日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

勝手に記紀考察 = 10 = 真の国譲りと祭祀王

 

 

どうも、ひのきですm(*_ _)m

 

いやー、ほんとに一連の考察をまとめる記事をひとつ書こうとしただけだったんです、ほんとに

 

それがやっぱりまたしても考察の連鎖となり、うーわ凄いとこまで行った! と思って今度こそとあとがきを書いていたらまさかの更なる進展が、、、というわけで長過ぎたのでふたつに分けてしまいましたm(*_ _)m

 

 

因幡の豪族の娘を娶っても出雲を平定出来なかったオオナムチはスセリビメを娶り二人の父であるスサノオの試練を乗り越えた事でやっと成し遂げる

 

オオナムチ自身が父の愛したクシナダヒメとの実子であるにも関わらずそれよりも強大な影響力を持つ素性の分からないスサノオの娘スセリビメとは一体何者なのか

 

 

だれだ。。。

 

 

だれだ。。。。。。

 

 

だれだ。。。。。。。。。

 

 

......巫女

 

 

そうだ、スセリビメスサノオの居る根の国に住んでいたと書かれている、つまり根の国への往来が出来る人物、そしてオオナムチに対して試練を乗り越える助言をし続けた、それは巫女の役割である、それも相当な力の持ち主である

 

さらにオオクニヌシスセリビメの間に子は居ないことになっているが出雲国王として跡継ぎは絶対に必要で、殊更スサノオの血を引き強大な力を持つスセリビメとの子が必要不可欠だったはずだ

 

オオクニヌシは各地で子孫を残して嫉妬による激怒を買うわけですが、スセリビメに子が居なかったのはただ出来なかっただけなのか、それとも既に高齢だったのか、、、というか分からなくもないけれど古事記においてこの部分だけ唐突に情熱的な嫉妬深き愛情劇が繰り広げられるというのが違和感を感じる

 

 

系図を眺めていてふと気付きました

 

 

オオクニヌシの跡継ぎとして指名されているのはコトシロヌシタケミナカタですが、タケミナカタヌナカワヒメとの子であると書かれています

 

はい、そうなんです、コトシロヌシも母親が分かっていてそれがタキリビメなんですよね、、、タキリビメなんですよ!!

 

タキリビメスサノオの娘なんです!

 

スサノオの娘を二人も娶った?! まぁ一人娶れば考えうることでもありますが、タキリビメこそがスセリビメだった! もうそれしか無いでしょう!!

 

宗像三女神については三柱説、二柱説、三柱同神説とありタキリビメイチキシマヒメと同じ神とされ、タゴリヒメはほとんど登場しないのですが誓約で生まれたスサノオ唯一の実子(女神)としてこれほど重要な神は居ないのに記述が少ないんですよ

 

そしてオオクニヌシタキリビメとの間にアジスキタカヒコネ(コトシロヌシ)とシタテルヒメを産んだ事がサラッと書かれているだけ、なぜそれ以前に妻とした大事件に触れられていないのか!

 

その二人の馴れ初めエピソードこそが、スセリビメの名でガッツリと描かれたこのシーンだったんじゃないでしょうか!!

 

スサノオ根の国に旅立った、出雲では根の国は海の中と伝わっている、そこでスサノオの霊力(助言)を得て出雲を治めようと娘(異母姉)である斎主の元へ行き、スサノオと会わせて貰った

 

アマテラスとスサノオの血を受け継ぐ唯一の女神は祭祀王たる神格を持つ、そして試練を乗り越えたところで自分を妻として国王となれと父の啓示を伝えた!! オオナムチは祭祀王と妻とし神宝を手に入れたことで統治王の資格を得たというのが大国主と名乗って統治せよ!という激励の真実!!

 

つまり、スセリビメ宗像三女神という正当な血族として語り継がれてしまうことを出来る限りサラッと流したかった天孫族を祖先とする皇族により別人のように書かれてしまったのだ

 

スサノオの娘 というだけであればアマテラスの血が入っていることは伝わらないし、さらに万全を期して子は居なかったことにした、、、が、末尾のオマケのように「オオクニヌシの子は多く…」と羅列で付け足された中にはしれっとタギリビメと兄妹の事が残された

 

真実を残そうとした編纂者は天才策士ですね( ̄▽ ̄)ニヤリッ

 

オオクニヌシ自身は六代も経って血統が薄まっているし、スサノオの娘との間に子も無いから出雲の血族は天孫族として薄い(弱い)んだよーという絶妙な印象操作と頑張って読み解けば真実に辿り着けるようヒントが散りばめられた、言わば勢力争いの歴史がこの本自体に詰め込まれている!!

 

 

勿論、そもそも高千穂族だってアマテラスとスサノオの血を受け継いでいるわけですから同じだし本流なのですが、その 同じ というところが邪魔だったわけですね

 

 

そういえば、田無神社の主祭神オオクニヌシなのですが、その本殿(拝殿)の真横に鎮座されている小さな社が弁天社、そしてその御祭神がなんとスセリビメなのです、参拝当時は不思議でした
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スセリビメが弁財天として祀られている、弁財天といえばイチキシマヒメですがイチキシマヒメタキリビメと同じ神であるとされています

 

やっぱりつ~ながった!!!

 

スセリビメタキリビメだった、そしてその子がコトシロヌシことアジスキタカヒコネであり、シタテルヒメである

 

権力争いは別として、アマテラス女神説で考えれば高天原としてはアマテラスが祭祀王、スサノオが統治王でした

 

誓約で生まれた子の中で男系は統治王に、女系が祭祀王になりますから五男神が統治王で宗像三女神が祭祀王を継ぎます

 

統治王の資格を持った長男オシホミミは天降りを拒否したものの統治王の資格を有しており、それは息子であるニニギへと受け継がれ代々子孫へと繋がる、これが初代神武天皇の持つ資格

 

一方、女系として祭祀王の資格は宗像三女神へと受け継がれ、つまり正統祭祀王継承者であるスセリビメを娶ったオオクニヌシは出雲の統治王となった

 

葦原中国に統治王が二人居ることになってしまいますが、当然ながら神降ろしが出来て神と同体になれる祭祀王の方が格上となり、正式な統治王である降臨族よりも祭祀王を妻とする出雲統治王の方が上ということになってしまう

 

だからこそ国譲りを迫ったものの正統な祭祀王が居ることを知って反乱勢力を成敗したのみに留めて軍を引き、自分たちは高千穂を統治することにした

 

ニニギは対抗するためオオヤマツミの娘を妻とするのですがおバカですよね(神様にごめんなさいw)、わざわざ選ばれてないのに併せて嫁がせてくれた祭祀能力のあるイワナガヒメを要らんと返してしまった、これがわざわざ高千穂族としての汚点として書かれているのはそういうことではないでしょうか

 

 

国譲りの謎が解けた!!(事実かどうか知らんけどw)

 

 

そして正統祭祀王の血は娘であるシタテルヒメへと受け継がれたが、当然それは不都合なので余り書かれなかった(なのに京都を中心として祀る神社が多いですよね、タカヒコねよりもニギハヤヒよりも!)

 

祭祀王を娶ったアメノワカヒコニギハヤヒ倭国を治め、オオクニヌシの実子にして祭祀王の兄であり統治王として実権を握っていたのがアジスキタカヒコネ、もしくは夫であり天孫族であるニギハヤヒを統治王としておいてタカヒコネ自身は裏から全てを操っていた可能性も考えられます

 

ニギハヤヒは既に高齢だったでしょう、国譲りで敗れたタケミナカタアメノホヒ、タケヒナトリ以降に頼りになる武神はタカヒコネ以外に居なかったのかもしれません、もはや力では敵わないのに方針が合わないと追い詰められ、そのタカヒコネを裏切って暗殺しイワレビコ側についた

 

うん、この方がしっくり来ます

 

ここで女系祭祀王の血(資格)を途切れさせ、統治王を唯一の王として即位し、祭祀を司るものは王権を無くした斎王・斎主とした、そして祭祀王の復活を防ぐため天皇の血族を男系に限った

 

代を経て祭祀王の血が埋まれば意味はなくなるのですが少なくとも血が薄まる可能性は避けられる、血族での継承を固められる、万が一にも隠れ続いた祭祀王の復活を防げる、とメリットが多かったのだと思われます

 

なので一族継承が当然の事となっており既に祭祀王が存在しなくなった(個人的にはどこかで隠れ続いているとは思いますが)現代においては女系天皇でも問題は無い訳ですね、ただし実際に女系が続くと婚姻関係によっては一気に血が薄まってしまう可能性は高いのであまり望ましくは無いでしょう

 

でも結局のところ、近年では皇室外から皇后様をお迎えされているのでそういう意味では既に薄まっているとも言えます

 

あ、だからこそ尚更女系天皇を認めたくはないという事情もあるのだろうか、、、まぁそうだとしたら勝手ですよね

 

 

うん、最後がちょっとズレだけど、物凄く自己満で気持ちの良いまとまり方になりました(*´ω`*)

 

本当は7・8でそのまま結びにして終わっとこうかと思ったのですがやっぱり、もう少し何かを、と思うには理由がありましたね

 

神武東征によってアマテラスとスサノオの血族による王権争いに終止符が打たれ、以降は各氏族による権力争いへと移っていったのです

 

うん、あとは細かい謎だけでスッキリしました!!

 

字が汚く見づらいですが、こんなイメージ(*´ω`*)
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最後に、繰り返し書いていますが、一部神社等の社伝や旧事本紀を引用したりもしましたが基本的には記紀だけをベースとして読み解き組み立てた勝手な考察です

 

勿論、記紀には齟齬があり、また日本書紀の中だけでも複数の説が書かれているので都合の良いところだけを結び付け、繋がらないところは想像を働かせただけですので史実とは異なります

 

ただ、神代の歴史においてはもはやどんな書物が新たに出てこようともそれは 一説 にしかならず、史実として決定的となるような証拠はその全てが記され炭素年代測定でも後世ではなく神代当時に書かれたものだというとんでもないレベルの品が出土でもしない限りありえません

 

というわけで、突如始まった勝手に記紀考察は結びとさせていただこうと思います m(*_ _)m ありがとうございました

 

と言いながら終わる終わる詐欺の可能性は否定できませんがw 今後は気が向いたら、そしてそれをまとめることが出来れば、記紀の中で気になってきた小さな謎達の考察をやるかも?やらないかも? カモ(*^^*)

 

 

こんなダラダラ長い自己満語り考察を読んでくださった方

 

ありがとうございましたm(*_ _)m

 

 

あ と が き

 

この考察を一気に書き上げたのですが、ほんと、一気に書いたのでいつも通りかなり読みづらかったかと思いますw

 

驚いたのは翌朝でした

 

出掛ける前にいつも通り神様カードを引いたのですが、シャッフルを初めてすぐにピョーン!と久々に、これは絶対に間違い無く宿られて出てくださった!と思えるほどの出方をしてくれたんですよね

 

で、捲ってみると 大国主命

 

うわぁっ、ここで出てくるのかっ!!( °_° )

 

びっくりですよ、一時期はまたか!!というくらいずっと出てくださっていたのですがそれ以降は本当に稀にしか出てくださっていなかったのです

 

「今、なぜここに生まれ、生きているのか、これからどうすれば良いのか迷ってはいませんか?」

 

...なんで分かるん(ー_ー;)

 

そうなんですよね、普段全く出ないのにキツイときにしか出ないナキサワメさん(辛い時は泣きなさい)とか夜更かしが続いている、巡拝し過ぎている時にしか出ないスクナビコナさん(自分の身体に向き合いリラックスしなさい)なんか本当に、まさに今そうです、って時にしか出なかったりするんです

 

所詮カードじゃん?って思うんですけど、それが3年続けて変わらぬ事実なんです、びっくりですよね

 

そして上に貼った系図を書いて全体の見直しと付け足しを終えてこのあとがきを書いたところで夕方にアップした参拝記事が紀州神社、御祭神は五十猛命、大弥津姫命、柧津姫命、、、

 

待って、マジで何この凄いタイミングの連鎖( ̄▽ ̄;)

 

前も書いたかもしれませんが、神社を参拝すると出来るだけ早めにその神社や御祭神について調べて記事を書き上げる、そして出来るだけ吉日に当てつつバランス良くなるようアップ日を指定していくのです

 

だから今この時も既に来年半ばまでの記事が日付指定で下書きに入っていますが、それから2ヶ月近く経過すると次にどの御祭神を祀る神社が来るなんてことは計算出来ません(面倒なのでする気もありませんw)

 

それがこう見事に絡み合うタイミングで続くとかありえますか?!

 

いやいや、ごめんなさい無理です無理です、この三柱は記紀に出てこないし紀州熊野で林業の神として祀られてて父スサノオと共に新羅に降り立ったけどここはダメだと父スサノオが言うので持ってきた様々な種はそのまま持って日本に来てから撒いたってことしか分かってませんから!!!

 

あ、でも、、、九州から植えていって全国を青山に包まれた国にしたと書いてあった、、、きゅう、、、しゅう、、、九州!?

 

まさ、か、、、実はスサノオが降りたのは九州であって出雲へは息子の代で遠征していた?だから宗像に居たスセリビメとも結婚出来た、そして第一次国譲りに負けた彼らは高千穂から遠い出雲に祀られ、高志国辺りを治めていたタケミナカタは諏訪へ逃れ、、、天孫族が奪ったのは高千穂だった?!

 

そして本州に残ったタカヒコネとニギハヤヒがヤマトを平定していってなんと大和国を建国したので第二次国譲りが発生?!

 

 

...つまり、、、スサノオが九州に邪馬台国を建国し、息子の大国主達は本州を征服していった、やがてスサノオが死んだ時には息子達は遠く本州で苦戦して戻れなかった

 

そして内乱が発生した末に王に祭り上げられたのは前王の血を引く祭祀王タキリビメ、、、つまり卑弥呼?!

 

出雲平定に苦労していたオオクニヌシは父に会うため根の国、つまり海を渡る沖ノ島へ行き、卑弥呼の力を得て!?

 

ニギハヤヒは十種神宝を授けられていたとされるが、ナガスネヒコはそれを持って天孫族だ!と名乗りイワレビコを撃退しようとしたが相手が天孫族だと分かり困惑する

 

待って、相手が天孫族と知らずに天孫族だ!って突然やります? つまりこの話が示すところは、各地を制圧するのにいつも使っていた手段だった!!

 

私の考察では、卑弥呼タキリビメスセリビメは祭祀王後継者ですから三種の神器のようなものを持っていても全く不思議はない、そしてそれを息子に授けていた可能性は十分に考えられます

 

あ!! ちょっと物自体が違いますけどオオナムチは生太刀、生弓矢、天詔琴を根の国から持ち帰ってますよね!! これもまた三種の神器!!

 

 

ちなみに魏志倭人伝には、卑弥呼が亡くなると巨大な墓が作られ、そして男の王が即位するも再び大乱となり、卑弥呼の血を引く女王を即位させて落ち着いたと書かれている

 

タキリビメの血を引く祭祀王、、、シタテルヒメ?!( ºωº )

 

。。。マジか( °_° )

 

 

いや、さすがにそれは(*´ω`*)

 

一族の娘と書かれているけれど親子で言う娘ではなく女性という意味であれば跡継ぎは同じアマテラスの血を引くイチキシマヒメであった可能性はある、そしてイチキシマヒメはチラッとアメノホアカリの妻になったと書かれている

 

アメノホアカリは謎の存在であり、ニニギの父とも兄とも言われ正式名称はなんと 天照国照彦天火明尊 と物凄い名前で呼ばれているばかいか 神 でも 命 でもない 尊 がつけられていることからも大衆に人気のあった神が系譜に組み込まれたという説もあります

 

戻りまして、邪馬台国だけを見てみれば卑弥呼が祭祀王として君臨しており、亡くなると統治王である大国主居た、そして国譲りの大乱が起こり、シタテルヒメorイチキシマヒメを祭祀王として復活させたことで治まったという味方も出来ます

 

実際は国譲りが完結したから、かもしれませんが少なくとも魏から見ればそういうことになります

 

 

国譲りにより祭祀王タキリビメを降りて島を出たであろうスセリビメはどこへ行ったのか、実は隠岐の西ノ島に由良比女神社というのを発見しました、由良比女はスセリビメだそうです

 

ちょっと大きいですが島として根の国を司る事が出来たスセリビメが住むには間違いの無い場所、そしてこれらの島にはスサノオを祀る神社が多く、オオクニヌシコトシロヌシ、も祀られているのです

 

 

うーん、、、恐るべし神の導き

 

 

神様カードのオオクニヌシであとがきを追記したら今度はスサノオの息子たちのヒントに出くわしてここまで来るとは、、、まぁでもふたつみっつに分ける気が無いので長いままの記事でいきます!!

 

 

次の休みは大国主様が祀られる神社へ参拝しに行こう(´・ω・`)

 

 

この考察は記紀を元にした完全な個人的フィクションですが、折角ここまで繋げたのならひとつの話として纏めて書いてみることにしました

 

 

次回 勝手に記紀考察 最終編!