイプの物がありますので結構いろいろと習合されている気がします
ともすれば新興宗教的な混ぜ具合にも見えてはしまいますが、そういう意味では白山神社は神社として最古で最大規模の習合社と言っても過言では無いと思っているので特に不思議さは感じず
また神聖さと共存しているこの穏やかな雰囲気からも、地元の方々からとても大切にされている地主神的な存在なんじゃないかなって気がします
それこそ、街の中に今もポツンと残り由緒や意味も忘れ去られてはいるけれどちゃんとお手入れされ花やお水も誰かが供え、そこに暮らす皆が心から手を合わせ、そしてちゃんと優しく見守ってくれているお地蔵様、観音様、庚申様みたいな(*^^*)
ミニ鏡餅もふたつづつ置かれているのがそれはそれでなんか微笑ましく感じたりします(*´ω`*)
そういう小さな神社って近所の人達は特に意味とか御利益とかではなく、心からいつも見守ってくださっているという事自体に感謝しているので各々が思い思いに色んなものを持ち寄ったりしますよね、そんな雰囲気です(*´ω`*)
だいたいそれが基本のキですよね、今だからこそこうして色々調べてご挨拶しているけれど、子供の頃は神社は遊び場で少し分かってきても神様が居てお願いするところであってやっぱり神様の名前や意味まではあまり考えない、ただいつもそこから見守っててくれるんだなっていうのは心のどこかにあって
ってここまで好き勝手言っておいてちゃんとしっかりした信仰として守られている白山様だったらほんとごめんなさいって感じですけど…( ̄▽ ̄;)
個人的に、お宮参りの産土神様が八幡様でそこにも合祀されているし大人になるまで見守っていただいた氏神様も白山神社でしたから白山さんには想い入れがあります(*´ω`*)
もうちょっと調べてみると7月に例大祭が稲城市役所主催で開催されているんですね!!
きっと素敵な賑わいなんでしょう(*´ω`*)