どうも、ひのきですm(*_ _)m
え? 新宿住友ビル、通称三角ビルじゃないかって?
お気付きになられましたでしょうか、エントランス左手にお社が!
六本木にある出雲大社東京分祀をご存知の方は ちっさ!! と思われるかもしれませんが、こちら、その出雲大社東京分祀より神官様がおいでになって分祀されている由緒正しき出雲大社なのです
いやー、びっくりですよね!!
昔、一度だけ保険関係で来たことがあるほか、1階の三角広場では毎年石の一大イベント 新宿ショー が開催されていて過去に二度ほど来ているのですがこちらから入ったことが無いので全く知りませんでした
御由緒はこちら
1996年に分祀され2020年に改築されたようで大国主大神と龍蛇神が祀られています
龍蛇神? とお思いになった方もいらっしゃるかもしれません
日本では太古より蛇信仰が浸透していたと言われており、徐々にインドのナーガ神や中国の龍信仰と結びついて龍蛇神となりました
宇賀神、弁財天、八大龍王なども龍蛇と密接な関係にありますし、大物主は蛇の姿で顕現されたことがありますし、何よりも大国主の別名 大己貴 は 大穴に棲む蛇 という意味を持ち龍蛇神の化身であるとも言われています
出雲大社では神在月に全国の神々を先導するのが龍蛇神だとされており、今でも 龍蛇神購 という講中が続いています
また、この時期にはウミヘビがよく浜に打ち上がるとされており、それを見つけると神社へと届けることになっているそうです
エントランスを挟んで向かい側にはこちら、恋弁天
知らなければ単なるオブジェかと思ってしまいがちですし、お膝元の銅板も歌碑か何かだと思ってしまいますね...あれ? 歌碑でした( ̄▽ ̄;)
調べてみると、、、モニュメントですね(´・ω・`)
もう少し調べてみると少しだけですがわかりました(*^^*)
その昔、江戸時代まではこの辺りは湖沼地帯だったそうで明治になると浄水場が作られていたんだそうで、その淀橋浄水場の広大な敷地が再開発されて現在の西新宿高層ビル群となったんですね
長く水場だったことからビル建築の際に弁財天を象ったモニュメントとして設置されると人々から恋が叶うと人気を集め、それがキッカケとなって縁結びの出雲大社から分霊を勧請することになったんだそうです
凄いご縁の連鎖ですね!!
これこそ 人々の想い ですね
神様はその土地に坐す
人々が想いを込めると形代に宿られる
つまり、この恋弁天には御祭神が祀られているわけではないのでやっぱりモニュメントなのであう
ただし、ただのモニュメントに非ず、人々の思いがこの地を古来より守って来られた水神様の形代にし、その御神威は出雲大社をも惹き寄せこの地に集う人々を守り続けているのである
いやいや、呼んだのは住友さんでしょ、などと考えるのは不粋である、賽銭箱があるわけでなし、授与品やグッズで儲けるでもなし、人々が縁結びだと集ったところでビルとしての収入に繋がるわけではないんだから粋じゃぁないですか
住友さんへの好感度が上がりました(*^^*)
この場所で真剣に参拝する、四拍手するのは恥ずかしい、、、という方、大丈夫です、真剣なご挨拶であれば目を閉じ少し頭を垂れ、心の中で想いを込めたご挨拶をすればきっと伝わります
是非、ご参拝ください(*^^*)
あ、ちなみに時々話題になりますが、出雲大社 は いずもおおやしろ と読みますがそれは出雲市にある本社だけで分社分祀は全て たいしゃ と読むのが正式だそうです
が、そこが神道の良いところ、正式に分けていただくのが望ましいけれど たいしゃ とお呼びいただくことは決して間違いであない、とされています
また、今まで知らなかったことをひとつ知りました
出雲大社は神社本庁には属していない、とは知っていたのですが神社自体は神社本庁に所属しているものの、その法人たる出雲神社教が神社本庁に所属していないという複雑なものでした
この辺りは物凄く長くなるし複雑なのでご興味おありの方は調べてみてください(*^^*)
いつかいつかと言いながらなかなか参拝出来ていない出雲大社、昨年末ようやく動き出すもサンライズ出雲のチケットが取れず断念w
今年末こそは!! と思ったのですがよく考えればそんな混雑期に行こうとするからダメなのだ、私は神在月じゃなければ!!折角ならば大祭の時に!! なんて性格でもありませんし、出来ればなるべく人の少ない時期に静かにご挨拶してその風を感じたい
ということで来年にはどこか平日で行けないか考えてみよっと