日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

相生の御神木 高尾熊野神社

 

 

どうも、ひのきですm(*_ _)m

 

氷川神社薬王院、そして武蔵陵墓地の参拝を終え帰途についた私は高尾駅

 

来た時と同じ道を帰るつもりだったのですが折角だからと思い出の参道を経て甲州街道を歩く

 

何気無くふとバス停に視線が行く、、、熊野神社前? いや、この辺りに神社なんて、、、あっ!!

 

そうだ!! 町田街道入口の交差点近くに神社があって櫓を組んだ盆踊りなんかも催されてた!! そういえばお祭りの時しか来たことが無かったな...よし行こう!!

 

こちら、熊野神社です
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昔は木造鳥居だった気がするのですがコンクリート造かな?の両部鳥居になっています、そして境内は熊野神社遊園として公園になっています(親子さんが遊んでらっしゃったので鳥居で隠しましたがw ちょっとした遊具があるだけですね)

 

扁額は、、、読めない( ̄▽ ̄;)  熊野社、でしょうかね

 

停留所や地図、八王子の広報などでは 熊野神社 となっているのですが調べると 東浅川熊野社 という名で書かれている方もいるようです

 

西側にお社などが並びます
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いやー、お父さんと小さなお子さん以外だーれも来ない静かな境内は目の前が甲州街道とはいえ静かですが隣が共立女子の学園バス停留所になっているので朝夕に通り掛かるととても賑やかだった記憶があります

 

こちらが御社殿、どうです、立派な...御神木! 社殿と変わらぬほどの太さです
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ご挨拶をすると、、、さぁーーーっ、、、あっ、風をくださるんだ!

 

御由緒等不明となっていますが片倉城主により1368年に創建されたという説のほか紀州より諸国行脚で当地を訪れた老夫婦により奉斎したという説もあるそうで御祭神は伊邪那岐命とされています

 

熊野神社も本当に難しい、熊野権現として若一王子などの十二所権現が祀られ様々な習合もあって一言では表せません( ̄▽ ̄;)

 

が、熊野さん=八咫烏のイメージは強くありますね(*´ω`*)

 

そしてこちらの御神木が凄い、、、というか、、、

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この根っこ?! ここだけ ぐねっ と地上に露出して綺麗にまた潜っている、この回りには飛び出ている根っこが無いという
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いやー、しかしこの太さ凄いな、、、と思っていたらなんと欅と樫が一体となった相生の木なんですね! ここまで美しく融合しているとは凄い
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そして安寧姫と若者の素敵な恋物語(*´ω`*)

 

それが その後二人がどうなったかは定かでない と結ばれるのがなんとも懐かしく、そしてむず痒いw

 

こちらは稲荷社、勿論ご由緒等はわかりません
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境内右手にはこちら、石で組まれた中央に祀られる石祠、手前はやや石橋のような雰囲気、これは市杵島姫命様だろう!! にしてはすっごい破の力というか圧が凄い、、、なんか違う気が、、、

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と思ってご挨拶してしまいましたがなんと実は全く気付かなかったのですが社殿右側面に由緒や御祭神が丁寧に書かれておりました、私が行った時には無かったのかと思いきや外から撮った写真にしっかり白い板が写っておりますw

 

なんで全く気づかなかったんだろう、と思い返せば鳥居を潜り主殿正面からご挨拶して御神木、お稲荷様、そこから真っ直ぐこちらの凄い氣に引っ張られ、後ろの六社様へ、左手を見ることなく再びこちらの凄い氣に引っ張られながら あっ、そろそろ行かなければ と境内を後にしたからでしたw

 

っていうかこの規模の神社としては珍しい、いや、大きな神社でさえ遥拝所ですからやはり非常に珍しいですよね!!

 

その後ろの石祠6社は画像検索で調べた社殿側面の案内によれば右から天満宮、山王社、上の稲荷社、疱瘡神、八坂宮、お杓文字様、石碑の文字は読めません
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さきほどご挨拶した主殿左手のお稲荷様は 下のお稲荷様 と書かれています

 

お杓文字様? と調べてみると昔は付近にぢぢいの森、ばばあの森があってそおちらがお杓文字様と呼ばれていたのだそうで祠に奉納されていた杓文字で飯を盛ると病が治るとされていたのですが中央線と京王線の拡張により森は失われこちらに祀られているそうです

 

ネットで調べるとなぜか神武天皇御祭神の石祠が天満宮だと書かれているようですが、さすがに図的に書かれた境内案内が間違っていることは無いでしょう

 

案内板のお写真は 高尾 熊野神社 で画像検索すれば出てくると思います

 

 

裏手のバスターミナル側から見た本殿はなんと少し飛び出て支柱で支えられています、これも珍しい? その手前には結構な水量の用水路みたいに整備された細い川が流れており、元の地形はもう少し違ったのか川に削り取られた名残なのかもしれません

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いやー、、、御神木も凄かったけどこの祀られ方は思いっきり弁財天様しか無いと思いつつも凄い覇気に気圧されその存在感が凄かった石祠がまさか神武天皇を祀るものだったとは...

 

ちょっと気になるのは、神武天皇御祭神  と、何故か後ろに 御祭神 と書かれているところでしょうか、、、御祭神神武天皇 ならば普通なんですけどね

 

あともうひとつ、案内板の主祭神には 素邪那岐命 と珍しい字が当てられ書かれているのですがその横には読み仮名で いざなみのみこと と書かれていることでしょうか

 

まぁ読み仮名としてはオーダーか看板屋さんが間違っちゃったかもしれませんね(よくある)

 

あ、そう考えると 神武天皇御祭神 というのもひょっとしたらメモ書き的な部分がそのまま書かれてしまった可能性もありますねw

 

いずれにしても、二街道が合わさる交差点の脇に巨大な看板と歩道橋で隠されひっそりと佇む小さな無人社ですが、その御神木の凄さと神武天皇祀祠の迫力、背後を流れる水の氣、、、氷川さんと並び高尾の皆さんが大切に祀り集う理由がよくわかりました(*´ω`*)

 

 

というわけで本当はもっともっとのんびりしたかったのですがやっぱり元地元、第二の故郷は各所でのーんびりしてしまって時間がいくらあっても足りません( ノ∀`)タハー

 

改めて、やっぱり高尾の街は大好きだ\\(*^o^*)////

 

電車を待つ駅のホームから見えるお寺の江戸彼岸桜を久しぶりに眺めることが出来ました、もうすっごく美しいんです(*´ω`*)
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多くの方は高尾山へ行き帰る、高尾駅は通過されると思いますが他にも良いところが隠れていますから是非(*´ω`*)

 

 

そういえばこの左奥には高さ45mもの金色に輝く謎の塔がズドンとありまして、それはもう謎過ぎて私が引っ越して来た時も あれはなんだ、、、新興宗教か?と思いましたし、それが何なのか分かってからも他所から来られた方にはよく あれはなんですか、、、とちょっと警戒するように聞かれましたw

 

写真だけでも撮ればよかったなぁ...と反省したのでご紹介だけでも

 

でも実はとても由緒正しく、1972年に建立されたこちらの霊堂は全国で唯一の労働災害で亡くなった方々、産業殉職者を慰霊する霊堂なのです

 

私は最初地元の方から、高尾の山を切り開いたりした時に事故で無くなった人達を弔う無宗教施設だよ、と教わったのですがそれどころではなく日本全国の方々が対象だったのです

 

引越し当初に怪しい、と感じてしまったのが恥ずかしくなりましたが、堂内には魂を導く日光天地月光の像、そして祭祀室には仏教の釈迦如来阿弥陀如来神道の神殿、そしてキリスト教の祭壇が設けられ、全ての霊位を守る無宗教の天神像がいらっしゃいます

 

また武蔵御陵が近いことから皇族の慰霊も行われ、、実際に皇族もこちらへ参拝されているそうで夏には小規模ながら異例の花火が打ち上げられます

 

高尾に住む人や車窓を気にされる方ならばその存在は必ず目に留まるでしょうがその由緒を知らない人は意外と多いでしょう、東日本大震災などでも業務として人々を救おうとして亡くなられた方、その後の復興作業に従事されて亡くなられた方の中にもこちらへ納骨されている方がいらっしゃるそうです

 

素晴らしいのは、納骨されていれば納骨堂、こちらに納骨されていなくても4種の祭壇から慰霊が出来るのですが遠方の方などは奉賛会に所定の手続きで申し込めば職員様が代理で慰霊してくださるとのこと、しかもそれは無料だそうです(勿論、お花など御供えをお願いする場合は実費負担だそうですが)

 

私には労災で亡くなった身内がおりませんので理解出来るとは申しませんが、もし大切な家族が労災で亡くなった時、同じように亡くなった方と共に今後似たような被害に遭われる方が出ないよう願う事の出来る場所があるというのはやはり心の支えになるかもしれません