どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら
大師稲荷神社です
名前から想像出来るように、川崎大師から少し北側に鎮座するお稲荷さんですが、なかなか面白い歴史がある神社です
先に書いてしまいましょう
創建年は不詳ですが伝わっているところによると、平間兼乗が海中より弘法大師咲くとされる十一面観音を拾い上げ祀ったのが始まりとされているそうです
おや、平間寺、つまり川崎大師とほぼ同じ言い伝えとなっていますね
もしかしたら、その時に弘法大師像と共に十一面観音像も発見していたのかもしれませんので1128年頃の創建ともいえそうですが、言い伝えが重複している可能性も無くはありません
江戸時代には平間寺の別当とされており関係性は実際にあるようにも思えます
十一面観音像は御神体であるにも関わらず神仏分離により平間寺へ移され戦災にて消失、、、現在は中国唐時代のものとされるものが奉納されているそうです
ちなみに外からは見えない本殿は戦災をくぐり抜けて今も残っているそうなので移されていなければ難を逃れていたということになりますね、残念
というか、お稲荷さんは不思議と戦災を逃れますね
また、江戸期には逆に平間寺の本尊を神社で保管したこともあったそうなのですが、どこでその情報を見たのやら、どう探しても見つからなくなってしまいましたm(*_ _)m
では、参りましょう
1740年に奉納された水鉢だそうです
やや長めの参道を抜けると、ちょっとお寺のような御堂があります
御祭神は大歳神、相殿に大宜津姫神と尾船豊請姫神が祀られています
あら? お稲荷さんなのにウカ様じゃない? と思いましたが、大歳神は宇迦之御魂神の兄とされる神でございますのでしっかりと稲荷神ですね
オオゲツヒメは排泄物から食べ物を供して素戔嗚尊に斬り殺された神、そしてもうひと柱はヤフネトヨウケヒメ、、、そう、豊受姫ですね!
豊受大神であるとも言われますし、宇迦之御魂神のことであるとも言われています
まぁ元の御神体というか本尊が十一面観音ですし新たに奉納されたのも十一面観音ですから神仏習合の名残濃い神社ですし、雰囲気もどちらかというとお寺な感じではありますが、優しいお稲荷様と似た感じでとても居心地は良いです
特に、時間帯の問題もありますが御社殿が太陽を背にしているのでどう撮影しても神々しく写ります
再建された社殿ではありますが当時を出来るだけ再現したという彫刻も素敵です
仏教色のある石像ですね、なんか首を傾げる角度が絶妙で奇妙な雰囲気なのに可愛いです
鳥小屋?! と近づいてみると中には想定外の!
、、、あ、本物じゃない(爆笑)
こちらにも鶴、、、の置物w
社殿のお隣はオシャレなテラスのあるお家
人様のお家ですが境内で、社務所にもなっている恐らく御神職のお宅になっているのでしょう
ガチャガチャ好きにはたまらない、神道系トイズが入っていますね
まさかの御朱印はカードダスタイプwww
ふざけてるのか? という人も居そうですが、私はこういう感じ、とっても大好きです
隣は公園になっているのですが地蔵堂があり、でも公園との間には突然稲荷っぽい朱の鳥居
いいですねぇ、こういう雰囲気
日本の良いところは、他所の文化でも上手く自国の文化と合わせて取り込むところだと思っています
元の文化が!! という場合や意見もあるでしょうが、その時代時代に合わせて行く事も大切ですよね
だからこそ永く続けていくことが出来るわけですし、そんな時代の流れの中においても全く変わることなく残って来られた純文化もより素晴らしい存在だということです
人の事は言えませんが、無信仰化、無宗教化といわれている今日であっても、お祭りや初詣などで神社仏閣へ行き、お守りを持つということはしっかりと息づいているのはとても素晴らしいと思います
大師稲荷、とても素晴らしい神社でした
川崎大師へお参りされた際は是非、こちらにも